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商品説明
かつて長く北京に住んだ橋川時雄による、中国(民国)の学術界の人物やその動向についての記録。一日本人の眼に映じ、心に触れた民国学術界の諸側面を率直に描写した文章を集成する。【「TRC MARC」の商品解説】
本書は、かつて長く北京に住んだ橋川時雄(1894〜1982)が、中国の学術界の人物やその動向について書き留めた文章を集めて一書とする。その中には橋川が戦前期さまざまな雑誌新聞に寄稿したもの以外に、未刊の報告書、また刊行はされたものの極めて限られた範囲内にしか流通しなかったものを含む。多くが新中国成立以前の学術文化と関係していることから、書名を『民國期の學術界』とする。中華民国時期の学術や文化の実情に対しては、今日必ずしも全面的な紹介や評価がなされているわけではない中で、本書は一日本人橋川時雄の眼に映じ、心に触れた民国学術界の諸側面が率直に描写された、民国期の中国学術を研究する上で、重要かつ好資料となるだろう。
<目次>
天津、濟南及長江地方學事視察報告書/『書香』への寄稿/北京史蹟雜話/支那學界の趨勢と北平文化の崩壞/北京文化の再建設/日支文化工作の觀點/北京文學界の現狀/北京の學藝界/江叔海學行記/章太炎謁見紀語/京山李維楨傳考/雜抄二則/支那典籍から見た朝鮮典籍/南社と汪兆銘/昭和九(民國二十三)年度支那文化大事記/昭和十(民國二十四)年一月至八月支那學界大事記/編集後記【商品解説】
収録作品一覧
天津、濟南及長江地方學事視察報告書 | 1−66 | |
---|---|---|
北京の著作界 | 68−73 | |
支那文學愛好者の必讀書 | 73−79 |
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