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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2017/06/22
- 出版社: 国書刊行会
- サイズ:21cm/377,12p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-336-06008-2
- 国内送料無料
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商品説明
古典ギリシアの知見から日本を見、仏教者の目でギリシアを読む−。聖和学園短期大学元学長・松田紹典が、古代ギリシアの哲学と宗教を、仏典や和漢の古典と対比させて読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】
古典ギリシア学者にして禅者である聖和学園短期大学元学長・松田紹典。古代ギリシアの知見から日本を見、仏教者の目で古典ギリシアを読み解く、独創的な論考集。
第一部「古典ギリシアの運命観と論法」は、アリストテレスからディオニューソス、エロースそしてデルポイと、取り上げる領域は哲学から神話、伝承と広範に及ぶ。厳密一点張りの論証に信を置かず、救済を約束する声高なことばを怪しみ、古代ギリシアの民衆に潜むさまざまな伝承・祭儀・神話の森に分け入ろうとするのは、それこそが示唆に富む智慧の宝庫だからである。
第二部「古典ギリシアの冥界に見る「蛙の浄土」」では、アリストパネースの喜劇「蛙(バトラコイ)」を扱う。十一章からなる一連の論考は、冥府下りのドラマの背景をなすおびただしい神話・伝承を、ホメーロス、ヘーシオドスといった詩人から、プラトーン、アリストテレスという哲学者、そしてパウサニアスやアポロドロスといった旅行者……と可能な限りの文献を漁り、各地に残る故事来歴を調べ、神殿・彫像に至るまで広く渉猟し、次から次へと話を紡いでいく。
宗教、伝承、哲学と古典ギリシアの文献に遊び、意の赴くままに仏典から漢籍へと渉猟する、学術エッセイ。【商品解説】
目次
- 序文 東北大学大学院文学研究科教授(宗教学) 印度学宗教学会会長 鈴木岩弓
- 凡例
- 第一部 古典ギリシアの運命観と論法
- 一 運命をになうもの
- ――アリストテレスの「人は人を生む」の理解
- 二 説得と二分割法
- ――二分割法を巡る死闘・真理を授ける教育・芝居を見せる説得
- 三 二つのからだのディオニューソス
- ――残酷でしかも慕わしい二重性の神
収録作品一覧
運命をになうもの | 7−20 | |
---|---|---|
説得と二分割法 | 21−46 | |
二つのからだのディオニューソス | 47−62 |
著者紹介
松田 紹典
- 略歴
- 〈松田紹典〉昭和3〜平成13年。山形県生まれ。東北大学文学部大学院卒業。学校法人聖和学園理事長。宝雲山大龍寺十九世妙心準住大仙典和尚禅師。
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