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紙の本
ラグビーをひもとく 反則でも笛を吹かない理由 (集英社新書)
著者 李 淳【イル】 (著)
「前に投げられない」のも「反則を流す」のも全て意味がある! 公認レフリーの資格を持つ著者が、ラグビーの歴史とゲームの仕組みを丁寧にひもとき、競技の奥深さとワンランク上の観...
ラグビーをひもとく 反則でも笛を吹かない理由 (集英社新書)
ラグビーをひもとく 反則でも笛を吹かない理由
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商品説明
「前に投げられない」のも「反則を流す」のも全て意味がある! 公認レフリーの資格を持つ著者が、ラグビーの歴史とゲームの仕組みを丁寧にひもとき、競技の奥深さとワンランク上の観戦眼を提示する。【「TRC MARC」の商品解説】
公認レフリーの資格を持つ著者が、ラグビーの歴史とゲームの仕組を丁寧にひもとき、競技の奥深さとワンランク上の観戦眼を提示する。入門書でありつつディープな、画期的ラグビー教本!【商品解説】
入門書であり、かつ、ディープ。画期的なラグビー教本の誕生!
なぜ、ボールを前に投げられないのか?
なぜ、反則があっても笛を吹かずに「流す」のか?
公認レフリーの資格を持つ著者が、ゲームの歴史とルールの背景を丁寧にひもとき、
ラグビーの「真髄」に迫る!
【目次】
序章 フットボールとレフリーをひもとく
第1章 オフサイドをひもとく
第2章 スクラムをひもとく
第3章 ラック、モールをひもとく
第4章 タックルをひもとく
第5章 ラインアウトをひもとく
終章 『ラグビー憲章』をひもとく
【主な内容】
・ラグビーはサッカーとの“喧嘩別れ”から生まれた?
・ラグビーの起源は、相手を倒す=タックルの合法化
・ラグビーの基本的発想は「慣習法」
・「アドバンテージ」に込められたラグビーの思想
・「サイド」とは「陣地」である
・「トライ」の本当の意味
・スクラムは整然とした“乱闘”である
・ボールが「出る」には複数の意味がある
・危険なタックルと危険でないタックルの境界線
・創造的なプレーを推奨するのが、ラグビーのルールの理念【本の内容】
著者紹介
李 淳【イル】
- 略歴
- 〈李淳【イル】〉1961年生まれ。フリーライター。関東ラグビーフットボール協会公認レフリー。一般社団法人「ラグビー・レフリー・リサーチ・センター」理事。著書に「もう一人の力道山」「青き闘球部」他。
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紙の本
見巧者になるのは難しい
2017/03/18 17:16
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:木曽の仙人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
見巧者(みごうしゃ、と読みます)という言葉、ご存じでしょうか。特に芝居などの見所をよく知る人のことです。役者の側から言えば大変怖い、大向こうをうならせる、などという言い方もありますが、うなるのが見巧者というわけです。
さてラグビーです。これはなかなか見ていても分かりません。小生文弱の徒ゆえあんな過激なスポーツしたらあっさり病院行きですね。墓場かもしれん。でも好きなんです。新日鐵釜石(鉄は鐵と書くのです)の日本選手権七連覇も見たし、その前には生で近鉄花園ラグビー場まで見に行った。懐かしいです、プロップの洞口さんとかロックの瀬川さんとか、みんな現場で働きながら雪のグランドで鍛えていたんですよねえ。懐旧談は止めます。
ラグビーを見るのは難しいです。テレビ中継ではどうしてもボールの争奪にズームインしがち、展開すれば引きの絵になってもグランド全体の動きまでは映りません。いえ映っていても分からないことは山ほどあります。レフリーがオフサイド!と笛を吹くのはもう藪の中、なんで、どーして、おせえて、教えて・・・とテレビの前で叫んでおります。
その悩みにそれはね、とやさしく教えてくれる先生がとうとう登場しました。ラグビーの試合の中で見ている人が疑問に感じるであろう局面を丁寧かつわかりやすく、さらにこの競技の歴史にまで立ち戻って解説して下さっております。小生すでにラグビー観戦歴四十年といっていいと思いますが、そうか、と膝を打つこと多々、何となく観戦しておられた諸兄姉、是非ともご一読下さい。ご注意申しますが、これからラグビーを見ようという方にはお勧めしません。しばらくわけが分からずご覧になってなんでどーして、という疑問が生じてからお読みになるとよろしいと存じます、と見巧者みたいな偉そうな感想になりました。申し訳ござりませぬ。