電子書籍
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
2017/03/17 18:05
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はるにゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルに惹かれて読んでみました。
読んで見ると分かりやすくてしかも、とても考えさせられました。読んでよかったです!
紙の本
ヒュッゲは幸せのタネ!
2018/05/24 14:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tolk - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店の店頭で表紙がかわいくて気に入ったので、手に取りました。
デンマークは行ったことがあり、大好きな国でしたが、さらに大好きになりました。
忙しくて、毎日が慌ただしく過ぎ去ってしまいますが、ヒュッゲを取り入れて、幸せと思えることを増やしていきたいです。
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20171024リクエスト
愛知県立図書館より借受
デンマークって、そういう風習のある国なんだ、と知らないことばかり書いてあった。
デニッシュがとても美味しいとのこと、私も食べたい。カタツムリのシナモンの!
日本に住みこの暮らししか知らない私は、驚き、憧ればかりでした。
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===qte===
『幸せってなんだっけ?』
-世界一幸福な国での「ヒュッゲ」な1年
ヘレン・ラッセル 著
鳴海 深雪 訳
CCCメディアハウス
2017/03 400p 1,850円(税別)
原書:THE YEAR OF LIVING DANISHLY(2015)
1月 ヒュッゲと家ごもり
2月 9時‐5時を忘れる
3月 余暇とデンマーク語
4月 偉大なるデンマーク人と動物たち
5月 伝統、そしてお叱りを受ける
6月 今なお闘う女性たち
7月 バケーションに繰り出そう
8月 子どもたちなら大丈夫!
9月 お肉屋さん、パン屋さん、そして文化の担い手たち
10月 病めるときも健やかなるときも
11月 冬と鬱が来た
12月 税務署員を信じて
クリスマス
エピローグ メイド・イン・デンマーク
デンマーク的に暮らす10のコツ
【要旨】人口570万人ほどの北欧の小国・デンマーク。北海とバルト海に面し
たユトランド半島とその周辺の島々からなる立憲君主国であり、高福祉で国
民の幸福度が高く、2016年の国連世界幸福度報告では世界第1位(2017年は
ノルウェーに次いで2位)に輝いている。また、世界一の玩具メーカー・レ
ゴ、世界一のレストランとして知られるノーマなど、独創性やデザインセン
スの良さで高く評価される国でもある。本書の著者は、夫がレゴに転職する
ために夫婦でデンマークに移住したイギリス人ジャーナリスト。本書では現
地での1年間の生活を描写しつつ、自らの経験やさまざまな専門家や市井の
人々への取材をもとに、デンマークにおける、そして本物の「幸福」とは何
かを探っている。著者は英国版『マリ・クレール』編集部をデンマーク移住
を機に退社。その後『タイムス』など世界中の新聞や雑誌への寄稿、『ガー
ディアン』の特派員など幅広く活躍している。
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●「信頼関係」を大切にすることで人生が楽になる
デンマークはいつも労働時間が一番短い国として取り上げられており、デン
マーク統計局によればデンマーク人は週平均34時間しか働いていないとのこ
と。それに比べて、イギリス人は週平均42・7時間働いている。一日中働いて
余分に稼いだお金を仕事以外の生活分野で使う。つまり料理や掃除、ガーデ
ニング、ワックスがけなどを人にお金を払って頼んでいる。一方デンマーク
人は、たくさん働かない代わりに生活全般のことを全部自分で行っている。
デンマークにはたくさんの世界記録がある。コペンハーゲンにある世界一
のレストラン「ノーマ」、最も信頼できる国、格差を最も許さない国。(※
著者が移住するにあたって)一番魅力的だったのは新しい住まいが地球上で
