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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/12/13
- 出版社: 小学館
- サイズ:20cm/461p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-09-379899-0
読割 50
紙の本
宿命の戦記 笹川陽平、ハンセン病制圧の記録
著者 高山文彦 (著)
世界の果てまで薬を届け、虐げられたハンセン病者とともに差別撤廃に挑む、日本財団会長・笹川陽平。彼の世界規模のハンセン病制圧活動に密着取材した、足掛け7年の記録。【「TRC...
宿命の戦記 笹川陽平、ハンセン病制圧の記録
宿命の戦記~笹川陽平、ハンセン病制圧の記録~
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商品説明
世界の果てまで薬を届け、虐げられたハンセン病者とともに差別撤廃に挑む、日本財団会長・笹川陽平。彼の世界規模のハンセン病制圧活動に密着取材した、足掛け7年の記録。【「TRC MARC」の商品解説】
差別にまみれた感染症との果てしない戦い
「右翼の大物」「日本のドン」と差別された笹川良一の三男として生まれ、晩年の彼を支えた笹川陽平(現・日本財団会長)のライフワークが、父の遺志を継いだハンセン病制圧活動だ。
彼は約40年にわたって、「業病」と恐れられてきたこの病気に戦いを挑んできた。世界各地のハンセン病患者の施設に自ら赴き、薬を届け、差別や偏見の撤廃を説く。「制圧」(有病率が1万人あたり1人未満)を達成するための施策を各国の元首と話し合い、実行に導く。こうした活動の継続によって、1980年代から現在までに1600万人を超える人々が治癒し、未制圧国はブラジルを残すのみとなった。
著者は約7年にわたって陽平の「戦い」に密着した。アフリカのジャングルから西太平洋の島国まで、ハンセン病患者や回復者たちが暮らす土地には、深い絶望と、かすかな希望が広がっていた。父の復讐を果たすかのように邁進する陽平の姿を、著者は「いま彼が実現しようとしているのは、ハンセン病差別の撤廃、人間としての権利・尊厳の獲得運動なのである。彼は暗黒の人類史に革命を起こそうとしている」と看破する。
日本人が知らない世界の現実、人間の真実を知るための一冊。
【編集担当からのおすすめ情報】
笹川良一・陽平父子の人生を描いた『宿命の子 笹川一族の神話』(高山文彦・著)もあわせてご高覧ください。【商品解説】
目次
- はじめに
- 第一章 神よ、なぜに見捨て給う インド/ムンバイ、プネ
- 第二章 砂嵐のあとで エジプト/カイロ、アレキサンドリア
- 第三章 風光る国の奥には アフリカ/マラウィ共和国
- 第四章 ピグミーの森、踊る大使 アフリカ/中央アフリカ共和国
- 第五章 ゼロの大地から インド/チャティスガール州ライプール
- 第六章 引き裂かれた母子 ブラジル/リオ・デ・ジャネイロ
- 第七章 愛を乞う者 ロシア/ウクライナ
- 第八章 忘れ得ぬ人びと 中央アジア/西ヨーロッパ/アフリカ
- 第九章 叫びと囁き ブラジル/マットグロッソ州クイアバ
著者紹介
高山文彦
- 略歴
- 〈高山文彦〉1958年宮崎県生まれ。法政大学文学部中退。「火花」で大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞を受賞。ほかの著書に「大津波を生きる」「宿命の子」など。
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