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面白い
2023/04/10 08:01
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投稿者:本好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
この文章に出会えただけで、1万5000円の価値を感じた。
これまでにマネー本をたくさん読んできた人であれば、本書には既知の内容も多いはずだ。 それはそれで構わないが、結局はそれらの知識をどのように取捨選択し、どのようにして文脈に溶け込ますことができるのかで著書の力量が決まるのだ。
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投稿者:本好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
「VTS」と「エリートの美意識の鍛え方」を具体的に明かそうとした試みの本です。行間が広いので、1時間もあれば読了します。VTSとは何かをさっと概観したい方には良いかもしれません。
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アート作品の鑑賞の仕方って世の中でいろいろ言われている。
自分の見たまま、感じたまま楽しめばいい。
この絵を描いた背景には、このような出来事があって、だからこんなふうに表現されている。
どこかしらで聞いたことある知識や雰囲気をもとに、ああこの作品なんか惹かれるものがあるなあって感じたりする。
でも、数分後、数日後には絵の内容も自分がそのとき抱いた感情も思い出せないことが多い。
本当に絵を観ていると言えるのだろうか。
1枚の絵に事実として何が描かれていて、それを自分はどう解釈するのか、このことを行なっていないことが実はほとんど。
なぜ好きだと感じたのか。なぜ興味がわかないのか。何が描かれているのか。何を描きたかったのか。自分はどう思うのか。
一つ一つ掘り下げていくことで、自分の中で考えていくことで、絵を知り自分の思考を知ることにつながる。
それを周りの人と共有することで、違う捉え方を得ることができる。
1枚の絵からどれだけのことが想像できるのだろうかと思うと、居ても立っても居られない。
美術館に行ってまずは絵を観て、自分の気持ちがどうなるかを試してみたい。
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観察力、問題解決力の養成訓練、コミニュケーション力を磨くために美術館の絵を使おうという提案をしている本。
対話的鑑賞という手法を用いて事前知識なしで絵画を鑑賞する方法が紹介されている。後半には具体的にどうすれば良いかについて言及しており、なるほどという点が多々あった。
一つは”十秒やそこらで絵画の価値を判断できるものではない、じっくり観察してみよう”ということで、今度試してみようと思う。
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期待値とのギャップ
タイトルで「ジャケ買い」すると時々起きる現象です。
もしかして、「ジャケ買いって何よ?」と思う方々もで始めるのでは!?そもそも「レコード」とか「CD」を買うときの方法ですが、もはやそんなものを買うことすら減ってますよね。本も同じ運命か。。。涙
「ジャケ買い」ジャケット(=表紙)を見て直感的に買う方法
さてさて、本題です。今回の一冊、決して内容が悪いということではないんです。書店でパッとタイトルを見て
「おっ。美術についての本か。最近、こういう系読んでなかったら読もうかな。」
という感覚で手にしたときに「こういうことが書かれているんだろうなあ~。」と期待して買ったけど、違ったということです。
「世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行く」というタイトルから「エリートはなんで美術館に行くんだろう?」という疑問に対して、答えが提示されているんだろうなあ?と期待したのに、実際には「アートの鑑賞法」だったという「期待値とのギャップ」です。笑
「アートって小難しそうだから、取っ付きにくい」というイメージを持っている方に対しては、「ほおほお、そんなふうにしてアート作品を鑑賞すればいいんだな!」という新たな気付きをくれる本ではあります。
がしかし、僕が期待して手に取ったものとは違ったんですね。。。
(美術史を勉強するわけではなく、純粋にアート作品を鑑賞したいなら別に好き嫌いでいいじゃん!というのが僕の考えです。意味が分からないものを解釈しようなんてことも不要。。。笑 じゃー、アートってなによ?と聞かれたら、日常なんだよなあ~。 by近藤的アート論)
ということで、アートを題材に「考える力」を養うことに興味がある方は、是非この本を手にしてみてください!(何だか、このところ連続して「エリート」ネタだな。。。自分から一番程遠いネタ。。。ぷっ)
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絵画を使い、「問い」の力を導き出す
描かれている「事実」を切り出し、「推論」につなげる
左脳から右脳への連携作業 二度手間であることの訓練
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1つの作品あたりおおむね10分以上、純粋に作品を見ることだけに費やします 私たちは、9割以上の情報を目から得ている 見るとは解釈すること 思い起こされる事を言葉にする メトロポリタン美術館は、サイト内で、同館が所蔵するパブリックドメインの作品の40万点分の高精密画をダウンロードできます Googleが行っているGoogleアーツアンドカルチャーでは世界70ヶ国、1,000点を超える美術館の作品を高画質で見られます
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字数も少なく、一気に読み終えた。アート作品への見方が変わります。アート作品と自分の間にうまれる感情等のコミュニケーションが「アート」との事。
早く、美術館に行きたい!
