電子書籍
まもなく本番
2020/12/17 08:21
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投稿者:Kurosuke - この投稿者のレビュー一覧を見る
我が子の受験を控え、購入しました。中学受験を決めてから本番を迎えるまでの物語は各家庭でまちまちだと思いますが、家族みんなで乗り切るということに変わりはありません。
受験が全てではありませんが、受験を通して家族の絆が深まればいいと思います。
受験の有無を含めて、この本は親の心の整理に役立つと思います。
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受験生母なら共感多々
2020/06/22 10:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かにまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学受験生をもつ身の私には、色々な子どもや家庭の状況の物語で、励まされたり、共感したり…で一気に読みました。2月の勝者を読み、おすすめの本とあり、読んでみました。
二月の勝者の方がインパクトと衝撃は大きかったです。
あるあるな事、成功談ばかりじゃない内容で中学受験の実際を垣間見るには良いと思います。
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泣いてしまいそうになった。
中学受験とはなんぞやが短時間でイメージできる漫画。
知り合いのライターさんがおすすめしてて。
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中学受験の経験をマンガ上で追体験させてくれる本。
この本の素晴らしいところは、 受験産業側からでも子供側からでもない、きちんと「子供の幸せ」を願う母親の目線で書かれているところにある。
最も深く感銘を受けたのは「途中で撤退する」選択肢も示されていることであった。とくに親が抱きがちな「とにかく良い中学へ行くことが子供の幸せに繋がる」という価値観のみで突っ走ることが子供の幸せを奪うことがある、ということを親は常に意識しておく必要があるように思う。
また、志望校に受からないという厳しい現実や、それでも中学受験という経験を通して得られるものがある、ということも描かれており、この点も非常に共感できるところである。
私自身は非常に重要なことを得られた。我が子の中学受験を考えている方すべての人に読んでほしい。
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・中学受験をしようと思ったら小3の2月から
・小学生は元気に遊ぶに対する疑問として、インドアでゲームにはまっていたりもする。虫取り網もって野原を駆け回る小学生は幻想。
・小学校のテストが90点以上安定して取れる。宿題をきちんとやる。長時間椅子に座って、先生の話を聞ける。毎日の家庭学習の習慣がついている。親子関係が良好な家庭の子。これらが中学受験向きの子。
・子供は親の夢を叶えるための道具じゃない。受験がすべてじゃない。「幸せ」は他の道にもたくさんあるから。
・テストの結果でで子供を責めることは絶対に言わない方が良い。親としては何か言いたい。そんな時は何があったんだろう。と言い換えてみる。そして、次は講師用か。と一緒に考えるようにして子供を一人ぼっちにしないことが大事。「なぜ」という言葉はうまくいっている時に使ってみる。今回のテストはなんでよかったのか。問い詰めるのではなく、自分自身の成功体験を振り返らせる目的で聞いてみると良い。
・中学受験をしない子が小中学時代にすべきことは、毎日の学習習慣を身につけること。稜ではなく、基礎知識をつけて、納得できるように丁寧に学習を進めることが大事。高校受験のための通塾は中2からでも良いでしょう。ただし、中1の段階では家庭で学習をしっかり見てあげましょう。
・一般的な大手塾では、夏期講習、土日の特訓も含めて大体4年生で60万円、5年生で80万円、6年生で100万円の塾代が年間でかかる。
・受験前に長文を読んでいても内容把握ができないなどの状態は受験うつの可能性が高い。また、「大丈夫?」という声掛けも問いかけた側が安心したいから聞いているだけで、子供にとっては大丈夫でない要素を探し出して不安になってしまうのでNG。子供に話をしてもらって、聞くこと、具体的なアドバイスであれば良いが、いずれにせよ過剰にはしないこと。
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地上波ドラマ化もされて話題沸騰中のマンガ「二月の勝者」の作者、高瀬志帆が漫画を担当し、「日経DUAL」に連載されていた漫画「共働き家族のドタバタ中学受験☆物語」(https://dual.nikkei.com/article/043/22/)をムック化したもの。
連載されていたもののうち、1~4話は無料で閲覧可能です。
1話:https://dual.nikkei.com/article/101/11/
2話:https://dual.nikkei.com/article/101/13/?i_cid=nbpdual_sied_soya_kolist
3話:https://dual.nikkei.com/article/101/23/?i_cid=nbpdual_sied_soya_kolist
4話:https://dual.nikkei.com/article/101/25/?i_cid=nbpdual_sied_soya_kolist
と、少し紹介してみて思ったのですが、個人的にいきなりアウェイ感満載です。
本棚を見てのとおり、普段自分が読む本は小説、コミックス、ゲーム関係が中心で、ノウハウ本や自己啓発本のコーナーは怖くて近寄れません。
「日経BP」社も、「ムック」という形式も、どちらも自分にとって馴染みのないものなのです。
ちなみに、
「日経DUAL」は日経BP社が運営するネットメディア「日経xwoman」の一部で、『20~30代向けの「doors」、働くママ・パパ向けの「DUAL」、40~50代向けの「ARIA」で、各ライフステージでのさまざまな働き方や生き方、本音の詰まった共感ストーリーをお届けします』だそうです(https://woman.nikkei.com/atcl/info/about/)。
また、
「ムック」は、「雑誌と書籍をあわせた性格を持つ刊行物のこと」で、「特徴は大判でビジュアルを重視したことにある」だそうです(Wikipedia 「ムック(出版)」。
新刊が溢れ、陰謀論と似非医学と自己啓発本が汗牛充棟のさまをなし、意識の高い人たちが横溢する実用書コーナーにあったら怖くて探せなかったと思いますが、幸い、自分がよく行く本屋では小学校参考書コーナーにポツンと1冊、肩身が狭そうに並んでいました。
なお、自分が手に取ったのは「新装版」ですが、改訂前の版もまだ店頭に残っているところもあるようです。違いは、「新装版」では以下の内容が収録された付録冊子が削除され、「後日談 ●親たちの心配は続く ~中学受験から2年半後~」が追加されたこと。
この本を手に取ろうと思う方の多くは、学校や塾の公式情報からは伺い知れない生の情報、口コミ的な情報を求めているのだろうと思いますので、別冊冊子は不要でしょう。改訂版をお求めになることをお勧めします。
<特別付録>
公立中高一貫校を大解剖!
