紙の本
すばらしい毎日!ゾウのこどもとおじさんの日々!
2021/02/23 11:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「あたらしい あさというものは
いつだって
けいきのいい あいさつで
むかえてやるものさ」
おじさんはこう言います。
朝陽にむかって
鼻を持ち上げて
「ぶおおおん!」とあいさつ。
はい、ゾウのおじさんです。
アーノルド・ローベルのロングセラー。
かえるくん、がまくんシリーズと一緒に並んでいる一冊。
こちらはゾウのこどもとそのおじさんの物語。
突然、両親がいなくなったゾウのこどもに、
これまた突然あらわれたゾウのおじさん。
おじさんに連れられて、しばらく一緒に暮らすことになりました。
おじさんはいろんなことを教えくれます。
おじさんと一緒にいろんなところにでかけます。
一つひとつに
おじさんのやさしさがあふれています。
ゾウのこどもが両親のことを思い出して悲しくなったら、面白いことで笑わせてくれる。
歌を知らないと言えば、歌まで作ってくれる。
この二人の生活、いつまでも続くものだと思いながら、読み進めていたところ…。
すばらしい毎日!
最後まで読んだら、必ず最初に戻って読み返したくなります。
紙の本
おじさんとの優しい日々
2002/07/13 15:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:塔ノ上 - この投稿者のレビュー一覧を見る
船旅で両親を亡くし、ひとりぼっちになったぞうのぼくのもとに、突然おじさんが現われる。おじさんの家で始まった二人の暮らしを綴った絵本。アーノルドの描くイラストの、瞳の優しさがいい。突然現われたおじさんを前にした、ぼくの心細げな表情や、汽車のなかで、ぼくを気遣うおじさんの優しさが、静かに伝わってくる。ラストの「おじさん ドアを しめる」は少し切ない。始まりから終わりまで、とても静かな優しさに満ちた物語で、忙しく過ぎてゆく日々に、ほっと一息つきたいときに、もう一度この絵本を手にしたいと思う。
投稿元:
レビューを見る
アーノルド・ローベルの作品ですが、全体的に静かな、物悲しい雰囲気が漂っています。
両親が舟の事故でなくなってしまったため、おじさんと暮らすことになった「ぼく」。
としをとった優しいおじさんとの生活で、「ぼく」は何を感じていくのか・・・。
主人公が象、というのがこの物語にぴったりです。
投稿元:
レビューを見る
すごく素敵なお話でした。
船の旅行でおとうさんとおかあさんが行方不明に。
そこに、おじさんがやってきて、
ぼくを連れて一緒に過ごしてくれます。
おじさんとのエピソードを小さな物語にして
いくつもいくつも描かれていますが、
最後はすごく感動的でした。
よくできているお話で、私はとっても気に入りました。
投稿元:
レビューを見る
家にあった絵本
小さい頃の自分は結構本気で
急に来たおじさんを不審者か何かと思ってた…
ごめんねおじさん…大好きだよ……
こんなおじさんいたらいいなぁっていつも思ってた
最後切ない。。
投稿元:
レビューを見る
両親が事故で行方不明のあいだ、おじさんと一緒に暮らす「ぼく」(ぞうなんだけど・・・)
優しいおじさんと仲良く暮らしていたけど、両親が帰ってきます。
また両親と暮らせるんだから、ハッピーエンドのはずなのに、何ともさみしいラスト。
投稿元:
レビューを見る
感情が激しく揺さぶられるような感動ではなく、じわじわと沁みてくるような感動を久々に味わった本。最後、おじさんが数えていた日々のことを想うと、涙なくしては読むことができませんでした。
心を通わせるということの幸せ、大切さ・・・・・私も、子ども達と大切にしたいこと。がまくんシリーズつながりで、お友達に教えてもらった本なのだけれど、本当に読んで良かった。お友達に感謝。
娘は、ずっと静かに聞いていました。いつも最後に一言何か言うのだけれど、何も言わず「お母さん、泣いちゃったね!」とだけ(苦笑)
娘が、私の涙に興味がうつってしまうから、こらえよう、こらえようと思うのだけれど、やっぱり泣かないでいるのは難しい。涙もろいって、読み聞かせに向かないなあ。
投稿元:
レビューを見る
【あらすじ】
両親が行方不明になった象の男の子をなぐさめに、年とったおじさんが訪ねてきました。楽しいことをいっぱい知っている、すてきなおじさん!
