紙の本
読むと自分と向き合える
2022/10/13 23:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本は少数派が生きにくい環境。
子どもをもたない人はもちろん共感し救われる内容だけど、子どもをもつ人にも是非読んでもらいたい。
そして感想を聞いてみたい。
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食い足りない。子どものいない女性へのインタビューも、識者へのインタビューも、浅いと感じた。じれったい感じ。
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前半、子どもを持たない人生を決断した女性達のインタビューが続きますが、
これがかなり重いのです。チーズを一度にたくさん食べたような心持ちになります(わかりにくいかしら)
「子どもを持ちたかったけど持てなかった」という人が多いから(もちろん)
仕方がないのですが、途中で読むのをやめようと思った。
「つらかった、苦しかった、でも受け入れた」という話を聞きたいのではなくて
「子のない人生を選びたいんだけど、それ、後悔したりするのかな?」
という不安を、私は払拭して欲しかったからです。
しかし! 後半の巻き返しはしびれます。
著者、編集者のセンスが光る構成だと思います。
専門家に「子のない人生」について聞いていくのですが
そこには、数々の名言があります。
特に好きなのは、脳科学者が言う
もし子なしハラスメントを受けたら「科学的じゃない、合理的でもない、頭悪すぎ」と見下していい。
というところ。
「子どもを産むかどうかじゃなくて、私の人生をどう生きるかが大事なのでは」
と心の中で思っては
いやいや、そんなことを言っては…と自ら否定していたものですが
この本にとても肯定してもらったような気がします。
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子供のいない人生を選択した、結果的にそうなった女性はマイノリティということで、クローズアップした一冊。
インタビュー部分は本音を読むこともできるけれど、「子どもが居なくても幸せ」「前向きに生きられます」という結論が並んでいると、子どものいない状況は不幸だけど、前向きに生きよう!みたいに言われている気がして、結果的に気が重くなった。
子どもが居ても居なくても幸せだったり不幸せだったりでいいのだけどなぁ、というのが感想。
後半の専門家パート、黒川先生の脳科学部分はとても面白くて、ここを読むだけでも少しすっきりするものがあった。子あり女性、子なし女性、どちらの脳も社会に必要―結果的にこの言葉に一番励まされた。
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子育て関連やママ向けの書籍は数多くあるけれど、まだ数が少ない、子どもがいない人生が確定した女性向けのロールモデルとなる書籍。子どものいない人生を深掘りするため、子どものいない女性達数名のそれぞれのケースについて、意識調査アンケート、各分野の専門家からの見解、人生を好転させるヒントを示した。
どこかで紹介されていて気になって読んでみました。
自分は子どもがいる立場なので、この本の内容は自分が経験し得ないことが詰まっているものでした。
結婚していなかったり子どもがいなかったり、自分とは異なる生き方をしている友達との会話の中で、後々にあれは言い方が悪かったかもしれないとか、こういう考え方や言い方は相手を傷付けてしまったかもしれないと考えることがありました。そんなつもりはなかったにしても、マウントを取ったように思われかねないと気付いた時、こういう本を読んでみたいと思いました。
狭い世界で生きている自分の想像力だけでは限界があるので、この本を読んで良かったと思いました。
専門家の見解も面白くとてもためになったのですが、脳科学者の方のリスクとゲインの見解で、育児時短勤務者の考え方については納得ができませんでした。
子どもを産んだリスクとして、時短勤務を選択することで周りに負担をかけておいて、それを権利だからと平然としていては周りからの信頼を失うというようなことが書いてありました。
子どものいない女性がそれらのリスク(時短勤務者が空けた穴ということでしょう)を負担していると書いてありました。
負担させているのは時短勤務者なので負い目を感じなさいと言っているように思えました。この本を読むのは子どものいない女性が多いと思いますが、彼女らが時短勤務者と同じ職場で働いた時にどう思うだろうかと考えると、嫌な書き方だなと感じました。
これは私の見解ですが、空いた穴を背負わせているのは時短勤務者ではなく会社です。時短勤務者は法や会社の制度を利用しているだけなので、平然としていて当然です。その穴を埋めるための制度を会社が設けていないから、彼女らに負担がかかっているのです。会社をすっ飛ばして個と個の関係性で考えてはいけないと思います。
他人の権利や生き方に対して、申し訳なさそうにしろ、下手に出ろという社会ではなく、どんな選択や権利もその人個人のものなのだと考えられる余裕のある成熟した社会であってほしいと願うため、細かい箇所ですが指摘させていただきます。
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様々な事情で子どものいない女性の側に立ち、子どもがいなくても幸せになれますよ、と応援する本。
でも。んー。なんか違う。
この本の中で読んで良かったと思うのは、脳科学者の見解と、医学的に未産(未産って造語?もどうさと)の女性は女性疾患のリスクが高いから気をつけるようにという部分だけで、あとはなんかちょっとズレてるなぁと思った。いや、私がズレてるのかもしれないけど。
子どもを産んでもリスクもあるし大変なこともたくさんあるから、子どもがいるから幸せだとは一概に言えない。…確かにそうだけど、私は、幸せになれる心持ちの人は子どもがいようといまいと幸せだと思う。
子どものありなしで比べる必要も意味もないと思う。
子どものいない女性はマイノリティだとか、いやもうすでにマイノリティではないだとか、分からんこともないけど、マジョリティであるかどうかを気にしてる時点で子どもがいようがいまいがもう幸せじゃないような気がする。などなど。
と、まぁ、辛口なわけだけど、脳科学者のパートは読む価値ありだし、今、子どもを持てないことで悩んでいたり苦しんでいる人にとっては、少しは気持ちが楽になるのかもしれない。需要はある本なのかもしれない。
私も20代後半から30代前半は、子どもを産めないことでしんどい思いをしたし、友人達にも苦しんだ子達がいる。子どもがいても幸せとは限らない、と自分に言い聞かせたこともある。
が、最終的に、出産をし育児をしている女性を尊敬できなければいつまで経っても卑屈なままなのではないかと思う。
どう見られているかを気にしても仕方ない。
私はもっと根本的な幸せを求めたいし、子どものありなしなどの外的要因に自分の幸せを依存したくないなと思う。
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子どもがいない夫婦の場合、遺産は全て配偶者が受け取れるわけではなく、亡くなった側の親兄弟甥姪も相続人となるっていうとこが一番役に立ったかなぁ(実は少し前から知っていたけど)。
遺言書は早くに作成しておいた方がいいね。
子なしとして色々思うことはあるけれど、まず子どもが欲しかったのに授からなかった人たちがやはり一番辛いのでは?と思った。もしその原因が若い時に出産することが難しかったからとかならやはり若くても子どもが産みやすい、結婚しやすい世の中にしなければならないのでは?社会の仕組みを変えなければいけないのでは?と。
……まぁ無理かな。
子ありの人ですら辛いことを強いられる世の中だしね。産めよ増やせよと言っているのにね。
あと、私も脳科学者の人の言い方にはもやっとした。
この人子持ちだよね……?この言い方は、一周回って子なしをバカにしてないか?って思った。(表面上の言い方としては子持ちをバカにしているように聞こえる。いや、どっちかを上げてどっちかを下げて欲しいわけじゃないんだよ!)
