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紙の本
姦通裁判 18世紀トランシルヴァニアの村の世界 (星海社新書)
著者 秋山 晋吾 (著)
18世紀、ヨーロッパの片隅・トランシルヴァニアの村で起きた、領主の妻・ユディトの姦通事件。その裁判の証言記録を読み解き、近世東欧ヨーロッパの村の生活と人々の価値観を復元し...
姦通裁判 18世紀トランシルヴァニアの村の世界 (星海社新書)
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商品説明
18世紀、ヨーロッパの片隅・トランシルヴァニアの村で起きた、領主の妻・ユディトの姦通事件。その裁判の証言記録を読み解き、近世東欧ヨーロッパの村の生活と人々の価値観を復元し、事件の深層に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
貴族夫人をめぐる愛憎劇から浮かび上がる、近世の村のかたち
一七六五年の夏。ヨーロッパの東のはずれ、トランシルヴァニア侯国のコザールヴァール村で、ある裁判の証人尋問が行われた。原告は領主の一人・イシュトヴァーン。そして被告は彼の妻・ユディト。罪状は「姦通」であった。のべ一〇〇人を超える証人の口から赤裸々に語られるのは、ユディトと間男・アーダームの堂々たる逢瀬、これまでの赤裸々な男性遍歴と子どもたちの出生にまつわる疑念、魔女と媚薬、そして繰り返される暴力……。ユディトは果たして、ただの淫蕩な女だったのか――? 東欧史研究のトップランナーが証言記録を縦横に読み解き、ユディトらを取り巻く近世ヨーロッパの村の暮らしを復元し、事件の深層に迫る。新たな近世史料学入門、ここに誕生!【商品解説】
領主の妻・ユディトの姦通裁判をめぐる証言記録。暴力・媚薬……生々しい記述を通じ、近世トランシルヴァニアの村が見えてくる。【本の内容】
著者紹介
秋山 晋吾
- 略歴
- 東ヨーロッパ史研究者
1971年生まれ。筑波大学国際関係学群卒業、千葉大学大学院社会文化科学研究科修了、博士(文学)。現在、一橋大学大学院社会学研究科教授。17~19世紀のハンガリー・ルーマニアを中心とする東ヨーロッパの社会史研究を専門とする。共著・編著に、『移動がつくる東中欧・バルカン史』(刀水書房、2017年)、『つながりと権力の世界史』(彩流社、2014年)、訳書・監訳書に、グリーン『海賊と商人の地中海』(NTT出版、2014年)、カーザー『ハプスブルク軍政国境の社会史』(学術出版会、2013年)、オーキー『ハプスブルク君主国 1765-1918』(NTT出版、2010年)、サーヴァイ『ハンガリー』(文庫クセジュ、1999年)などがある。
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