公立中高一貫校を知る!
■公立中高一貫校、なぜ人気?倍率は?
■公立中高一貫校の教育、強みは何?
■受検ではどんな問題が出るの?
■いつからどんな受検対策をするといい?
▼人気都立中高一貫校 校長インタビュー
〔小石川〕東大合格2ケタ 理数・国際教育に尽力
〔桜修館〕自主性を大切に、論理力・表現力を学ぶ
〔両 国〕体力・道徳力も重視 総合的な人間力を磨く
〔白 鴎〕日本の伝統文化を継承し、国際社会で花開く
〔立川国際〕帰国生2割 国公立後期まで伸びる学力
〔武 蔵〕国公立大97人合格 探究・協働・貢献の心
2014年の12月から2016年の7月にかけてWebに連載され、2017年3月に最初のムック化、2019年の2月に改訂版が出版されています。
「二月の勝者」はこの漫画の取材を通して中学受験に興味を持った作者が、「ビッグコミックスピリッツ」にテーマを持ち込んで実現した企画だそうです(https://dot.asahi.com/dot/2021090800024.html?page=1)。
自分は「二月の勝者」から入ってこの本にたどり着いたのですが、同じような人でも十分満足できる内容だと思います。
「二月の勝者」との違いは徹頭徹尾家族目線なこと。連載元の読者層を考えれば当然でしょう。「桜花ゼミナール」vs「フェニックス」も、最強最悪のカリスマ塾講師も出てきませんが、それでも十分にドラマチックで、さらに小学校受験を考える年代の子供がいる親にとっては知っておきたい情報が満載です。「二月の勝者」が気に入った人にも、中学受験を意識し始めた人にも、過去に中学受験に挑んだ人にもお勧めです。
さて、肝心のマンガの内容ですが、4組の家族が小学校受験に挑むさまを描きます。それぞれ、
【山吹家・コウタ】→「二月の勝者」武田勇人
・フルタイム共働き家庭、下に弟が1人、本人はカードゲームや漫画が好き。
・中学受験には本人の勉強嫌いに将来の不安を感じた親の意思で参入。
・小6の夏になってもエンジンがかからず、親はやきもき。
【白田家・綾香】→「二月の勝者」(柴田まるみ+前田恋花)÷2
・おとなしい性格で真面目にコツコツやるメガネ女子。
・女子御三家「桜葉学院」志望。
・中学受験は自分から言い出す。小学校の人間関係トラブルが原因。
【青山家・舞】
・習い事で続けてきたバレエが好き。
・学歴コンプレックスを持つ母が決めて中学受験に参入。
・バレエを辞めて受験に専念するが、大きなストレスに。
【赤城家・亮介】→「二月の勝者」島津順
・死別による母子家庭。
・本と理科が大好き、我慢強く思慮深いが、家計を案じて塾も基本コースだけ、受検も都立一貫校だけ。
という感じで「二月の勝者」のキャラクターのストーリーから塾が絡むところを抜くとそのままこの本のマンガになるという感じです。
なお、4家族分のシチュエーションがありますが、「共働き家族のドタバタ中学受験☆物語」というタイトルどおりの山吹コウタ関連のストーリーが多めで、逆に、青山舞や赤城亮介は控えめです。
上に書いたとおり、外連味たっぷりのカリスマ塾講師は登場しませんが、それでも十分に面白いのは、もともと中学受験自体がドラマチックな素材であること(正月に必勝ハチマキ巻いて絶対合格~!って叫ぶのはやっぱりドラマチックですよね?)、微に入り細を穿つ徹底的な取材がリアリティの礎になっていることに加え、
この漫画を描いている時期とまるっきり同じ時期に、わが家の長男が受験生でしたので、男子受験生「あるある」的な描写には、リアルさにかなり自信があります(笑)。男子のお母さんはコウタの様子を見て「うちだけじゃないんだ…!」とホッとしていただけたらと思います(笑)。(https://dual.nikkei.com/article/102/00/?P=2)
と作者の身近に取材対象がいたことも挙げられます。
なるほど、武田勇人には具体的���モデルがいたんですね。リアリティは保証付き。どこか憎めない小学生男子になっているのも納得です。
加えて言えば、素でこれだけ面白い素材に、「過去を引きずっているらしい最強最悪のカリスマ塾講師」というたっぷりの外連味を持ち込んでとてつもないカタルシスを実現した作者の構成力には脱帽します。
ところで、【青山家・舞】以外の3人は、上に書いたとおり「二月の勝者」側にもそれらしいキャラクターが登場しています。
こちら側では受験の結果までが描かれていて、【山吹家・コウタ】と武田勇人はほぼ同様の結果になりそうです。
気になるのが【白田家・綾香】を2で割ったかのような(柴田まるみ+前田恋花)と【赤城家・亮介】よりちょっと我が強い島津順の結果です。それぞれ綾香や亮介のような結果となるのか…。気になって仕方がありません。
