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投稿者:ホンだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自慢話はいいので、もう少し本音が知りたかったです。知りたいことは、読者はそこじゃあなかったとおもうのです。
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エンジェル投資家は、シード~ブリッジラウンドにいて他VCからの投資を見込めないスタートアップに投資する。そして、シードラウンド前には、ただ働き・ブートストラップ・友人や親類縁者・自己資金・インキュベーターのラウンドがある。
よって、プロダクトを走らせている会社だけに投資を受ける価値がある。
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『エンジェル投資家』読んだ。日本とシリコンバレーでエコシステムの成熟度が桁違いということは措いても、無数の体験に裏打ちしたプレイングスタイルはめちゃリアリテイがある。「小さくスタートするのは構わないが、小さく考えてはダメだ」に痺れる。訳が読み易い。
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(シリコンバレーにおける)起業についての本は多く存在するが、本書はエンジェル投資家の視点で語られているという点でそれらとは一線を画している。
エンジェル投資で「稼げる」理由、エンジェル投資家として成功するための心構え、成功する創業者の見抜き方、投資〜利益確定までのプロセス、という順で本書は構成されており、どの箇所も著者の具体的な経験に裏打ちされた著者なりの見解/エピソードで(かつ、著者らしい歯に衣着せぬ物言いで)埋め尽くされている。
著者の主張の多くは実際にエンジェル投資家を目指す(可能性のある)読者を想定したものだが、そうでなくても日常の仕事で役立つような考え方もあった(機会損失、シンジケートによる小口参加、原子ビジネスとビット・ビジネスにおけるスケーリングの速さの違い、経験則の誤り、質問の仕方/掘り下げ方/指示の仕方/断り方、負けた時の対応、マスコミとの関係等)。
また、(シリコンバレーにおける)起業エコシステムやスタートアップ企業の資金調達について詳しくない読者がその概要を掴むにも良いかもしれない。ちょうどHBOのドラマ「シリコンバレー」を視聴しているタイミングだったため、スタートアップ企業の生活への理解を深めることができた。
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起業家と投資家を巡るシリコンバレーの生態系の理解と哲学、そこから日本での今後のエコシステムの発展に想像を膨らませながら読了
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著者、ジェイソン・カラカニスは、ウーバーがまだ500万ドルぐらいの企業価値しかなかった頃に2万5000円を投資し、3億6000万ドルのリターンを得たエンジェル投資家。
本書は、80〜90%が失敗するというスタートアップ企業への投資スタンスを自身の経験から余すところなく伝えている。
一方で、起業家にとっては、投資家の思考回路や判断基準を理解することができ、資金調達時の参考にもなる。
エンジェル投資家のエンジェル投資家たるゆえんとなる貴重な本音にも触れられており、その人間臭さに良い意味でのギャップを感じた。
▼私の会ったエンジェル投資家のほとんどは、戦場に留まりたいがもはや戦うスタミナもエネルギーもない疲れ切った戦士だ。
▼本当は創業者になりたかった。でもなれなかった。映画の統括プロデューサーが、自分は俳優か監督か脚本家だったらよかったのに、と思うように、エンジェル投資家もなにかの一員でいたいのだ。
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著者はスタートアップ企業に投資するエンジェル投資家。
スタートアップ企業投資の90%は失敗するが、残りの内の1社でも場外ホームランになればOK。実際著者はあのウーバーに投資した2万5千ドルが現在価値的には3億ドル!に化けていることで、こんなに大口を叩ける訳である。
・エンジェル投資家が探す経営者は、頭がおかしいとかひどいナルシストだとか言われるようなワイルドカード。優れた創業者はほぼ全員が頑固で、自分のビジョンを行うことに懸命で、他人の感情に全く配慮しない、らしい。なるほど、これは覚えておいたほうが良いだろう。
・資金など潤沢でなくとも良い。1984年当時、著者はDOSベースのPC、IBMjr(私も持っていた。会社から安く譲ってもらった)で週60時間もPCで遊んでいた(私もやりました!コマンドプロンプトとか)のに、マイクロソフトに投資するなんて頭の片隅にも浮かばなかったことを悔やんでいる。1万$位当時でもアルバイトで作れたのに・・・。私だって、誰だって、これだけで大金持ちになれたはず・・・残念。
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VCとエンジェル投資家はほぼ同じだと思っていたのですが、まったくちがうものだと本書を通じて理解した。
本書を読んで、エンジェル投資家という職業を理解し、また自信でもできる可能性を感じた。
一方でこれから起業を目指す人にも、おすすめしたい一冊。
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シリコンバレーの一流投資家が書いただけあって、非常に具体的で説得力がすごい。財務諸表からはほとんど何も分からないスタートアップをどのように評価すればよいかについて非常に詳細かつ具体的なアドバイスが並んでいる。
序文で孫泰蔵氏が、このような一般人向けのエンジェル投資の指南書が出てきたことが、スタートアップ投資会の終わりの始まりを示しているのではないかと書いている。しかし本書でカラカニス氏が語っているスタートアップの評価方法や投資に対する基本的な姿勢は金融の仕組みが変わっても通用する普遍的な手法だと思う。シリコンバレーのようなエコシステムが日本にないから、この手法をそのまま活用できるわけではないというのは同意するところだけれど、ようやく日本でも活況になっているベンチャー投資の世界で上手くやるためのヒントは無数にちりばめられているだろう。
