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織田信長という謎の職業が魔法剣士よりチートだったので、王国を作ることにしました 1 (GAノベル)
成人すると神託によって職業が与えられる聖獅子王国。ところが、弱小領主の弟であるアルスロッドが与えられた職業は、なんと〈織田信長〉!? 『小説家になろう』掲載を書籍化。書き...
織田信長という謎の職業が魔法剣士よりチートだったので、王国を作ることにしました 1 (GAノベル)
織田信長という謎の職業が魔法剣士よりチートだったので、王国を作ることにしました
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商品説明
成人すると神託によって職業が与えられる聖獅子王国。ところが、弱小領主の弟であるアルスロッドが与えられた職業は、なんと〈織田信長〉!? 『小説家になろう』掲載を書籍化。書き下ろし短編も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
日間1位、週間1位を獲得! 累計5,000,000PV突破の戦記ファンタジー!
この世界では成人すると、神殿の神託によって「剣士」や「魔法使い」といった『職業』が与えられる。
ところが、弱小領主の弟であるアルスロッドが与えられた職業は――何と「オダノブナガ」! ?
この世界の誰も聞いた事がない、職業かすらも定かではない謎の言葉。
だがそれは、異世界の覇王・織田信長の経験を共有し、しかも戦でも自身や軍隊を強化できるチート職業だった!
「この職業は、覇王として振る舞えば振る舞うほど、俺の力を強化する――! 」
『当たり前だ。早くお前は王になれ』
神殿から授けられた『職業』が運命を変える!
覇道を運命づけられた少年が圧倒的な力と軍略で成り上がる、異世界チート覇王伝! !【商品解説】
著者紹介
森田季節
- 略歴
- 森田 季節(もりた・きせつ) 『ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート』(MF文庫J)にてデビュー。 ほか『伊達エルフ政宗』(GA文庫)、『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』(GAノベル)、『不戦無敵の影殺師』(ガガガ文庫)等。
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電子書籍
戦国時代ファンのなろう読者へ向けられた作品
2017/12/05 20:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:古癒瑠璃 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、レビュータイトル通り戦国時代ファンであり、かつ、なろうに親しんでいる(あるいはそれに類するフォロワーである)人達へ向けられた作品内容となっています。
この作品はファンタジー世界が舞台ではありますが、登場する地名や単語の数々には戦国ファンならば「なるほど」と思うような設定が数多く存在しています。
内容もまた、作品タイトルにあるように「織田信長」のたどった人生に対応するように感じられる数多くのエピソードがちりばめられています。
作者である森田季節は『伊達エルフ政宗』を執筆していたりと、自他共に認める戦国フォロワーであり、戦国時代の要素を活かしながらファンタジー世界と融合させるという作品展開を得意としていらっしゃいます。
織田信長の生きていた時代とどこか雰囲気を共有したファンタジー世界を舞台に展開される作品世界に興味があるのであれば、どうぞご購入いただければと思います。
以下、からはネタバレを含めた評価点の説明に入りますのでご注意ください。
評価点を3点とさせていただいた理由ですが、まず、「織田信長という謎の職業」というタイトルから想像される内容と、実際の内容に乖離があったことがあげられます。
私はてっきり「織田信長」という特殊な職業(RPG世界でいうクラス)を手に入れた主人公が純粋なファンタジー世界で無双していくなろう系作品だと期待していました。
実際に、作品世界では予想の範疇であったとおりRPG的世界を舞台に、託宣のような形で神殿から与えられる「職業」によって能力にバフがかかったり、特殊なスキルを手に入れたりといった形ではありました。
しかし、「織田信長」という職業は「"織田信長"という異世界の英霊を憑依さられることで、覇王としてのアドバイスを貰え、同時に彼が認めた場合には特殊なチートスキルを得られる」といったものでした。
次に、この作品が描写がおさえられた半プロット的な軍記小説に近い描写だったことがあげられます。戦国時代の武将をテーマに描かれた小説作品に触れられた方ならばどことなく察していただけるかとは思いますが、あれらの作品は半分読者へ向けて作者が歴史を説明しながら、武将の人生が描かれていくといった形式を取ります。
この作品も、また、主人公の人生が描かれているのですが戦闘の描写や心理描写、ヒロインとの交流に関しては「ライトノベル」とあれら「歴史小説」の合いの子といった具合に仕上がっており、個人的に物足りなさを感じてしまいました。
挿絵等、ヒロインは魅力的な人物が多く登場しており、また主人公の見せ場である苦境も多く登場しているだけに、戦闘とヒロインの描写が薄いのはことさらに残念に感じられてなりませんでした。
しかし、逆にライトノベルにおけるヒロインの濃密な描写や、固定化された観念によるテンプレートの繰り返し、といった要素は希釈されておりますので、それら要素に抵抗を感じている方にとってはとても読みやすい作品であると感じられました。
世界設定や単語の数々。織田信長の人生とフィードバックする主人公の人生にそれを彩る魅力的なヒロインたち。
面白い点も多々ある作品ではありましたが、評価点3点とした理由は以上となります。
レビューをご覧になられたみなさまの御一助となれましたら幸いに思います。