いずれにせよ、「二月の勝者」が面白かった人も、ドラマを見て関心を持った人も、「中学受験をしようかな(させようかな)」と思った人も、ご一読をお勧めします。
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中学受験にまつわるいろいろなリアルが描かれていた。どんなにがんばっても落ちることもある現実は辛い。また,受験はゴールではないことが,その後のエピソードでよく表現されている。
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改訂前の本を読みました。
これを読んで、中学受験は生半可な気持ちではできないと思いました。
まず親が思う以上に費用がかかる。毎月の塾代以外に夏期講習や合宿費用、受験料など思っているよりかかる。
親のサポートがかなり必要。こどもの受験に合わせた生活になる。塾への送り迎えにお弁当、勉強の進度スケジュール、採点。塾に行けば勉強は教えてもらって親は何もしなくていいわけではなく、中学受験ではこどもが幼く、スケジューリングできない為、親が勉強を見なければならない。
最後に小学3年生から塾へ行ってがんばっても第一志望に合格できる子は限られる。体力だけでなく、精神的にも親子共々かなり負担がかかる。このマンガを読んで何度か泣きました。
相当な覚悟と、中学受験以外の道も模索し方向転換できることも大事だと思いました。
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子供がそろそろ高学年、ということで、読んでみました。
費用はともかく、受験勉強の並走の親の負荷もものすごいな、と考えたときに、
(もちろん、1番大変なのは本人ですが)
今のところ、本人に「その気がない」のに走らせるのもどうか、と思いました。
もうしばらく、悩みます。
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今の中学受験って正直どんな感じなの?
それが知りたくて読んだ1冊。
一番心に残ったのは、家族が一丸となって取り組む場面。
中学受験という一つの目標に向かって、どの家庭も同じように見えますが、
実際は、さまざまな家庭のスタイルがあることも分かります。
でも、小学生が1人でがんばるには相当ハードルが高いのも中学受験。
親の支えが必要ということも改めて分かりました。
さらに、中学受験はゴールでなく、あくまでスタートラインだというのも
感じることができた1冊です。
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2022年3月22日読了。「二月の勝者」作者による中学受験はじめての保護者に向けた漫画ガイド。中学受験をやるべきか・やらないべきか、どっちなんだい?何から準備していいのかもわからない自分たち家族と子どもの状況は唯一無二ではあるのだけれど、引いて眺めてみると「中学受験あるある」の一つのケースに過ぎないのかもなあ…。「子どもに早期からの勉強漬けは不要、うちは公立中一本でいく!」「所詮子どもの人生、親が過剰に介入する必要ナシ!」と断言できればどんなに気がラクか…そういう親もいるんだろうけどそれはそれで持って産まれた図太い精神と頑固さが必要だし両親とも意見が一致することはまあないんだろうしな。親自身も趣味を持ち、入れ込みすぎないようにすることが大事、どんなに頑張っても落ちることもあるんだからな。
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受験校のパターン別の物語だけでなく、受験そもそもを止めるっていうパターンも描かれているのが良い。後日談もなかなかに面白く。
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内容と対象読者はもうタイトルの通り、中学受験をしようかなと思った親である。
漫画という手に取りやすい形式ながら侮ることなかれ、なかなかに良い本だった。
構成としてはタイプの異なる4つの家族の受験体験記が描かれており、受験によってあり得る様々なシナリオが体験でき、受験に対するイメージが膨らむ。理想論ばかりにも偏らず、悪しきイメージにも偏らず。
また、基本的には子の受験を支える親目線の展開で、仕事との両立や塾弁当の用意等、意外と見落としがちな"受験生の親"生活をリアリティをもって予習できる。
我が家では父親である私が中学受験に関心を持っていて、妻は「まあ、あなたが言うなら」という感じ。
本書を読んでおいてもらって「え!こんなに大変なの?!」という予習をしておいてもらったほうが、後々困らない(受験するにせよしないにせよ)と思うので、次はどのように手に取ってもらうかを画策している。笑