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親の再婚で
2021/08/29 07:35
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
全くの他人が義兄弟になるのは、世の中でもよくあるけど、……。義兄弟になったのは、しがない探偵と、かたやエリートの警察官です。ユーモアミステリーみたいなんだけど、トリックはちゃんとしていて……。
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貧乏なアウトロー探偵と裕福なエリート刑事という義兄弟コンビ。いがみ合うわけではなく、かといってべったり仲が良い訳ではなく、でも協力し合って事件を解決する。シリーズは違えど、定番のユーモアミステリで、推理の内容も他と遜色ない。
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伊勢佐木町で探偵事務所を開いている圭一と伊勢佐木署のエリート刑事脩との義兄弟コンビで猫探し、交際相手の調査など相変わらずユーモアに描かれていてとても楽しめる。
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また新しいシリーズ作品かよ、と思いつつ手に取った東川篤哉さんの新刊である。ユーモアの要素がゼロではないものの、東川作品としては控えめな印象を受ける。硬派路線と言えないこともないか?
主人公は横浜の伊勢佐木町に事務所を構える探偵だが、なぜか神奈川県警のエリート刑事と接点が生まれる。2人の関係については一応伏せておくが、内容の本質には関係ない。興味がある方は読んでください。
第一話「過ちの報酬」。タイトルだけなら硬派っぽい。ある依頼を受け、一旦は報告した。ところが…んー、下手すると取り返しがつかない事態になっていたぞこれ。この依頼人と同じ立場の読者なら、他人事とは思えないかも。
第二話「尾行の顛末」。簡単に済んだ案件かと思ったら、実は…んー、犯行が短絡的な上に、計画は綿密なようで杜撰というか。探偵はそれなりに頭は働くようだが、最後の詰めが…。脇の甘さという点では、どっちもどっちだった。
第三話「家出の代償」。探偵にはよくある依頼。しっかり確保したと思ったら…んー、色々偶然が重なったとはいえ、これも下手すると取り返しがつかない事態に…。これで彼も懲りたかもしれない。気持ちがわかる探偵なのだった。
第四話「酷暑の証明」。そんな形で証明されるとは。序盤は伏線だったのだが…んー、キーアイテムは斬新だけども、この結末はどうなの。身から出た錆と言えなくもないが。まあ、これでへこたれる探偵ではないだろうけども。
なぜか、結局は手を結ぶ、探偵と刑事。2人の距離は一向に縮まらないが、刑事の本音はうかがい知れない。何だかんだで探偵に動かされるのだから、以外と融通が利くタイプなのだろうか。コンビの妙と言えるかどうか。
しかし、探偵の本来のパートナーは、スカジャンの彼。憎めないキャラクターだが、肝心の局面では刑事が出てきてしまうので、ちょっと気の毒な気もする。探偵の母の事情や、刑事との関係は、必要だったのだろうか? 再登場は本作が売れるかどうか次第か。
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新シリーズ(一体幾つ目だ?)の連作短編集。この題名と書き出しのクールさから「ついにハードボイルドか?」と思ったのだが、2ページ目には普段通りのユーモアミステリに変わっていた(^-^)。主人公の私立探偵と、彼の母親の再婚相手の息子であるエリート刑事が、互いに反目したり結果的に助け合ったりしながら事件を解決していく。ユルいながらも謎解きの伏線は示されていて、大きな破綻も無くそこそこ楽しめた。探偵の助手は馬鹿っぽく戯画化されているが、探偵と刑事のコンビは魅力が感じられた。まあ、良くも悪くも安定の東川作品でした。
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さっすが東川さん。
かるーく楽しめてよかった。
探偵圭一と、おとぼけ舎弟真琴。
すっとぼけたコンビで、ひたすら失笑(ほめてます。)
そこに、圭一母の再婚相手が県警本部長とその息子脩の登場。
エリート刑事の義弟を調子よく使っちゃう圭一の神経の図太さに、弟クンに同情しちゃうw
いつ吸えるのかのタバコや、最後まで登場せずの本部長殿。
最後まで引っ張ってくれちゃう。
さて、これ、シリーズ化するのかな。
