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紙の本
ヒトラーのモデルはアメリカだった 法システムによる「純血の追求」
著者 ジェイムズ・Q.ウィットマン (著),西川 美樹 (訳)
ナチスのニュルンベルク法を生み出したのは、人種主義のリーダー、アメリカの法制度だった−。アメリカがヒトラーのジェノサイド政策に与えた影響を広範な史料から読み解き、アメリカ...
ヒトラーのモデルはアメリカだった 法システムによる「純血の追求」
ヒトラーのモデルはアメリカだった――法システムによる「純血の追求」
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商品説明
ナチスのニュルンベルク法を生み出したのは、人種主義のリーダー、アメリカの法制度だった−。アメリカがヒトラーのジェノサイド政策に与えた影響を広範な史料から読み解き、アメリカに深く根付いた人種主義をあぶりだす。【「TRC MARC」の商品解説】
「本書の目的は、ナチスがニュルンベルク法を考案するさいにアメリカの人種法に着想を求めたという、これまで見落とされていた歴史を紐とくことだ。それにより、この歴史がナチス・ドイツについて、人種主義の近代史について、そしてとりわけこのアメリカという国について私たちに何を語るのか、それを問いかけることにある」(はじめに)
そして本書は、ナチスのニュルンベルク諸法が、市民権、およびセックスと生殖を重視していたことを指摘する。
「アメリカの人種法にはナチスから見て魅力的な面がいくつかあった。とりわけ異人種婚に重罰を科すアメリカの稀有な慣習が「ドイツ人の血と名誉を守るための法」の背景に見てとれる。いっぽう「血の一滴の掟」(ワンドロップルール)といった他の点は、あまりに過酷すぎると驚かれた」(終章)のだった。
法と歴史の狭間から、豊富な史料を駆使して、人種法における世界の「リーダー」たるアメリカ、さらにアメリカそのものに深く根付いた人種主義をあぶりだした、初めての試み。【商品解説】
目次
- はじめに
- 第1章 ナチスの国旗とナチスの市民はいかにつくられたか
- 最初のニュルンベルク法──ニューヨークのユダヤ人とナチスの旗
- 第二のニュルンベルク法──ナチスによる市民の規定
- アメリカ──人種主義的移民法における世界のリーダー
- アメリカの二級市民
- ナチスが穂を継ぐ
- 公民法に向けて──1930年代前半のナチスの政策
- ナチスはアメリカの二級市民に注目した
著者紹介
ジェイムズ・Q.ウィットマン
- 略歴
- 〈ジェイムズ・Q.ウィットマン〉シカゴ大学で精神史のPh.D.を取得。イェール・ロー・スクール比較法および外国法フォード財団教授。専門は比較法、刑法、法制史。著書に「過酷な司法」など。
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