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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/03/01
- 出版社: たばこ総合研究センター
- サイズ:26cm/82p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-88065-409-6
紙の本
談 Speak,Talk,and Think no.108(2017) 〈特集〉おいしいってなに?
味覚と嗜好の生理的メカニズムを縦糸に、食の文化や社会を横糸に、シズルの意味、およびその表現、美味しさの多様性について考える。ほか、書物のフィールドワークも収録。【「TRC...
談 Speak,Talk,and Think no.108(2017) 〈特集〉おいしいってなに?
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商品説明
味覚と嗜好の生理的メカニズムを縦糸に、食の文化や社会を横糸に、シズルの意味、およびその表現、美味しさの多様性について考える。ほか、書物のフィールドワークも収録。【「TRC MARC」の商品解説】
人間は、生きるためだけではなくて楽しむために食べることを始めた。現代社会では、セックスがそうであるように、食べることは本来の意味を離れた快楽の世界を目指す。享楽と快楽のメカニズムがおいしい食を求めてやまない人間の業を示している。一方で、料理を極めるきわめてストイックな食の探求も忘れてはいない。おいしさの快楽と節度や品性を求めるこころは、常に表裏一体なのだ。
味覚と嗜好の生理的メカニズムを縦糸に、食の文化や社会を横糸に、食べることに潜む知の世界、およびその表現の多様さを探求する。【商品解説】
目次
- ・〈味覚の探求〉 コク、この表現ならざるもの
- 伏木亨(龍谷大学教授)
- 脂っこいもの、甘いもの、うんとだしがきいたもの。これらは大人も子どもも誰でもわかるコク。それに比べて、コクも何もないような溶液に対して、あえてコクがあるといってみる。日本人は酒に対して、どこまでもひねているのだ。実際、酒には脂も糖分もだしも、コクの材料はほとんど含まれていない。それはもうコクのイメージというほかない。日本人は、まさにそうした「面影」を、食に見出してきたのだ。
- ・〈食体験の源流〉 記憶のなかの家庭料理…思い出としての〈美味しさ〉
- 阿古真理(ノンフィクションライター、生活史研究家)
- 料理メディアが花開いた昭和から平成の現在まで、雑誌や書籍、まんが、TV番組は「家庭料理」をどのように伝え、どんな食事を描いてきたか。たとえば、昭和前期は、かまどで炊くご飯を中心にした食文化のなかに、新規なるものとして外国料理が広まった時代である。昭和中期は、敗戦によって過去の文化に自信を失った人々が、外国文化を積極的に取り入れた時代である。昭和後期は、家庭料理がより手の込んだものへ向かうと同時に、外食化が進んだ時期である。1990年代は、戦後築き上げた昭和の価値観が崩れていくと同時に、新しい文化が芽吹き始める。2000年以降は、崩壊がさらに進んで新しい現象が起こり、昔の食文化が再発見される。
著者紹介
たばこ総合研究センター
- 略歴
- 龍谷大学教授
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