紙の本
メアリと魔女の花 原作本
2023/01/14 23:25
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投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
親戚の家に預けられた少女メアリが体験した一夜の不思議な冒険の物語。
翻訳はダン・ブラウンのロバートラングドンシリーズで馴染みのある越前敏弥。
序盤ではのんびりと物語が進んでいくのかと思ったが、エンドア大学に行ったあたりからスピード感のある展開でサクサクと進んでいった。
カーチェイスならぬ箒のチェイスは手に汗握る展開でドキドキ。
映像化されているので、機会があれば映画の方も見たいと思う。
児童文学の類故か平易な文章で書かれていて、気軽に読めた。
紙の本
子どもの頃に読みたかった!
2017/11/10 00:05
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投稿者:tommy - この投稿者のレビュー一覧を見る
短いけれど様々な要素が凝縮されていて面白かったです。
長さも内容も、子どもでも十分読めるものだと思うので、ハリーポッターに出会う前の小学生の頃に読みたかったです。
そしたら今よりも何十倍も面白く感じ、何度も何度も読み返したと思います。
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映画の原作だが、赤毛の魔女もでてこないし、映画とは少し違うみたい。とても短い話だったが描写が退屈で、つまらなかった。
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とても素敵な児童文学だと思う。
行きて帰りし物語、古典的な要素もあるし、ナイロンの服とか現代っぽい要素もあって楽しく読める。
子ども時代にこの本と出会える読者がうらやましくなった。
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映画版は鑑賞済み。映画版を見て物足り無さを感じ、原作を読んでみたいと思ったのがきっかけ。自分にとってはあまりピンとくるものはなかった。そういう意味では残念に思う。感想はこんなところです。
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今夏のジブリアニメの原作というので、原作はどんなものかと読んでみた。
作者は元来一般向けのサスペンスや歴史小説を書いていた人。
この物語自体は、「魔法・ネコ・ほうき」という定番の道具を使って組み立てられた子ども向けの冒険譚。とてもムダがなくしかも丁寧な描写で、上質な児童文学といえる。
冒険の範囲を一晩だけ、敵はあやしげな魔法大学1校だけ、に絞ってあるのも子ども向けの構成として上手いと思う。
この一晩の冒険によって、主人公の少女メアリは、大切なもののために戦うことを覚える。「大切なもの」とは、一義的には友となった黒猫のことであるが、動物の命をむやみに弄ぶべきではないという倫理観のことでもあるし、友人を置いて自分だけ助かろうとするのは良くないという道義心の芽生えもあるし、これからまっとうな人生を歩むために必要な課題がたくさん。いかにもジブリが好きそうな物語だ。
あと、「解除の呪文」で「バルス!」を思い出す人は多そう。
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映画をみたから原作もと思って読んでみた。当然、映画とは違う所が多々ある。でも、この長さの割にボリューム感があって、最後の方一気に駆け抜ける感じが面白かった
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(2017.08.01読了)(2017.07.30購入)
映画を見たので、頭の整理のために原作を読んでみました。
登場人物は、ほぼ一緒なのですが、ストーリーをだいぶ変えてあるので、頭の整理にはあまり役に立ちませんでした。
面白さの点では、映画の方の勝ちかなと思います。
旧訳の方の題名は、『小さな魔法のほうき』です。原題が The Little Broomstick ですので、旧訳の方の題名が原題に近いのかなと思います。
新訳の題名は、映画の題名にあわせたのでしょうけど、内容に沿った題名ということになります。主人公の名前がメアリだし、物語のキーになるのが「夜間飛行」と名付けられた花でこの花の力でほうきを飛ばすことができます。そう、魔女の飛び道具を操れるようになるのです。
メアリ・スミス 10歳
ジェニー メアリの姉、15歳
ジェレミー メアリの兄、15歳
シャーロット メアリの大おばさん
マージョリバンクス マーシュバンクス、シャーロットの友達、魔女?
マクレオッド マクラウド、家政婦
コンフューシャス ペキニーズ犬
ゼペディー 庭師
ティブ 黒猫
ギブ 灰色の猫
ダニー・フラナガン 馬房係
マダム・マンブルチューク エンドア大学校長
ドクター・ディー 魔法使い
ピーター 牧師の息子
◆映画と原作の違い
映画は激しい戦闘場面から始まります。戦場からほうきにのって逃げ出す少女が出てきます。少女は追跡を逃れて、逃げおおせたようです。森にほうきが残されています。
この少女は、シャーロット大おばさんだったようです。原作では、マージョリバンクスさんがあてられています。
映画では、魔法の実験で変身させられるのは、ピーターとギブになっていますが、原作では、ティブとギブになっています。
【目次】
1 かわいそうなメアリ ひとりでしくしく
2 夜にざわざわ やってくる
3 じめじめ じとじと とある朝
4 この世の上に そんなに高く
5 木馬にのって 見にいこう
6 どうぞ ようこそ わが家の居間へ
7 おやおや おてんば 魔女さん にやり 油が はねて…
8 ああ もう わたし どうすりゃいいの?
