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- カテゴリ:一般
- 発売日:2016/08/04
- 出版社: ウェッジ
- サイズ:19cm/203p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86310-168-5
読割 50
紙の本
世界一子どもを育てやすい国にしよう ひと世代で世の中は変わる。子どもの問題は必ず解決できる。
深刻の度合いを深める日本の少子化問題。社会が、子どもを育てる環境をどう整備するのか。子育て安心社会の実現に向けて、ライフネット生命会長・出口治明とフローレンス代表理事・駒...
世界一子どもを育てやすい国にしよう ひと世代で世の中は変わる。子どもの問題は必ず解決できる。
世界一子どもを育てやすい国にしよう
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商品説明
深刻の度合いを深める日本の少子化問題。社会が、子どもを育てる環境をどう整備するのか。子育て安心社会の実現に向けて、ライフネット生命会長・出口治明とフローレンス代表理事・駒崎弘樹が縦横無尽に語り合う。【「TRC MARC」の商品解説】
「保険料を半分にして子育て世代を応援したい」と、出口さん。 「子育てと仕事の両立なんて当たり前の社会をつくりたい」と、駒崎さん。 年の差30歳のふたりが、子育て安心社会の実現に向けて、縦横無尽に語り合った1冊! 現在日本は、少子化や待機児童、産休、育休、復職など、子育てにまつわる様々な問題を抱えています。
解決が難しい問題が山積していますが、ほおっておけば国力低下につながるものばかりです。 そこで、ライフネット生命保険の会長である出口さんと、フローレンス代表理事の駒崎さんに「安心して子育てができる社会にするには何が必要か?」をテーマに、社会の仕組みや仕掛けをどう変えるか、働き方をどう変えるか、幼児教育の重要性、この国をどんな国にしていきたいか、などについて語っていただきました。
また「数字・ファクト・ロジック」を駆使して考えることが非常に重要になるため、図表も多数掲載。 ふたりに共通する思いは、「子育てする人も、そうでない人も、ひとりでも多くの人が幸せに暮らせる社会づくり」に尽きます。
今、自分にできることは何か、個人や社会が一歩前へ進むきっかけとなる1冊です。
――「はじめに」より
僕はもともと少子化問題に興味があり、これまでもさまざまな場面で発信をしてきました。なぜかと言えば、大学を卒業して以来、ずっと生命保険会社に勤めているからです。
生命保険会社は、人に保険を売るのが仕事です。人口が減少すれば、間違いなく生命保険業は衰退します。僕は92年にロンドンに赴任したとき、地元のメディアの取材で「日本の課題は何ですか」と問われて、「一にも二にも人口の減少問題です」と答えた記憶があります。
2006年にライフネット生命を創業したのも、若い世代の所得が低いというファクト(事実)を深刻に受け止め、「保険料を半分にして、安心して赤ちゃんを産み育てる社会をつくりたい」と思ったからでした。加えて歴史が好きなので、歴史的な観点から少子化問題について語ったり、少子化対策に成功したフランスの事例を見るなど、そういった総論をいくらかお話しすることには、やぶさかではありません。
(中 略)
少子化問題は、どんな人にとっても他人事ではありません。
現在、出産や子育てについて悩んでいる多くの人、子育ての終わった人、これから家族を持とうとする若い人や、子どもを持たない人。すべてのみなさんに本書を手に取っていただき、少子化問題のあり方をより具体的に知ることで、日本の将来を大きく左右するこの問題を、一緒に考えていただけたらと願っています。【商品解説】
目次
- はじめに──社会が根底から変わらなければ少子化は止まらない:出口治明
- 第1章 人が生きてきた歴史に学ぼう 保険料を半分にした理由/国民国家が少子化を招く/根拠のない「3歳児神話」 など
- 第2章 社会の仕掛け、仕組みを変えよう フランスに学ぶ「シラク3原則」/本気で未来に投資できるか/フェアな社会をつくる など
- 第3章 働き方を変えていこう 残業好きおじさんは成長の敵/定年を廃止し同一労働同一賃金に/下流老人が量産されないために など
- 第4章 教育こそが人間形成につながる 保育園義務化を/就学前教育が子どもの人生を決める/社会で生きていく武器を与える など
著者紹介
出口 治明
- 略歴
- 〈出口治明〉1948年生まれ。ライフネット生命保険株式会社代表取締役会長。
〈駒崎弘樹〉1979年生まれ。認定NPO法人フローレンス代表理事。
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書店員レビュー
丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年9月号より
書標(ほんのしるべ)さん
保険料を半分にするからそのお金を子育てに使ってもらおうという理念のもと、ライフネット生命をたちあげた出口氏。病児・障害児の保育業を運営する社会起業家の駒崎氏。この2人が日本の子育て問題をメインに、様々なテーマを議論する対談集。
他国の好例も多数とりあげ、政治が変わってトップが本気になれば、すぐにでも状況が改善されるはずだという熱い思いが伝わってくる内容。出生率が上昇すれば、労働力も確保され、経済も安定する。あらゆる面で好循環が期待できることがデータの上でもよくわかる。