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紙の本
細谷建治児童文学論集 2 町かどをまがるとゴジラがいる (てらいんくの評論)
著者 細谷 建治 (著)
児童文学批評を通じて「子ども」と「文学」の関係を問い続けてきた細谷建治の論文を集成。2は、「なぜ遠山の金さんは桜吹雪を見せるのか」など、『季刊児童文学批評』に載せたものを...
細谷建治児童文学論集 2 町かどをまがるとゴジラがいる (てらいんくの評論)
細谷建治児童文学論集 II――町かどをまがるとゴジラがいる
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商品説明
児童文学批評を通じて「子ども」と「文学」の関係を問い続けてきた細谷建治の論文を集成。2は、「なぜ遠山の金さんは桜吹雪を見せるのか」など、『季刊児童文学批評』に載せたものを中心に収録。【「TRC MARC」の商品解説】
児童文学批評を通じて「子ども」と「文学」の関係を問い続けてきた著者の、50年に渡り発表してきた論文をまとめた待望の論集全3巻。
第2巻では、宮澤賢治「雪渡り」、巌谷小波「小波お伽噺」などの近代の作品に加えて、新冬二『すてきなすてきなキー子』、小沢正『砂のあした』、砂田弘『東京のサンタクロース』、斎藤隆介「ベロ出しチョンマ」、今江祥智『山のむこうは青い海だった』、上野瞭『ちょんまげ手まり歌』、古田足日『宿題ひきうけ株式会社』、佐野美津男『にいちゃん根性』、山中恒『ぼくがぼくであること』などの1960年代の作品を詳論。また、1980年代の飯田栄彦『昔、そこに森があった』、岡田淳『扉のむこうの物語』、新冬二『今夜はパーティー』、日比茂樹『東京どまん中セピア色』、那須正幹『ぼくらは海へ』などを取り上げて評論。ほかに、岡田淳、日比茂樹、新冬二、伊沢由美子らの作家論を収載。【商品解説】
目次
- 【Ⅰ】
- 町かどをまがるとゴジラがいる―「雪渡り」と『E.T.』の奇妙な関係について。あるいは「雪わたり」の読みに関するいくつかの雑感―
- むかし、そこに木があった―『昔、そこに森があった』論。あるいは木のイメージに関するいくつかの雑感について―
- 雲は流れる、迷路はめぐる
- 子どもたちは都市の暗がりの中で犯罪に憧れている―児童文学に描かれた都市のイメージに関するいくつかの雑感について―
- ある日、ぼくらは笑いの渦の中をひた走る
- なぜ遠山の金さんは桜吹雪を見せるのか
- なぜ人は山のむこうに幸せを求めたがるのか―「なぜ遠山の金さんは桜吹雪を見せるのか」の補遺・戦後編―
- 【Ⅱ】
収録作品一覧
町かどをまがるとゴジラがいる | 6−29 | |
---|---|---|
むかし、そこに木があった | 30−56 | |
雲は流れる、迷路はめぐる | 57−97 |
著者紹介
細谷 建治
- 略歴
- 〈細谷建治〉1946年群馬県生まれ。群馬大学教育学部卒業。東京都江戸川区の小学校に40年ほど勤め退職。個人誌『童謡ノート』を刊行。「どろぼうたぬき」で船橋市文学賞、児童文学部門文学賞受賞。
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