【感想】
ぞうのこどものおとうさんとおかあさんが行方不明になって、おじさんが元気づけようといろいろなことをしてくれるその優しさに気持ちがあたたかくなった。そしておじさんの不器用さにも、ぞうの子どもの純粋さにも。最後の方のシーンにはすごく感動した。何度も読みたくなる絵本だと思った。
投稿元:
レビューを見る
がまくんのシリーズが良かったので、
同じ作家の本として読んでみました。
誰にでもある淋しさと、それを包み込む優しさを
強く押し付けてくるわけでもなく、
淡々と描く世界観は通じるものがあります。
投稿元:
レビューを見る
ずいぶん前に、3か月とか前に、読んだと思うんだけど・・・登録するのを忘れてしまっていた。
深くていい本だった。
り。994
5y3m
じ。376
2y8m
投稿元:
レビューを見る
オーソドックスで善良に手作りされたビスケットをいただいたような、読み終わったときのきもち。
この本を読んでいると、優しい時間がそっと流れていきます。
投稿元:
レビューを見る
船旅に出た両親が嵐で行方不明になり、「おじさん」に引き取られることになった象の男の子の話。
優しく、知的で、ユーモアがあり、そして何処か寂しさを感じさせる「おじさん」の姿が印象的。(その佇まいが孤独のせいだとして、それが彼の優しさによるものか、知性によるものか、老いによるものかは分からないけれど)象の男の子との掛け合いのひとつひとつが、詩のように美しく、機知を感じさせる。
出会いの場面にも別れの場面にも、ひとつの激しい言葉も使われず、また結末はハッピーエンドでもあるのに、本を閉じたときはふと涙を誘われるように感じる、不思議な読後感を覚える絵本。
投稿元:
レビューを見る
船旅に出たかあさんととうさんが行方不明になった。ひとりぼっちになったぼくを迎えにきてくれたおじさんの家で、ふたりで過ごした日々の物語。
行方不明になってはいませんが、私も、仕事がら旅の多かった両親の留守を親戚や従業員と待っていた。時には年単位で。
小学生ぐらいのときは、ふと、母を恋しく思う瞬間もあったけど、概ねのびのびと不自由を感じることなく居られたのは、面倒を見てくれた大人たちが分け隔てない態度で愛情を注いでくれたからだと思う。きちんと叱ってもくれた。
中でも、父の末妹である叔母は特別良く面倒を見てくれた。彼女自身、脊椎カリエスで幼い時から体が弱く、親姉兄から守られ可愛がられて育っていたせいか、無邪気で、無尽蔵の愛を持っていて。生後半世紀経とうかという私を未だに子ども扱いしている。
この本のラスト、おじさんがドアを閉める場面で、叔母と別れて両親の元へ帰った日の事を思い出し、どうしても込み上げてしまう。
嬉しそうにいっぱい手をふっちゃってごめんね、きみちゃん。
投稿元:
レビューを見る
優しくて切ない。おじさんがいてよかった。ぴったり一緒に悲しんだり楽しんだりしてくれる大人が。ランプの中から出てきたくもを戻してそっとしておいたおじさんを見て、誰かの願いごとを自分が叶えてあげられることもあるんだなと思う。
投稿元:
レビューを見る
ぞうが鼻で枝にぶら下がったり、雪の上に逆立ちして耳ですべる「ぼくの歌」のところがとてもおもしろかったです。それにピーナツのおふろに入ってるところもおもしろかったです。