一番幸せな国になること。(デンマークが世界一となった)国連の「幸福の
指標」には、一人当たりのGDP、平均寿命、汚職のなさ、社会保障の充実、人
生の選択が自由であること、寛容な文化が挙げられている。欧州委員会の幸
��度指標でも40年連続トップの座に君臨している。
デンマークの「幸福の経済学者」と称される、クリスチャン・ビャアンス
コウ氏が思い浮かんだので、早速連絡をとった。「デンマーク人は、物を買
えば幸せになれると思っていません。大型車を買えばその分税金も高く、大
きな家を買えば掃除に時間もかかります」
「それにデンマークには『個人の自由』という強い感覚があります」と、
クリスチャンは言った。進歩的な国として知られるデンマーク。同性婚を認
めた最初の国だ。「他国のように社会的習慣の遵守を強く求められることは
ありません」
「デンマーク人が本当に大切にしているのは信頼関係です。デンマークで
は家族や友人だけを信頼するのではなく、その辺を歩いている人たちをも信
頼しています。人を信頼できれば人生はずっと楽になります」クリスチャン
は言う。
「デンマークの社会保障システムもそれに一役買っていますか?」私は聞
いてみた。「ある程度はそうですね。皆が平等に国から面倒を見てもらって
いるのであれば、不信の原因も少なくなりますから。デンマーク人は自分の
国を寛容で平等、幸せな国として世界に知らしめたいのです。そういった国
の在り方を維持するように努力しているのです」
●「心地よい時間を過ごす」ことを意味する「ヒュッゲ」
(移住した1年目の)今年の目標は「デンマーク的に暮らす」こと。これ
から12カ月間、さまざまな視点からデンマーク人的な生き方を探っていくつ
もりだ。美味しいペストリー(※他国ではデニッシュと呼ばれるパンの一種)
のおかげでドーパミン放出量が高いのだろうか? デンマーク人の幸せの秘
訣を個人的に、かつプロとして追究しよう。こうして幸せ探しのプロジェク
トが始まった。
異文化適応コーチであるペアニレ・シャガーに電話をかけ、私の「幸せプ
ロジェクト」に参加してもらえないかとお願いした。ロンドンから田舎のユ
トランド半島に移り住んだばかりと知って驚いた後、私たちが1月に引っ越
したことを憐れんだ。
「冬にこちらに越してくるのは外国人にはとてもキツイわね。冬はデンマー
クではプライベートな家族の時間なの。皆、家の中に引きこもっているわ」
「皆さん何をしているんでしょう?」「『ヒュッゲ』の最中よ。デンマーク
独自のものね。一言で言えば『心地よい時間を過ごす』という感じかしら。
家にいて、心地よい時間をキャンドルの灯りのもとで過ごす、友達とディナー
をする。ヒュッゲ時間を過ごすとも言うわ」
不動産仲介業者が紹介してくれた物件はどれもスタイリッシュでありなが
らミニマルだった。デンマークのデザイン・ミュージアムの館長アネ=ルイー
セ・ソマは、1920年代から優れたデザインがどのように伝統化してきたのか
を説明してくれた。「デンマークは当時、経済的に後退し、社会は大きな困
難に直面していましたが、当時の政府は国民の健康と幸せに『デザイン』が
重要であると認識していました」
���ンマーク人は時代を先駆けていたようだ。ユニヴァーシティー・カレッ
ジ・ロンドンの研究者がこの現象について2011年に調査を行い、人は何か美
しいものを見ると脳内のドーパミンが刺激され、より幸せな気持ちになるこ
とを検証した(ペストリーと同じ!)。そういった仕組みはデンマークでは
90年以上も前に理解されていた。
●ワークライフバランスとともに「仕事での幸福」を追求
レゴマン(※著者の夫の本書での通称)は新しい仕事に非常に満足してい
た。「イギリスでは仕事の愚痴を言う人が多いけれど、ここでは何も不満は
ないと同僚が皆言っているよ。収入で仕事を選ぶのではなくて、興味がある
ことを仕事にしているのさ。教育費は無料だから誰でも学びたいことを訓練
できる。膨大な税金を支払うのだから、給料がいかに高いかよりも好きなこ
とをしたほうが良いっていう考えなんだ」
そういって彼が聞いてきたデンマーク人の仕事への姿勢を一言で表わせる
言葉「arbejdsglaede」について教えてくれた。直訳すれば「仕事での幸福」
という意味でスカンジナビア人にとって質の良い生き方をするために大事な
ことだ。
アメリカのニュースキャスターのビル・ウィアが数年前、コペンハーゲン
の取材でヤン・ディーオンというごみ回収作業員にインタビューした際にデン
マークの仕事のあり方は世界の称賛を集めた。ヤンはごみ収集の仕事がどれ
