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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/10/27
- 出版社: ベストセラーズ
- サイズ:19cm/351p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-584-13822-9
読割 50
紙の本
北朝鮮の終幕 東アジア裏面史と朝露関係の真実
著者 田中 健之 (著)
北朝鮮はなぜ、自国の国民を飢えさせ、自由を奪い、他国への戦争行為をし続ける国家になったのか? 金正日体制から金正恩体制における現代の北朝鮮について、さらに北朝鮮という国家...
北朝鮮の終幕 東アジア裏面史と朝露関係の真実
北朝鮮の終幕 東アジア裏面史と朝露関係の真実
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商品説明
北朝鮮はなぜ、自国の国民を飢えさせ、自由を奪い、他国への戦争行為をし続ける国家になったのか? 金正日体制から金正恩体制における現代の北朝鮮について、さらに北朝鮮という国家の成立史にその根拠を求めて論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
北朝鮮の本当の敵は中国! 北朝鮮の成立を紐解くキーワードは東学党である!? 玄洋社初代社長、平岡浩太郎氏の曾孫であり、現代ロシア研究で名高い田中氏による緊急出版。【本の内容】
著者紹介
田中 健之
- 略歴
- 〈田中健之〉昭和38年生まれ。福岡市出身。歴史家。岐阜女子大学南アジア研究センター特別研究員、ロシア科学アカデミー東洋学研究所客員研究員。著書に「靖国に祀られざる人々」「横浜中華街」など。
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紙の本
主権国家とは何かと考える。
2017/11/05 10:55
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投稿者:浦辺 登 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「おい、日本よ、いつまで自国の防衛をアメリカに頼っているんだ」
そう言わんばかりに、北朝鮮からのミサイルが飛んでくる。そのたびに、タレントまでもが評論家のようにテレビでコメントを述べる。当然のことながら、誰も、このミサイル防衛に関して、的確な回答はできず、アメリカに頼り切った国防論しか口にしない。
そもそも、この北朝鮮という国の成り立ちについて、明確に解説できる人がいない。秘密のベールに包まれ、実態は不明である。ゆえに、解説できなくとも問題は無い。そう言わんばかり。
しかし、その無責任なコメントの原因はどこにあるかといえば、戦後、日本と朝鮮半島との外交関係の歴史を封印してきたからに他ならない。日本が植民地支配した韓国、朝鮮だからという自虐的な印象操作が大きい。
本書は、そういった曖昧模糊とした現実、歴史を一挙に解明してくれるものだった。1部、2部とで構成されているが、特に2部の歴史については、一般の読者は初めて知る内容ではないだろうか。
歴史教科書の近現代史を読み進むと、日清戦争、日露戦争については日本の「侵略」戦争と記されているものがほとんど。しかしながら、その「侵略」戦争であるという根拠、背景について解説されているものは無い。教育現場の教員じたい、戦後世代であり、戦争を知らない。理解が及ばないから、誤った記述をし、その誤りが何であるかもわからずに、クイズ形式に教育現場で教えることになる。
この書評を書き進んでいるとき、アメリカのトランプ大統領が来日する。その露払いとしてトランプ大統領の補佐官を務める実の娘が来日した。そのテレビでの報道ぶりは、タレントの来日のような扱い。肝心な、訪日の目的について伝えるマスコミが皆無。
表面上、主権国家の様相を呈した日本だが、その実態はアメリカの植民地。そんな日本の体たらくに怒りを覚え、覚醒を求めてのミサイル発射が本音であるとするならば、どうだろうか。
まずは、幕末期、明治期の先人たちが真の主権国家たらんことを求めて、欧米勢力と対峙した歴史を真剣に受け止めるべき。歴史戦、思想戦を戦うためにも、本書は必須。