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商品説明
コペルニクスはいかにして、そして〈なぜ〉地動説へと辿り着いたのか? コペルニクスの主著「天球回転論」と、彼が太陽中心説の構想を初めて著した未完の論考や書簡を精緻な訳注とともに収録。詳細な訳者解説も掲載。〔「コペルニクス・天球回転論」(1992年刊)の改題拡大増補版〕【「TRC MARC」の商品解説】
〈もしコペルニクスの科学上の「転回」を「革命」と言ってよいとすれば、その革命は静かに始まったのである。革命の喧騒とは無縁に、そして人々の気づかないままに、そしてさらに重要なことに、当人もその帰趨を自覚しないままに、それは始まったのである〉
(「まえがき」より)
1543年、ニコラウス・コペルニクスが地球中心説(天動説)から太陽中心説(地動説)へと理論を革新させた、科学史第一級の古典全6巻をここに完訳。さらにコペルニクスが太陽中心説の構想を初めて著した未刊の論考『コメンタリオルス』、ヨハン・ヴェルナーの著作を批判した書簡を収録し、コペルニクス天文学のすべてを凝集する。
コペルニクスの生きたルネサンス期、天文学は依然としてアリストテレス的な自然哲学に支配されていた。『天球回転論』の出版は、折しも古代の天文学者にして天動説の泰斗・プトレマイオスの理論が復興された時代においてであった。
コペルニクスはいかにして、そしてなぜ地動説へと辿りついたのか? 全篇に付した精緻な訳注、天文学史を古代から〈コペルニクス以後〉まで詳細に綴った訳者解説「コペルニクスと革命」によって明かされる、革命の全貌。【商品解説】
目次
- まえがき
- 旧版へのまえがき
- 第 I 部 天球回転論
- 『天球回転論』解題
- 読者へ この著述の諸仮説について
- カプアの枢機卿ニコラウス・シェーンベルク〔の書簡〕
- 最も聖なる主・教皇パウルス3世宛て回転論諸巻へのニコラウス・コペルニクスの序文
- ニコラウス・コペルニクスの『天球回転論』6巻各章の目次
- 第 I 巻
収録作品一覧
天球回転論 | 1−503 | |
---|---|---|
コメンタリオルス | 505−544 | |
ヴェルナー論駁書簡 | 545−563 |
著者紹介
コペルニクス
- 略歴
- 1946年生まれ。1970年早稲田大学理工学部電気工学科卒業。1979年東京大学大学院理学研究科退学(科学史・科学基礎論専攻)。1990年理学博士(東京大学)。九州大学大学院比較社会文化研究院教授を務め、現在は九州大学名誉教授。著書『科学の世界――その形成と展開』(共著 共立出版 1982)『数学の歴史II――中世の数学』(共著 共立出版 1987)The Medieval Latin Traditions of Euclid’s Catoptrica (Kyushu University Press 1992)『ガリレオの迷宮――自然は数学の言語で書かれているか?』(共立出版 2006)。訳書『ロジャー・ベイコン大著作』(朝日出版社 1980)ディア『知識と経験の革命――科学革命の現場で何が起こったか』(みすず書房 2012)『原典 ルネサンス自然学』(共訳 名古屋大学出版会 2017)コペルニクス『完訳 天球回転論』(みすず書房、2017)ほか。
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