ほど好きかを話して聞かせた。1日5時間働けば残りの時間は家族と一緒に家
で過ごしたり、子どもの学校でハンドボールのコーチをしたりできるのだ。
デンマークでは職業で人を判断する人はおらず、日々のごみ回収ルートの中
で友達と会ったり、年配の女性からコーヒーを振る舞われたりしていかに幸
せに過ごしているか、世界に向けて語った。
デンマークでは第2次世界大戦の後、主な産業が農業から工業に取って代
わり、都市部では労働者が不足した。政府は海外から労働者を呼び寄せ、す
べての女性に対して9時から17時までフルタイムで働くように推奨する史上
初の試みを行った。
女性が職に就くということで、子どものケアについて解決策を生み出すこ
とが優先事項となった。労働時間、子どもの世話、出産休暇への対応が標準
化され、仕事と余暇のバランスをとるという考えが定着した。
●世界一の福祉を享受できるから喜んで高い税金を払う
デンマークの社会学者ビャーネ・イプセンに教えてもらった。「デンマー
ク人は趣味を追求できるようなクラブやグループなど何かの集まりが大好き
です」
デンマーク政府は伝統的に趣味のクラブをサポートしており、デンマーク
人の90%以上がクラブのメンバーである。「クラブの一員になれば、コミュ
ニティ生活に加わり、集団への責任感も持てます。これは信頼関係で結ばれ
る社会を発展させるために重要なことです。これは良いことであり、幸せに
もつながっています」
「デンマーク人は高い税金を払っても気にならないのでしょうか?」。税
務官��キム・スプリズボールに聞いてみる。「いいえ。デンマークでは皆、
喜んで税金を払いますよ。世界一の福祉を享受できると知っていますからね。
学校、大学、病院は無料ですし。国民はインフラを理解して、自分たちのお
金の行き先がわかっているのです」
価値があると信じているから制度にお金を払う。高い税金は人を幸せにす
るような副作用も持っている。税金が高いのでOECD諸国の中でもデンマーク
では収入の差が最も少ない。CEOと清掃員の手取りの差は他国のように膨大に
はならないのだ。
コメント: デンマークは、そのまま見習うべき完璧なユートピアではない。
国民の多くが「ヒュッゲ」を実践するという冬季はおそろしく寒く、飲食店
などは閉店しているか、サービスの質が低下する。人口が少ないからこそ成
り立つ社会システムという面もある。ただ、ヒュッゲやデザインに対する考
え方は大いに参考になる。各自が一定の「ヒュッゲ時間」を確保するととも
に、デザインを重視する習慣を持つことはイノベーション創出のプラスにな
り、相互の「信頼」も醸成されるはずだ。日本の場合は政府ではなく民間の
努力が現実的だ。各企業は雇用者に過度の負担を強いない「競争のあり方」
を模索していくべきだろう
===unqte===
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イギリスの高級ファッション誌の編集者が、パートナーの転職で世界一幸福な国と言われるデンマークへ引っ越すこととなったことをきっかけに、自分の生活を見直し、なぜデンマーク国民は幸せなのかを「取材」したもの。著者はロンドンで激務と競争と不眠とストレス発散のためのブランド品の買い物に明け暮れていた人物。それがいきなり言葉も通じない海辺のど田舎で暮らすことになる。することがないので始めた取材を通じ、デンマーク流幸せの秘訣(と、影の部分も)を発見していく。基盤になっているは「高い国民の同質性とそこからくる信頼感」「自立意識が徹底している一方で伝統を非常に重んじること」「年齢も性別も職業も地位も宗教も一切差別しない平等意識」「天気など人の力でどうしようもないことには執着せず、楽しみ方を考える(「悪い天気があるのではなく、悪い服があるのだ」という至言)」など。「働き方改革」など誰かに言われるまでもなく、自分で判断するべきことなのだと改めて思う。「ヒュッゲ」な生活、試してみても良いかも。
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イギリスとデンマーク。デニッシュペストりーと、キャンドルと。冬季鬱、家籠りヒュッゲ。うーん。子供をデンマーク人として育てるのは賢いかも。イギリスは教育費は半端ないからなあ。
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ユニークな国、デンマーク。政治が取り入れていく(私たちから見ると)思い切った制度が、しっかり国民の価値観とマッチして良いバランスが作られているのだろう。
