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商品説明
古い時代の占星術は月から土星までの7つの天体を使っていた。ある時期から加わった、天王星・海王星・冥王星の3天体の役割や、12サインと感覚、リリス、トランスサタニアン×12サインについて解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
本書で取り上げる「トランスサタニアン」とは、土星以遠の天体である、天王星・海王星・冥王星の3天体のことを差す占星術用語です。
土星までは私達は肉眼で見えますが、天王星以遠を見ることができません。ですから、古い時代の占星術では、月から土星までの7天体が用いられていました。ただし、見ることができないからといって、影響がないわけではありません。本書では、このトランスサタニアンが登場することによって起こった、占星術の考え方の変化について注目し、見えないトランスサタニアンが私達の生活に見えないかたちであるにせよ、どのように影響を与えるのかを解説していきます。
本書は4章構成になっています。
第1章では天王星、海王星、冥王星の役割を説明します。天体にはそれぞれ公転周期があり、1回転がその惑星の一生に相当し、人生の春夏秋冬を体験するのだと著者はいいます。例えば、天王星の公転周期は約84年ですが、それは人の一生と近いと考えられます。ほかにも、他惑星との関連性やタロットカードとのつながり、チャクラとの対応、グルジェフやシュタイナーなどにも広く深く言及しております。
続く第2章では、トランスサタニアン視点での12サイン解説をします。牡羊座は自我感覚、牡牛座は思考感覚といったように、12サインを12感覚に割り当ててそれぞれの意義を詳細します。
第3章では、見えないトランスサタニアンを考える上で重要な意味を持つと著者が考える、リリス(月の遠地点)について丸々1章を割いて解説。著者初の試みです。その意味をとらえるのが難解とされているリリスを12サイン別、さらには12ハウス別と組み合わせで紹介。実際のリーディングにおいても重要な視座となることでしょう。
最終の第4章では、本書の総まとめとして、トランスサタニアン×12サインを詳論していきます。自分自身のネイタルチャートリーディングとして該当する箇所を熟読するのはもちろんのこと、時代背景や世代読みをする上で全サインを読むことで大いなる発見があるはずです。
それまでの古い占星術では決して分析できなかったものを、天王星発見以後の占星術で扱うことができるようになったので、占星術は天王星発見以前よりもハイスペックなツールになり、また人間の意識もそれだけ複雑になったということです」
トランスサタニアンを考えることは占星術をさらにハイスペックなツールへと進化させます。
トランスサタニアンとリリスに着目してまとめた類書のない1冊であり、新たなる占星術の世界観が開ける1冊、それが本書です。【商品解説】
著者紹介
松村 潔
- 略歴
- 1953年生まれ。占星術、タロットカード、絵画分析、禅の十牛図、スーフィのエニアグラム図形などの研究家。著書に『完全マスター西洋占星術』『トランシット占星術』『ヘリオセントリック占星術』『ディグリー占星術』『三次元占星術』『完全マスター西洋占星術・』『ボディアストロロジー』『アスペクト解釈大事典』『マンディーン占星術』(いずれも説話社)ほか多数。
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