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ためにはなるけど、言うほどか?って感じはする
あいや、読む価値はあると思うけど。ハードシングスとかのほうが100倍ためになる
P320 「なぜ成功したのか」については無数の理論がある。~ランダムな現象であってもなんとかして理論を作り上げようとする。「それはたまたまそうなっている」という事実に向かい合うのが怖いからだ。
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エンジェル投資家
シリコンバレーのことを知りたかったが、エンジェル投資の専門書だったのでサラッとしか読んでない。
今現在の世界のスタートアップの源泉であるシリコンバレーのエコシステムのアーリーステージのダイナミクスを学べる。既にシリコンバレーの終わりの始まりが来ているとも言えるが、ここには不変の真理がある。
創業者やイノベーターは金儲けの道具ではなく、未来を広める伝道師だ。
・エンジェル投資
シリコンバレーにいる必要がある。なぜなら世界の中心だから。1に立地、2に立地、3に立地
エンジェル投資家の第一の仕事は、起業家がスケールの小さい後ろ向きの話に耳を貸さないよう盾になること。
エンジェル投資家はプロラタを要求し、増資後も持分割合を維持できるようにすべき
スタートアップの資金調達ラウンド
1. ただ働き
2. ブートストラップ、顧客がついた
3. 親類縁者ラウンド、縁者からお金を集めて繋いでいる
4. 自己資金調達ラウンド、借金してまでというのは常軌を逸している、家族を危険にさらす、アイデアを磨いて投資家を得るべき
5. インキュベーターラウンド、2.5〜15万ドルの資金を得ている、10%程度の持ち分を渡す
6. シード/エンジェルラウンド
7. ブリッジラウンド、6で資金を使い果たしそうになったが損益分岐点に達しない場合の繋ぎ
8. シリーズA、投資家はプロのVC、取締役派遣。
ツイッターで投資しなかった失敗から、どのプロダクトが成功しそうかなど自分には絶対予測できない。だからどの人間が成功しそうか判断する努力をが必要だった。
創業者の見分け方は、創業者が苦しい時に逃げ出すかどうか、資金を調達するまで動かない創業者はダメ
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ストーリーとしてとても面白かった。日本でもエンジェル投資家が今後増えて、投資のシンジゲートプラットフォームが出てきそうである。ちょっと誤字が多かった。
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エンジェル投資家の考え方、リアルについて、記載された本。個性やその世界観が表れており、面白いとともに、関連した業務を行なっていると大変参考になって良い。
<メモ>
・エンジェル投資家が探しているのは、ワイルドカード。優れた創業者はほぼ全員が頑固で熱狂的なワイルドカード。つまり自分のビジョンを追うことに懸命で他人の感情などには全く注意を払わない人種。
・投資家への重要な4つの質問
1この創業者はなぜこのビジネスを選んだのか
2この創業者はどこまで本気なのか
3この創業者がこのビジネスで成功するチャンスはどのくらいか。人生ではどうか
4成功した時の収益や私へのリターンはどのくらいか
・有能な創業者であるかどうかを図る質問
1競合について教えてください。
2どうやって利益を出しますか。
3顧客にはいくら請求しますか。
4平均的な顧客はいくら使いますか。
5このビジネスが失敗する理由のトップ3を聞かせてください。
→有能な経営者は簡潔に明確に答えられる。曖昧に冗長に的外れな回答、能天気な回答する人は失敗する。
・人は自分に嘘をつき、投資家に嘘をつき、世界に嘘をつくが、事実に関わる嘘(フェイスブックやグーグルのような)と高遠な目標(妄想ともいう)との間には違いがある。全てがうまくいけば後者はうまくいく。
・投資家に月次報告を送らないスタートアップは廃業に追い込まれる。最新状況を投資家に知らせることは創業者にとって絶対条件。
・再投資すべきかのシンプルな指標
売上を上げているならばその後の売上が予測できるはず。ブリッジ資金を提供する場合、その金で何を提供できるか、創業者と率直な会話を行うべき。ゴールと新しい資金でスタートアップがどう変わるのかをプレゼンさせるべき。多くの創業者は機能のデスマーチと呼ばれる状態、すなわち機能を追加すれば現状を打破できると信じている。ほか救世主探し、パートナーパレードなどの症状がある。
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エンジェル投資家って資産家で余剰資金を見返り無しで投資するイメージがあったけど著者はかなりガツガツしててそこがまず意外だった。
これじゃデビル投資家だよね。
内容も無駄で分かりにくい比喩がやたら多くて「結局何が言いたいの?」と突っ込みを入れたくなる場面が多々あった。
スターウォーズフリークなのかオビワンやら何やら特にスターウォーズの比喩がやたら目立ったのには閉口。
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印象に残った記載のメモ。将来的にエンジェル投資家になるような目があるようであれば、借りるのではなく是非購入したい本。
・エンジェル投資家は世界をよりよくする伝道師であること
・エンジェル投資家は創業者に大きくものを考えてもらうための盾になること
・エンジェル投資家とは、プロダクトやビジネスモデルに投資するのではなく人に投資するということ
・エンジェル投資家は自分の使命を熟知し、苦しいときに逃げ出さない創業者を支援し続けること
・エンジェル投資家は常に脱学習し続けなければならないこと
・それぞれの投資についてディールメモを残す
・ビタミンか、鎮痛剤か