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ビジュアルシンキングストラテジーVTSってのがビジネススクールでも取り上げられてたりするそう。美術品を鑑賞することで、正解のない問題へ答えを出す能力を高めるのだとか。
その手法を簡単に説明し実践させてくれる本で、これから絵を鑑賞する時はちょっと気をつけて見てみようと思った。意外と見てる気になって見えてないことがいっぱいあるし、事実なのか解釈なのかの違いとか、ボヤッと全体を見るだけでなくいろいろ考えて見てみたい。
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新しい時代は、明確な答えが出ない状態に耐え考え抜く力が重要であり、その力を養う為にはアート作品(美術)の鑑賞が必須であるとして、その鑑賞方法を指南します。事実をしっかりと把握して、解釈を膨らますあるいは多彩な視点から解釈をする為の方法論が展開されています。確かにビジネスにも一脈通じる思考力が鍛えられそうですが、一つの作品を10分鑑賞するのはなかなか難しそうです。
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VTSという鑑賞方法の紹介だけで、詳しくは私たちがやってるワークショップで!という感じです。
文字数がやたらと少なくパワーワードが並んでいて目次だけでお腹いっぱいになるザ・自己啓発本。
VTSは知らなかったのでそこは参考になりました。
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もっと読みにくい本かと思いきや、すぐ読み終わりました。
それでいて面白い。
絵を鑑賞するとき
①どんな感じかな
②なんでそう感じたのかな
の2つを意識するだけでも、かなり楽しく鑑賞できるのではないかしら。
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世界のエリートが実践している美術鑑賞法であるヴィジュアル・シンキング・ストラテジーズ(VTS)が紹介されていました。
1)作品名や作者名、解説などを見ずに作品を鑑賞し、自分なりの解釈をする。
2)自分がそのように感じた根拠となる事実を作品の中から探す。
3)そこから見いだせる他の解釈や意味を考える。
アートの解釈に正解はなく、どんな意味を見出すかはその人次第です。
現代社会も正解のない問題があふれています。VTS思考プロセスを繰り返すことで、このような現代社会の問題に取り組む基礎力、明確な答えがない状況で考え抜く、正解がない問いに主体的に取り組む、などのスキルの向上に役に立つ、と作者は主張していました。
1つの事実への解釈も複数成り立ち、どんな事実を取り出し、どう解釈するかで物事の捉え方は変化します。次回美術鑑賞をする時は少し意識してみようと思いました。
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今まで何となく芸術鑑賞は良いという感覚で美術館に行っていたけど、こんなにも自分の可能性を広げる事ができる場なんだということがわかる。
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タイトルの内容にはほとんど触れられず、著者のおこなっているセミナーでの意見を羅列したにすぎない。アートを見ながらワークショップをおこなうというセミナーは経験したことが何度かあり、たしかに著者が述べているような効果についてはよく理解している。このようなセミナーを経験したことのない人にとっては新鮮に映る内容だと思うが、実際に体験した人間にとっては、いまさら感が強い。
自分の体験談から言っても、このようにアートを見ながら自由に意見交換をすることは、ビジネス面でも非常に有用であると考えている。このような経験のない方にとって、本書を読むことで、アートに興味を持つ人が増えると良いと思う。
一人鑑賞はなかなか実践する時間もないのだが、ぜひトライしてみたい手法の一つ。
文中にあるGoogle Art & Cultureの紹介は参考になりました。度々チェックしておきたいサイトの一つになりそうです。