その「英語」が子どもをダメにする 間違いだらけの早期教育 （青春新書ＩＮＴＥＬＬＩＧＥＮＣＥ）

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どんぐりでは、英語は中学までいらないっていうけれど…
でも周りはやってるのに…
本当にやらなくていいの？本当に悪影響があるの？

と、思っている方がいたらぜひ読んでみてほしい。納得できる内容だと思います。

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子供に英語を習わせる前に読んでほしい本。
私は常々、子供に英語教育は不要だと思っていた。
英語より大切な国語力であり、それが全ての基本だと。
私がなんとなく感じていた英語教育の弊害がとてもわかりやすく記載されていた。やっぱりそうだよねと納得できる内容ばかりであった。
私の周りには、英語が元々話せて海外にいく人なんていない。
行くと決めてから勉強していた。大谷選手もそうである。
やたらとアメリカネイティブに拘る日本人、白人コンプレックスを患う日本人、英語を話せないとグローバル社会で生き残れないと思い、他の能力が何もない日本人。
英語教育を考え直してほしい。

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大変ためになる一冊。あっという間に読み切った。英語の早期教育、英会話重視の風潮が実は害悪であることがよく分かった。英語を学ぶのは日本語をきちんと習得してからで遅くない。日本人として日本語力を磨くこと、EQを高めることの大切さもよく分かった。英語が大事！という世の中に惑わされないようにしようと思った。子どもに英語を学ばせてる親には受け入れがたい内容かもしれないが、読めば考え方が変わると思う。

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子どもに0歳から英語を与えている父親です。幼児英語教育を実践する上で、子どもの成長に弊害があるかもしれないということについての認識はあるけど、何が何にどんな影響があるのだろうかということを知りたくて本書を読みました。
結論としては上記のようなニーズの読者にはあまり参考になりません。というよりもこの時代(2017年著)になってもまだこんな主張してる人いたのかというのが率直な感想です。途中から斜め読みしました。以下自分が思ったことです。
著者の主張は概ね「今の子どもは国語力が低下しているので、英会話なんかやってないで、国語力を磨かせるべきで、それによって学力が上がるし、英語の学習はそれからでいい（というか将来AIで英語いらなくなるから不要）」といったものでしたが、本書全体を通して語られていたことにとても違和感を感じました。
①文法訳読式の授業を推奨していたが何がどういう力がつくのかデータに基づいた科学的根拠が全く示されていないこと、②英語（そもそも英語教育＝英会話としている時点で時代錯誤だが）が母語習得に悪影響だという主張もあったが、これについても科学的根拠が何も示されていないこと、③将来AI翻訳技術の登場で英語はいらなくなるし、日本では英語を喋る必要がないから英語（英会話）を学ばなくていいといった、コスパ主義的な考えで言語を一面的にしか捉えられておらず論じられていること、などなどツッコミどころがたくさんでした。
本書全体を通じて、主張に対する根拠のほとんどが主観的かつ非実証的で、言語に対する考え方も狭量だと自分には感じてしまいました。文法訳読式は知的好奇心をくすぐられるのは著者のような地頭の良い一部の学生だけで、その実は多くの落ちこぼれを量産してきたいわば黒歴史です。また、英語力のニーズはもはや暗号解読のような読解ではなく、読んだり聞いたりしたことを元に自分の考えを伝えることであるため、時代錯誤と言えます。また、外国語の学習については、第二言語習得理論をはじめ、心理言語学、脳科学といった様々な分野で外国語学習が言葉や認知力だけでなく、その他の能力（本書でいうEQ）の向上が報告されています。dos/dontsもおおよそ揃ってきていて攻略本の完成も間近でしょう。さらに、確かに将来英語が不要になったり日本では必要機会が少ないということは確かかもしれませんが（といっても2024年時点の渋谷に行ってみてほしい。もはや外国だ）、外国語学習自体が尊いものです。学力だけではなく、多様な価値観を受容する態度の育成といった人間として大切なことも学ぶことが出来ます。一親としては外国語の学びを通して言葉や文化、考え方、人種の多様性や価値観を受け入れて、相手を尊重しながら自分の考えも臆することなく伝えることができ、正解がない変化の激しいこれからの時代を自ら考えて生きていける大人になってほしいと思っています。ここで語られているほど低次元の考えで親は子どもの教育や将来について考えている訳ではないです（少なくとも自分は）。
このテーマに関しては様々意見があっていいと思います。しかし、書籍という体裁で根拠が示されない中で、このような論じ方を���れているというのが非常に残念です。