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デンマークの国の様子が分かった。幼児の世話をしてくれる体制が整っていて,母親も働きやすいのだ。レゴマンと呼ばれる夫がとてもチャーミング
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著者がデンマークに引っ越して1年間毎月の顛末をただのエッセイに終わらせず、専門家へのインタビューや調査および近所づきあいを通して客観的に(そして主観的にも)解説していくのが面白い。
しかも12ヶ月後にもまだカルチャーギャップにドン引きしているところが良い。
『人の欲求は5段階あり、下層にある欲求が満たされない限り、次の段階には行けない』(byアメリカの心理学者アブラハム・マズロー)という終盤の話が興味深い。
1段階目:生理的な欲求(食べ物、水、睡眠)
2段階目:安全への欲求(身体の安全、健康、雇用)
3段階目:所属への欲求(友情や愛情)
4段階目:評価への欲求(自身、尊敬)
5段階目:自己実現の欲求(モラルや創造性、問題解決)
著者名で画像検索したらリトル・レッド(後ろ姿)も少し見られるのだがマジ赤毛でほっこりしたw
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世界一幸せな国、子育てしやすい国とよく聞くが、税金はとても高く、30〜50%。だが学校も福祉も無料となればそれでもいいのだろうか?特に冬の寒さは厳しく家ごもりのヒュッゲで乗り切る。言葉も通じない中で過ごすのは厳しそう。
言語を勉強すると脳が活性化する。生涯学習には達成感があり、メンタルヘルスを向上させ、自信に繋がり、目的意識や他の人との繋がりを感じる事ができる。
デンマーク人は多言語を学ぶのが日常らしい。
デンマークでは解剖なども子供の頃から見ている。
動物は単に動物。躾けられていない動物はペットではない。解剖がエンターテイメントでもある。
性的にもとてもおおらかでオープン。離婚率も高い。
デンマークではデンマークの国旗に火をつけてもいいが旗が地面に触れていると戦争が勃発するという意味になる。また、デンマーク国旗以外の掲揚は国家を侵略する行為とみなされる。
冬はとても寒く、外に出る人はいない。日照も少ないので、冬鬱になる人が多い。ビタミンDが不足。
ヒュッゲはデンマーク人の知恵
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興味深いデンマーク。人間として暮らす生活の質と満足度が高いことに羨ましく思うけど、そこまで素直になれない自分は、なじめずに終わりそうで、興味を持つだけで実現はしないと思いながらも、楽しく読んだが、字が小さく、読みごたえがありすぎて、多少はしょったのは否めない。
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ロンドンからデンマークに移住したジャーナリストのデンマークでの一年をつづる。少しヒュッゲに興味があって借りてみた。デンマーク、いいかも
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ヒュッゲ最高!みたいな本かと思いきや、デンマークに移住したイギリス人夫婦のカルチャーショックなど細かく書かれていて、ほかのヒュッゲ本とはちょっとちがう感じでした。イギリスも日本と比べると労働環境はいいかもしれないが、デンマークはそれ以上。日本が北欧とはまた違った意味での幸せを感じる国になるにはまだ遠そうです。変わった切り口でデンマークを知ることができて、面白い本でした。
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「マリー・クレール」の元編集者が、イギリスからデンマークに移住した1年間を書いたエッセイかな。
異文化への反応など、とても面白く読めましたし、デンマークに住みたくなりました。
子育てには最適な環境ですね。ただ、恋愛や結婚に関しては…。
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デンマークは幸福で充実していることばかりが注目されているけれど、それ以外の側面もあるということがわかります。
でも総じて人々が豊かに暮らしていて、自分もこんな生活がしたいと思います。