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投稿者：浦辺　登　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

個展が著者の地元である福岡市で開催されるとのことで訪ねた。
　未完成ながら、その素材を描く力、色彩、構図に至るまで、天性の才能であるとわかる。
　乳児の頃から、エアに絵をか描いていたと聞き、驚きを通り越して不思議世界の存在を目の当たりにしたようだった。あるがままに、なんの作為もなく、描かれている。
　特に馬については、本人も好きだとのことだが、躍動感あふれる作品から、自然に生態そのままを描ききっている。それでいて、独特の感性から受け止めたものがある。
　その才能の成長過程が描かれた一冊。
　そのプロセスごとに、才能の片りんを見て取れる。よく、観察しているなと思う。
　もう、これは天界が授けた才能としかいえない。
　個展会場に並べられた作品それぞれから、エネルギーが出ている。パワーを貰える。この少女の、どこに尽きることのない情熱があるのだろうか。
　次回、どのような作品集が出るのか、楽しみ。