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商品説明
「夜が きらりと光る歯で 李の皮のような空に浮かぶ 月を嚙んだ」 リトアニアとオーストラリアの二国間で活躍するリジア・シュムクーテの、2003年に発行された詩集を訳出。【「TRC MARC」の商品解説】
彼女はとても繊細な風景画家なのだ。勿論見たままの風景ではないことは言うまでもない。彼女の心の目を通して見える風景なのだ。以前シェイマス・ヒーニーの詩を訳していたとき、彼の詩集の表題に、SEEING THINGS というのがあった。「物を見る」と訳したのではなんともならない英語である。「物の本質を見る」とでも訳せばいいのだが、それではなんとなく納まりが悪いので、「物の奥を見る」としてみたことがある。リジアさんの場合もそんな感じではないだろうか。風景 landscape というのではなく、彼女の眼の奥に煌めいた風景 inscape という言葉を使った批評家がいたのを思い出す。その意味では彼女は inscapeの風景画家だと言ってみたい。 (訳者「あとがき」より)【商品解説】
目次
- OCEAN HUM
- SHEETS OF RAIN/PASSING CLOUDS/I EMERGE/CLOSE MY LIPS/I STEP INTO THE SEA/DROWNING/BEFORE THE FINAL DREAM/THE DRUM OF PINES/YOUNG MEN/THE SEA WAILS/THE OLD MAN/SHELL OF SEA/BIRDS CROSS/ONE SEAGULL
- ECHO OF TREES
- I RETURN/MY MOTHER/THE HAZED MARKET PLACE/THE CITY'S EYES/THE UŽUPIS/WHEN BONES IN THE DARK/A DAY VEILED/MY FATHER/THE NIGHT/STARLIGHT/TO MELT OR TO FREEZE/COAL ISLAND/THE GUMS/I DIMINISH
- SUN DOORS
- CHANCE MEETING/I KNEW YOUR VOICE/RED BREAD/EYES IN THE WATER/STALKS OF ACHE/TIME FREEZES/THE GIFT/THE SMILE/A HEAD FULL OF SPACE/WHEN EYES/PETUNIAS/IN MY ABSENCE/YOU SWEEP/NOW THAT WE ARE PARTING/GREENFIELD
- WIND SHEEN
著者紹介
リジア・シュムクーテ
- 略歴
- リジア・シュムクーテはリトアニアのサモギチアに在る小さな村に生まれた。第二次世界大戦後ドイツの難民キャンプで幼少期を過ごし、1949にオーストラリアに移住した。1973―78シカゴのリトアニア言語学院でリトアニアの言語、民話、文学を学び、1977と1987にはリトアニアのヴィルニュス大学夏季言語コースで学んだ。のち西オーストラリアのパースや南オーストラリのアデレイドで栄養士の教授として働いた。退職後リトアニア・オーストラリア両国をまたいで仕事をし、多くの国で活動している。
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