気づかなければよかった恐ろしい話 （戦慄疾走の３分ストーリー）

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夏はねー、やっぱりホラーだよねぇ。
でも夏休みで子どもがギャーギャーうるさいし、じっくり読んでいる時間はない。
だから本屋さんで短編集を探したら、この本が刺さったんです。
ショートショートだけど、意味がわかれば・・・怖ーい。でも、お話自体もよくできていて、普通に読み込んじゃいますね。
うるさい子どもにも与えたら、黙って読んでました（笑）。

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この話はなんとも恐ろしい話でございました。ですが、貴方はお気づきですか？この物語に隠された更に恐ろしい出来事に。気づかなければよかっただなんて言わないでください。それこそが、この物語たちの面白さなのですから。

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河出書房新社から出ている「意味が分かると怖い話」シリーズとはまた別の意味コワシリーズ。河出書房新社が出している本と違い、一話一話が見開き一ページに書き綴られているため、読んでいて「ピンとこないな……」という話はなかった。河出書房新社から出ている「意味が分かると怖い話」シリーズとはまた別の意味コワシリーズ。河出書房新社が出している本と違い、一話一話が見開き一ページに書き綴られているため、読んでいて「ピンとこないな……」という話はなかった。一つのテーマに対して一つの目線からのみ書かれるのが通例だが、別々の視点から書かれていたり、時間軸が少し前後した話が書かれていたりしたので、非常にわかりやすく、楽しめた。怖さのジャンルも会談、オカルト、人間的な怖さなど様々で飽きが来ない。読んでいてドキッとするような話も数話あった。一話につき3分（作品によってはそれ以下）の時間で読めるため、ちょっと暇になったときに読むには最適。前後のつながりはあるものの、どの話も基本的に一話完結なので、サクサクっと読める。どの話も短く、話数も多いためどの話が一番かといわれると決めかねる。しいて言うならば、最後の方でゾンビが世界に出現し、そのせいで人類が滅んでいくさまが別々の目線や立場から数話書かれていたのだが、そもそも何故世界にゾンビが出現することになったのかという原因を書いた話が好き。どう言う経緯でゾンビが発生したのかという話をここに書くと丸々一話ネタバレになるので割愛するが、あの不完全さがリアリティがあってよかったとだけ言いたい。