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商品説明
【ボローニャ・ラガッツィ賞ノンフィクション部門最優秀賞(2016年)】自由がないってどういうこと? 独裁者が全てを決めてしまう「独裁政治」について考えよう。子どもへの問いを通して社会のしくみを解説する、スペイン発のピクチャーブック。社会学者・佐藤卓己のオリジナルコラムも収録。【「TRC MARC」の商品解説】
独裁とは、誰かひとりがなにもかもをきめてしまうこと。本書では独裁者が支配する社会のおそろしさを、暗くならないようポップで明るい絵柄とともに説明している。人びとが自由でいられない独裁社会とはいったいどんな世界なのか、独裁者とはどんな人物のことなのか、独裁の世はどうやって終わるのか。巻末には、社会学者・佐藤卓己氏によるオリジナルコラムを掲載。若い読者に自ら考えることを誘いかけるスペイン発の社会絵本。【商品解説】
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紙の本
独裁者は何故うまれるのか?
2019/07/20 18:39
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投稿者:弥生丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「独裁者をうむのは わたしたちだ!」本書の帯に書かれた強烈なコピーが目を引いた。ツイッターで本書の刊行予定を知り予約購入。
見返しには近現代の独裁者がズラリ。スターリン、ヒトラー、ポル・ポト、ピノチェト、毛沢東、チャウシェスク…。本書が発行されたスペインも、フランコ将軍による軍事独裁政権を経験している。
年少者にも分かりやすい簡易な文で、独裁とは何かが語られている。2019年7月時点で本書を開く人には、ここで語られる独裁が日本の現状に悉く当てはまることに愕然とするだろう。そして独裁政権を延命させるのは、国民の無関心と無気力である。
願わくは小中学校の教材に用いて大いに議論を促したい本である。