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紙の本
「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気 (講談社+α文庫)
著者 牧村康正 (著),山田哲久 (著)
日本アニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」の生みの親であるプロデューサー西崎義展は、すべてにおいて「特異な男」だった。彼の波瀾万丈な生涯をたどり、知られざる素顔を描き出す。単行...
「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気 (講談社+α文庫)
「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気
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商品説明
日本アニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」の生みの親であるプロデューサー西崎義展は、すべてにおいて「特異な男」だった。彼の波瀾万丈な生涯をたどり、知られざる素顔を描き出す。単行本未収録のエピソードも満載。〔2015年刊の加筆・修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
日本アニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」が誕生してから40年以上になる。生みの親であるプロデューサー西崎義展(1934ー2010)はすべてにおいて「特異な男」だった。交流をもった者は誰もが彼を「悪党」と評しながらも、そこには深い愛憎が見てとれる。いまや世界の文化である日本アニメを語るうえで無視することができない西崎義展の存在を、その大いなる成功と挫折から綿密に描く初の本格的ノンフィクション
出渕裕(「宇宙戦艦ヤマト2199」総監督)、山崎貴(「SPACE BATTLESHIP ヤマト」監督)ら、ヤマトを見て育った名監督たちの新たな証言!
単行本未収録エピソードを満載した「完全版」文庫がついに出来
「ヤマトがあったから僕はアニメを見続けることができた」――庵野秀明(監督・プロデューサー、2008年・西崎義展との対談より)
日本アニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」が誕生してから40年以上になる。生みの親であるプロデューサー西崎義展(1934ー2010)はすべてにおいて「特異な男」だった。交流をもった者は誰もが彼を「悪党」と評しながらも、そこには深い愛憎が見てとれる。いまや世界の文化である日本アニメを語るうえで無視することができない西崎義展の存在を、その大いなる成功と挫折から綿密に描く初の本格的ノンフィクション
「宇宙戦艦ヤマト」のプロデューサー・西崎義展が、遊泳のため訪れていた小笠原・父島で船上から海へ転落。午後二時五八分、死亡が確認された―。
平成二二(二〇一〇)年一一月七日、その夜半にもたらされた一報に首をかしげる関係者は少なくなかった。
「もしや西崎は消されたのではないか。あの男はそれだけの恨みを買っている」
またたく間に、本気ともブラックジョークともつかぬ他殺説が世間に流布されていった。(「序章」より)【商品解説】
目次
- 序章◎いつ消されてもおかしくない男
- 第一章◎アニメ村の一匹狼
- 図々しい奴/神様・手塚治虫の苦境/虫プロ再建のキーマン/「鉄腕アトム」が残したもの/カレンダービジネスの相棒/神様が激怒した理由/アニメプロデューサー・デビュー/気風の良さと抜け目のなさ/軍資金の蓄え方
- 第二章◎芝居とジャズと歌謡ショー
- 「親父が大嫌い」/軌道定まらず/ショービジネスに馴染む/創価学会と第一期オフィス・アカデミー/命がけの舞台公演/ヨーロッパ逃亡
- 第三章◎ヤマトは一日にして成らず
- 戦艦大和、宇宙へ/テレビ局攻防戦/常識破りの製作指揮/「たっぷり引きで見せろ」/苦戦の処女航海/角川春樹登場
- 第四章◎栄光は我にあり
- 賽は投げられた/ファンクラブが湧き出てきた/8・6歓喜の公開/「さらば宇宙戦艦ヤマト」で東映動画へ/バンダイの救世主/白熱の製作現場/「特攻」は最初に決めていた/歴史的ヒットの果実/広がりゆく波紋
- 第五章◎勝利者のジレンマ
著者紹介
牧村康正
- 略歴
- 1953年、東京都生まれ。立教大学法学部卒業。竹書房入社後、漫画誌、実話誌、書籍編集、映像制作などを担当。映像作品では立川談志の初の落語映像作品を制作。また実話誌編集者として山口組などの裏社会を20年にわたり取材した。同社代表取締役社長を経て、現在フリージャーナリスト。
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すごい一代記だった
2022/01/09 18:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:thethe - この投稿者のレビュー一覧を見る
50代ヤマトファン。ずっと謎だった西崎氏のあれこれが描かれていて頭から尻尾まで脳内で叫びながら読んだ。面白かった、ホント凄かった。
紙の本
創価学会と松本零士の間で
2019/03/30 23:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
西崎義展が山崎正友元弁護士と関係があったのは知っていたから、それで読んだ。西崎義展がどこで民音と接点を持ったのか、よく分からないが民音と当時は創価学会の顧問弁護士であり同時に宮本顕治宅盗聴事件など「山崎軍団」を率いていた山崎正友弁護士とのつながりが出来たのが、西崎義展にして「宇宙戦艦ヤマト」を成功させた一旦だというのが分かる。細井日達法主が西崎のクルーザーに乗ったというぐらいだ。当時の民音の関係者は故人が多いと思うが、秋谷栄之助前会長は現存者なのに取材しなかったのか、それとも西崎が山崎正友に近い人物だから断られたのか。
山崎正友はシーホースで創価学会を恐喝した時に彼が会社経営の素人だったので、ああいう事になったようだ。
松本零士に「監督」という下駄を履かせたから、彼が「『宇宙戦艦ヤマト』は全て俺のもの」と思い込んだようだが、「松本さんには『監督業務といえるほど、仕事をやっていませんから』という謙虚さがなかったと思います」という共著者の証言が引用されている。実際、「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの頃は「銀河鉄道999」などの「松本零士ブーム」と時期が並行しているから、そんな余裕がないだろう。松本零士が「999」や「キャプテン・ハーロック」、「クイーン・エメラルダス」といった自分の作品で何をしようが勝手だが、「宇宙戦艦ヤマト」のような色々な人が制作に当たっているような作品で彼があんな事を主張しだしたら切りがないだろう。槇原敬之との裁判の件といい、松本零士という人物には西崎義展と違う意味で自己中心的な性格なのだろう。
しかし手塚治虫を激怒された事が書かれているが、虫プロと関わっていたような人達が「宇宙戦艦ヤマト」に関わっていたものだ。ある意味皮肉だ。