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紙の本
症例でわかる精神病理学
著者 松本 卓也 (著)
症例に即して具体的・実践的に「わかる」精神病理学の入門書。各章の冒頭で「DSM−5」対応の最新の基礎知識を概説し、代表的な立場ごとに主要な学説を網羅。項目ごとに必ず症例を...
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商品説明
症例に即して具体的・実践的に「わかる」精神病理学の入門書。各章の冒頭で「DSM−5」対応の最新の基礎知識を概説し、代表的な立場ごとに主要な学説を網羅。項目ごとに必ず症例を提示する。人名・事項索引付き。【「TRC MARC」の商品解説】
「ドイツ、フランス、そして日本で花開いた精神病理学の遺産を、著者は現代に引き継ごうとしている。入門書でありながら精神病理学の未来を見据えた意欲的な本である。」 ── 木村 敏(京都大学名誉教授)
精神病理学は、ときに難解とか抽象的といったイメージをもたれることがある。けれども本当は、統合失調症、うつ病、認知症、自閉症などの精神障害を「わかりたい」と思う全ての人にとって、大きな助けとなる実践的な営みである。もっとたくさんの人たちに、精神病理学が積み上げてきた叡智を知り、役立ててほしい。本書は、そんな強い思いのもと生まれた入門書である。だれでも読み通すことができるように、次のような工夫が施されている。
・各章を精神障害ごとに分け、冒頭で『DSM-5』対応の最新の基礎知識を概説し、全体の見取り図として学説史などを紹介。
・精神病理学の代表的な考え方――記述精神病理学・現象学的精神病理学・力動精神医学ごとに節を設け、それぞれの主要な学説を網羅。
・かならず症例を提示し、具体的・実践的に解説。
・わからない言葉があれば索引ですぐに確認可能。索引は文中の重要語をひろくカバーし、事典のようにも使える。
このように、精神障害のことをよく知らない読者でも、「自分がいまどこにいるのか」を見失うことなく読み進めていける構成をとり、そして、実践に役立てられるかたちで精神病理学のことが「わかる」記述を徹底した。自信をもって「入門書の決定版」として薦められる、著者渾身の書き下ろし。【商品解説】
目次
- まえがき
- 凡 例
- 第1章 精神病理学とはなにか
- 1.1 精神病理学における「わかる」ことと「わからない」こと
- 1.2 精神病理学の3つの立場
- 1.3 精神障害の分類
- 1.4 本書の構成
- 第2章 統合失調症
著者紹介
松本 卓也
- 略歴
- 〈松本卓也〉1983年高知県生まれ。自治医科大学大学院医学研究科博士課程修了。京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。著書に「享楽社会論」「人はみな妄想する」など。
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2020/10/19 16:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さたはけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
他えば、自閉スペクトラム症の人の記憶が、「データベースの中に格納されているようなもの」という記述に、思い当たるところがあり非常に参考となりました。
今後の仕事に、それぞれの精神障害の症例を参考としたいと思います。