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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/12/10
- 出版社: 秋田魁新報社
- サイズ:21×30cm/160p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-87020-405-8
紙の本
RESISTANCE カンボジア屈せざる人々の願い
著者 高橋 智史 (著)
【土門拳賞(第38回)】不条理への怒り、嘆き、叫び−。民主の灯を踏みにじり、独裁に突き進むカンボジアの姿と、それに命を懸けて抗い、人間の尊厳を求め立ち向かい続ける人々を見...
RESISTANCE カンボジア屈せざる人々の願い
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商品説明
【土門拳賞(第38回)】不条理への怒り、嘆き、叫び−。民主の灯を踏みにじり、独裁に突き進むカンボジアの姿と、それに命を懸けて抗い、人間の尊厳を求め立ち向かい続ける人々を見詰め続けた約5年間の記録。銃で撃たれて倒れた人などの写真あり。【「TRC MARC」の商品解説】
第38回土門拳賞の受賞作。フォトジャーナリスト高橋智史さんが15年にわたるカンボジア取材の集大成としてまとめたドキュメンタリーです。強権政治に屈せず闘い続ける人々に寄り添い、急速な経済成長の裏側に潜むカンボジアの現実を突き付けています。
不条理な政策に市民が抗議する現場やデモ行進の最前線で、高橋さんは自身の安全を顧みずに撮影を続けてきました。声を挙げ、祈り、仲間を助け合いながら主張を続ける人々。こうした圧政に抗う人々の姿は写真は通信社を通じて世界に配信され、知られざるカンボジアの現実を伝えてきたことが土門拳賞受賞につながりました。
〇推薦のことば(帯文より)
紛争が続いたカンボジアは、1990年代の和平協定と国連管理下での総選挙を経て、民主主義や人権が尊重される社会になるはずだった。しかし、クーデターや最大野党の解党を経て、1980年代の一党支配が再来した。高橋智史さんは、写真を通して、15年間のカンボジア現代史の最深部を世界に示してくれた。土地収奪事件の被害者であり活動家のテップ・バニーさん、2016年に暗殺されたケム・レイさんの写真の衝撃は無論のこと、圧政に抗う子どもたちや高齢者、花を持ち武装兵士に対峙する女性たちの姿は胸を打つ。そのすべての写真が心に語りかけてくる。
(熊岡路矢氏・日本映画大学特任教授、カンボジア市民フォーラム共同代表)【商品解説】
目次
- プロローグ
- Ⅰ 世界人権DAY
- Ⅱ 土地奪われし人々の闘い
- Ⅲ テップ・バニー 社会正義のための闘い
- Ⅳ 変革の願い―カンボジア救国党の台頭と、そして解党
- Ⅴ 政治評論家ケム・レイ氏の暗殺
- エピローグ 屈せざる人々の肖像
著者紹介
高橋 智史
- 略歴
- フォトジャーナリスト。1981年秋田県秋田市生まれ、日本大学芸術学部写真学科卒。
2003年からカンボジアを中心に東南アジアの社会問題の取材を開始。2007年から約4年間、カンボジアの社会問題や生活、文化、歴史を取材し、秋田魁新報連載「素顔のカンボジア」で発表。現在は、土地の強制収用問題などの人権問題に焦点を当て、Cambodia Daily、CNBC、The Guardianなどの英字メディアを中心に報道写真を発表している。
主な受賞歴は、2013-14年 「国際ジャーナリスト連盟(IFJ)日本賞大賞」、2014年「名取洋之助写真賞」、2016年「三木淳賞奨励賞」、2019年「土門拳賞」など。写真展は、2015年「名取洋之助写真賞 受賞作品写真展」(富士フイルムフォトサロン)、2016年「Borei keila‐土地奪われし女性たちの闘い」(ニコンサロン)、「RESISTANCE カンボジア 屈せざる人々の願い」(オリンパスギャラリー)など。写真集は「湖上の命‐カンボジア・トンレサップの人々‐」(窓社)2013、「素顔のカンボジア」(秋田魁新報社)2014 がある。
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