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紙の本
骨と墓の考古学 大都市江戸の生活と病 (角川ソフィア文庫)
著者 谷畑 美帆 (著)
再開発が続く都市の下に眠る江戸の骨。それらは、かつてこの町に暮らした近世人の姿をいきいきと物語る。けがや流行り病、食事や性生活、衛生状態や老後の暮らしまで、文献に残らない...
骨と墓の考古学 大都市江戸の生活と病 (角川ソフィア文庫)
骨と墓の考古学 大都市江戸の生活と病
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商品説明
再開発が続く都市の下に眠る江戸の骨。それらは、かつてこの町に暮らした近世人の姿をいきいきと物語る。けがや流行り病、食事や性生活、衛生状態や老後の暮らしまで、文献に残らない歴史を、古病理学が解き明かす。〔「江戸八百八町に骨が舞う」(吉川弘文館 2006年刊)の改題,加筆〕【「TRC MARC」の商品解説】
大都会のビル群の下、眠りつづける無数の骨。考古学者によって掘り起こされた「古人骨」は、かつてこの町に暮らした近世人の姿をいきいきと物語る。町人か侍か。病死か、事故死か、はたまた人柱か。銭や爪、入れ歯など副葬品の意味とは――? けがや流行り病、食事や性生活、衛生状態や老後の暮らしまで、文献に残らない歴史を、科学の力で解き明かす。人骨をみると「わくわくする」という著者が手まねきする、都市古病理学への招待。
*単行本『八百八町に骨が舞う 人骨から解く病気と社会』に加筆、改題し、文庫化したものです。【商品解説】
目次
- はじめに
- 第一章 古人骨からみた江戸八百八町
- 人骨と江戸の町
- 墓と副葬品
- 第二章 骨と墓から何がわかるか
- 将軍の遺体と墓
著者紹介
谷畑 美帆
- 略歴
- 京都市生まれ。明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業、東京藝術大学大学院芸術学科保存科学専攻修了(学術博士)。英国自然史博物館特別研究員などを経て、現在、明治大学黒曜石研究センターにセンター員として所属。著書に、『考古学のための古人骨調査マニュアル』『O脚だったかもしれない縄文人』『コメを食べていなかった?弥生人』がある。
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骨のある人
2018/10/16 08:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うみべ - この投稿者のレビュー一覧を見る
遺跡を掘ると出てくる人骨、訳あって墓の移転などで出てくる人骨。安らかに眠っていたのを起こすようで申し訳ないが、その「人間の化石」と化した彼らのおかげで当時の生活実態から風俗、衛生状態がわかる。遠くイギリスでの話も含めとても興味ある内容だった。特に、かの「エレファント・マン」ことジョセフ・メリックが実在の人物だったとは・・。そしてこの本の著者が女性であることに気づいたのが読んでる途中から。こうした骨を目にすると嫌悪感を示す女性が多い中、なんて骨のある方だこと。