続きが出たら読みたい。
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他作品とつながる世界観はいつでも嬉しくなる。作者のサービス精神に感謝。全巻読んでいないので『ライオン~』の続きをまた読みたい。結局脩は圭一に負けっぱなしだけど、もう少し活躍の場が見れればタイバニの虎徹とバーナビーみたい。登場人物たちも思ってもいなかった展開に流されていくドタバタや、そこに謎の解明が絡んで最後はスッキリ解決するみたいな展開を期待していたのだけど、わりと普通のミステリだったのでちょっと期待していたのとは違ったなぁ。以前の作品によくあったようなちょいちょい挟まる小ボケもあまりなかったし。
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著者の新しいシリーズ。フォーマットは変わっても基本的に同じテイストで似たようなパターンだが、謎解きのクオリティ(の高さ)も変わらず「安定感」ととらえてよいだろう。いずれにせよ多作なのはファンにとってはありがたい限りです。
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アウトロー探偵とエリート刑事。親の再婚で義兄弟になったばかりの二人がにわかコンビを組むユーモア連作ミステリ集。おおよそ水と油に思えそうな二人なのだけれど、なかなかの名コンビっぷりです。どんどん仲良くなりそうな気もする……?
ゆるい読み口だけれど、ミステリとしてはしっかり。お気に入りは「過ちの報酬」。読み口はユーモアミステリなんだけれど、物語としてはかなりハードボイルドでもあります。「過ち」をどのようにして挽回するのか。なかなかかっこいいじゃないの、探偵。
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また新しい探偵シリーズで軽く読めました。圭ちゃんの年齢がとても30代半ばに思えないほど、カワイイ感じでした。
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伊勢佐木町に探偵事務所を構える桂木。母が再婚し、弟ができる。その男はなんと刑事(そして新しい父親は県警本部長)。桂木の助手・真琴を連れ、たびたび鉢合わせする刑事の弟に協力を仰ぎながら事件を解決してゆく。
助手の個性や、桂木と弟の立場的なもので面白おかしく物語は進みます。著者の色がよく出ており、漫画を読んでいるように難なく読めました。別に舞台が伊勢佐木町でなくても良かったのでは(そうでなければ読みませんが)。
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「謎解きはディナーのあとで」等で知られる東川篤哉さんの新シリーズ。勿論、今回も探偵小説。
主人公は、伊勢佐木町で探偵事務所を構える桂木圭一。その彼が、依頼と関係する刑事事件を、母親の再婚相手の息子、伊勢佐木警察署の刑事である一ノ瀬脩との奇妙な連携で解決していく、という話。
4話のオムニバス形式での収録で、軽いタッチで書かれていて読みやすいです。
主人公が優秀なのかそうでないのか、脩がエリート一家の出身なのに、なぜ警察署の、しかも刑事をやっているのか疑問、とか、色々ありますが、まあ、お話。
続刊があれば、また読みたいです。
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私としては 平塚の 女性二人組のほうが 好きですね。
でも 読み続けるうちに この ペアも いいかもと 思えてきました。
最後に タバコを吸えて 本当に良かったです。
最後まで 吸えないのでは ハラハラでした。
でも タバコが キーポイントなんですね。
続編には 義理のお父さん 登場ですかね。
楽しみです。
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どうしてか傷だらけの天使を思い出しました。
ストーリーより設定重視なのかな。
気楽に楽しめる感じですね。
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「謎解きはディナーのあとで」と同様に、コミカルな明るさもありながら事件を解決していく探偵もの。登場人物はみんな癖が強いけど憎めない人たち。横浜が舞台になっていて、いつも遊びに行く場所や住んでいるところが出てきて楽しめた。まさかの30過ぎてから腹違いの兄弟ができるという状況、案外それも楽しそうだなと思えた。