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紙の本
MATSUMOTO
著者 LF.ボレ (作),フィリップ・ニクルー (画),原 正人 (訳)
1994年6月、とある宗教団体が地方都市・松本で事件を起こし、人々の平穏な日常を混乱に陥れる。だが、それは「リハーサル」に過ぎなかった…。松本サリン事件を描いたバンド・デ...
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商品説明
1994年6月、とある宗教団体が地方都市・松本で事件を起こし、人々の平穏な日常を混乱に陥れる。だが、それは「リハーサル」に過ぎなかった…。松本サリン事件を描いたバンド・デシネ作品。原作者インタビューも収録。【「TRC MARC」の商品解説】
日本のマンガ界が真剣に対峙することを避け続けた「日本犯罪史上最悪の凶悪事件」を、
フランス人の作家がバンド・デシネ作品として描き出した!
事実に着想を得、かつて実在した宗教団体のテロ事件をめぐる真実の物語、その衝撃の問題作が遂に邦訳化!
1994年、日本の小都市松本。
物語の登場人物のひとりである宗教団体の教祖は、30以上の会社を束ねるコンソーシアム代表をも兼ねていた。
しかし、信者たちにとって、彼はヒンドゥー教の神シヴァの生まれ変わりであった。
だが、宗教に名を借りた彼の組織の真の目的は、「ハルマゲドン」を引き起こし、
日本政府を転覆させることであり、組織の実行部隊を指揮する指揮官は、
松本で致死性の神経性ガス兵器の開発を極秘に進めていた。
しかし、松本は彼らの計画の第一歩にしか過ぎなかった。
1年後の1995年3月20日――後に「地下鉄サリン事件」として世に知れわたることになる恐るべき計画。
それは、第二次世界大戦後、日本で起きた犯罪史上、最大最悪のテロ事件として現実のものとなる!
『テラ・アウストラリス(南方大陸)』(Terra Australis)の作者LF・ボレとフィリップ・ニクルーが手を組んで贈る、
想像を絶する事件の真実を後世に伝え、理解のための手がかりを与えてくれる、驚愕のバンド・デシネ作品、迫真のオールカラーで登場!
【巻末特別対談LF・ボレ×切通理作】
巨大な悲劇、サリン事件とは何だったのか!――事件から20数年。
今なお混沌として、さらなる悲劇を繰り返し続ける現代社会への黙示録と化したこの事件の虚実を、気鋭の評論家、切通理作と『MATSUMOTO』原作者、LF・ボレが徹底解明するスペシャルインタビュー&解説を特別収録!
【切通理作プロフィール】
1964年東京都生まれ。文化批評。著書『お前がセカイを殺したいなら』など、映画、コミック、音楽、文学、社会問題とジャンルをクロスオーバーした批評で注目される。
『宮崎駿の<世界>』でサントリー学芸賞受賞。映画雑誌、文芸誌、新聞など幅広いメディアで時評・書評・コラムを執筆している。【商品解説】
著者紹介
LF.ボレ
- 略歴
- (作)LF・ボレ: 1967年オルレアン生まれ。本名はロラン=フレデリック・ボレ。 BD(バンド・デシネ)の原作者でジャーナリスト。 近代オーストラリアの誕生を語った『テラ・アウストラリス(南方大陸)』(Terra Australis)が、 批評家たちから高く評価されアメリゴ・ヴェスプッチ文学賞を受賞。 『デッドライン』(Deadline)、『ⅩⅢミステリー』(XIII Mystery)など 40冊以上の単行本を刊行している。
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よく出来た物語だが当時を知っている人間からは違和感
2020/07/10 11:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たら - この投稿者のレビュー一覧を見る
松本サリン事件を中心にオウムのカルト性をあくまでフィクションとして描いた物語。人々の日常が一気に崩れゆくさまが現実よりはドラマチックに、だが淡々と描かれる。
1995年に発覚するオウム騒動を知っている人間から見ると、感覚的に違うところが多過ぎて話にのめり込めない。アジア的な宗教観も理解されていない。現実のカルトはもっと繊細に、そっと間接的に心を作り替えていく。その恐さがこの漫画では薄れていると思う。
他国の人、またはあの時代を知らない若い人には読み応えがある物語かもしれない。なお絵柄は魅力的だった。