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商品説明
1977年、家族とともに屋久島へ移住した詩人・山尾三省。妻や子供たちのこと、野山で働くこと、自然の恵みを味わうこと…。経済的な勝ち負けや物質的な豊かさに背を向けた暮らしのなかで、日々の思いをつづる。【「TRC MARC」の商品解説】
彼が家族との生活をとおして、伝えてくれたことは、家族とまいにちくらすことが、社会を変えるということだ。土を耕し、いちにち、いちにちをおくるくらしが、いま、まっとうで、あたらしい。
——解説・早川ユミ「あたらしい家族論」より
僕が、住む場所として島を選んだのは、僕自身のためではあるが、同じ程に子供達のためであり、順子のためでもあった。海は必ず、深く善いものを、大人にも子供にも与えてくれる。
——本書より
詩人・山尾三省は1977年、家族とともに屋久島に移住した。本書は、経済的な勝ち負けや物質的な豊かさに背を向けた暮らしのなかで、日々の思いをつづったエッセイ集である。
妻や子供のこと、野山で働くこと、お金のこと、ローカルな社会のこと、自然の恵みを味わうこと、海や友だちを心の底から愛すること。
「嘘のない人間の生活」を求めた詩人のことばは、本当に大切なものは何かと、いまを生きる私たちにやさしく問いかける。(発行=野草社)【商品解説】
目次
- 子供達へ
- 仕事について
- 出会い
- ナシとビーナ
- 誕生日
- 海
- お金について
- 場について
- 木を伐ること
- ツワブキ
著者紹介
山尾 三省
- 略歴
- 〈山尾三省〉1938〜2001年。東京生まれ。早稲田大学文学部西洋哲学科中退。家族とともに屋久島に移住し、耕し、詩作し、祈る暮らしを続けた。著書に「聖老人」「アニミズムという希望」など。
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