9 ろうそく ともして 行けるかな はいはい もちろん 帰れます 足どり軽く 速ければ
10 どんどん あがって どんどん おりて
11 どこへ行くのか きかずにおれぬ だってその手に ほうきがあるから
12 さあさ 進もう ピーターは行く きつく結んだ 子ネコを連れて
13 小鳥チュンチュン 鐘リンリン シカは駆け足 ぐんぐんぐん
14 おうちへ 帰ろ 旅は おしまい
作者あとがき
訳者あとがき
(2017年8月1日・記)
(「BOOK」データベースより)amazon
夏休みに親元を離れ、田舎で暮らすことになったメアリは、退屈な日々を過ごしていた。ある日、黒ネコのティブと出会い、七年に一度しか咲かない不思議な力をもつ花“夜間飛行”を見つける。庭にあったほうきに、夜間飛行の花の汁がつくと、突然ほうきは空高く舞いあがり、メアリは魔女の学校へと連れていかれ���。少女の成長と、ドキドキハラハラの大冒険を丁寧に描いた魔法ファンタジーの傑作!読みやすい新訳で登場。
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映画を見て、うーん?となったので原作を。
ストーリーの運びは原作のほうがはるかに説得力がある。メアリの子供らしい素直さや正義感、ピーターの前向きさや勇気がとても好ましく、読後感も爽やかです。映画は設定に頼ってた感あるけど、児童文学はやっぱり、設定やストーリーを変に複雑にせず、冒険を経て子供達が成長する様子を描いて欲しい。原作はその期待通りで満足です。
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いなかの大おばさまの家に預けられたメアリ。ふたごのネコの片割れと仲よくなり、魔法の花を見つけて、ホウキに乗って魔法大学に飛んでいく。変身させられた動物たちを助ける。
大人の小説と、子どもの文学。こどもの見方、考え方、そうだったかもって思いました。
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前半は、英国の少女向けに書かれた、古き良き家庭小説といった趣で、主人公の少女が預けられた古いお屋敷の生活が、ゆっくり描写される。
一転して後半は、主人公の一夜限りの魔法学校への侵入と逃走劇に、がらっと趣向が変わり、執筆当時の読者の女の子達が、手に汗握って読んだんだろうなぁと、想像すると楽しい。
スタジオボノックのアニメはまだ観てないが、レンタルも好調みたいだし(勤務先の書店はレンタルDVDも扱ってるのです)、どう料理されてるのか楽しみ。
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映画公開前に読んだ。買ったときはすでに映画のCMや特集が流れていたので、登場人物たちが映画のキャストの声で脳内に再生されて、読みやすかった。文章から伝わるハラハラ感や疾走感が心地よかった。
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メアリが見つけた自分の力。
わくわくする物語で、長さも適当なので、さっと読めた。予想していたのと違ったのは、メアリを助ける存在。大おばさまやその友人ではなく、庭師でもなく、メアリは自分で自分を助ける。牧師館のピーターは仲間として現れるが、サポートでしかなく、メアリは自分の勇気をもって冒険を成功させた。ハリーポッターを読んでいると、メアリが魔法学校に招かれて入学するところで、ここでそれまでの自分やその環境と戦う力を手に入れるのかと思ってしまうけれど、魔法使いや魔女は敵。魔法は身近にあるかもしれないけれど、怖いものでもある、という基本的なところを思い出した。
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映画「メアリと魔女の花」を観たことがないため、この本を購入しました。
児童文学ならではのシンプルなストーリーですが、季節や景色の表現が美しかったです。
前半の、のどかな秋の描写とは打って変わって、後半は緊張感のあふれる場面が多く、展開が早かったので、最後まで退屈することがなく読めました。
謎も散りばめられていて、読み返してやっと「そういう意味だったんだ!」と気付くところも多くて、何度読んでも飽きないと思います。
あとで知ったのですが、映画「メアリと魔女の花」とは結構ストーリーが違うみたいです。
映画版はどこのストーリーを変えたのか知りませんが、映画版の評価を読んだ限りでは、たぶん原作の方が面白いんじゃないかなと思いました。
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内容はそこまで濃くはない。あっさりしてるのでさらっと読みたいときにいいと思う。魔法とかほうきで空を飛ぶとかファンタジーなのでわくわくする