子持ちが時短で帰るために子なし(と男性)に負担が……って話も、それは子持ちが悪いのではなくて仕事をきちんと触れない上司、会社、社会の仕組みが悪いわけ。
子なしは子持ちと敵対したいわけではないんだってば!!
こんな人がAIを研究してるのかと思うと……。
このページ数ではどうしても「子どもが欲しかったけれど、授からなかった」立場からの話が多くなるのは仕方がないと思うけれど、「子どもを欲しいとは思えなかったので作りませんでした。結果、割と生きづらいな〜」って話ももっとあればよかったと思います。
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参考になったくだり。
子供を産んだ人と産まない人では脳の仕組みが変わるので、
産んだ人が産まない人に気を使えないのは当たり前。
子供のいない夫婦の場合、遺産は配偶者及び親兄弟になる。
遺書を書くなら早いうちに。
子育てを免除された人生を楽しもう。
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著者のくどうさん自身が子どもを望みながらも持てなかった方。
だから言葉がとても刺さります。
女性13人、男性2人の様々な立場の人のインタビューの中に、きっと心を軽くする生き方や考え方を見つけられると思います。
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✱同じ境遇や信頼できる人に気持ちを吐き出す
「同じ立場の人には本音が言えるし、逆に親しすぎないほうが話しやすいこともある。」
誰にでも胸の内を話せるわけではないけれど、同じ境遇や信頼できる人に気持ちを吐き出す事は"心のデトックス"にもつながる。
✱どれだけ苦しいところにいても、今いる状況で楽しさを見いだすことが大切
子供がいないことが、悪いとか良いとか、正しいとか間違っているということではなく、"この世に生まれてきた限り、誰にでも役目は必ずある"ので、自分の子どもを授かれた人は子育てを一生懸命すればいいし、そうでない人には何かまた別の役目があるはず。
それを見つけることが大事。
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ものは考えよう、とよく言うが、傷や悲しみをそのまま心にとどめておくことも大切。無理にすっぱい葡萄にしてしまうと、価値観が歪んでしまう。私は子供が欲しかった、結婚したかった、という気持ちはそれはそれで大切にとっておく。とはいえ、前を向けるのは自分のチカラだけだから、この人生なりのいいところを見つけて楽しく生きたもん勝ち。
子持ちの友人の愚痴を聞くことで役に立てている実感を持てている独身女性の話がでてきたけど、本人には自覚はないかもしれないが、相当すごいと思う。確かに、ママ同士の方がいろんなマウンティングがある。
まぁ、要は、どんな立場の人にも、それぞれのひとの、いろんな事情があって、いろんな辛さがあるんだ。と同時に、楽しみがあるんだ。
3つの縁ー血縁、地縁、社縁は大切にしたい。家はファーストプレイス、会社はセカンドプレイス、じゃあ、サードプレイスのコミュニティは?趣味?ボランティア??
てゆーか、コミュニティじゃないとだめなの?私はひとりが好きなんだけど!
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同じ著者の同じテーマの本とほぼ同じ内容だった。
唯一こちらにしかない内容で良かったと思ったのは、専門家の見解の部分。
子供を育てた経験がなくても、脳が未成熟なわけではないということ。
子供を産んでいないというだけで、罪悪感や劣等感、敗北感、挫折感、自己否定などネガティブな感情を持ってしまっているけど、別に私が悪いわけじゃないし、劣っているわけでもない。別の形で成長できるし、成熟できる。と、少し自己肯定感を高める考え方ができるようになった。
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私は、結婚したいけど子どもは欲しくないという世間的にマイナーな考えをしてるので、
この本で「産めない」ではなく「産まない」選択をした人の話を知れて良かった。
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子供を持ちたいのか、まだわからないけれど読んでおきたい本だった
望んでも授からないこともあるし、子供を持たない選択肢もあるし、養子をもらうこともできるし、それぞれ違う選択をしたとしてもそれぞれに悩みはあるわけでそれを少しずつ共有できるようになればいいなあと思った。
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産みたかったのに産めない人の苦しみを知ってほしいし、苦しんでいる人は仲間を見つけて楽しく生きてほしい。
不妊治療成功の本は多いが、諦めることを共感できる本は少ない現状が残念。この本のような本がもっとあってもよいと思う。