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紙の本
京まんだら 新装版 上 (講談社文庫)
著者 瀬戸内寂聴 (著)
京都に集った4人の女性の、つらい片思いやせつない生き方。色街に生きる芸妓や舞妓たちの、しきたりに縛られた儚い恋…。女性達の生き方と、京都の四季の移ろいや名所の風情を織り込...
京まんだら 新装版 上 (講談社文庫)
新装版 京まんだら(上)
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商品説明
京都に集った4人の女性の、つらい片思いやせつない生き方。色街に生きる芸妓や舞妓たちの、しきたりに縛られた儚い恋…。女性達の生き方と、京都の四季の移ろいや名所の風情を織り込みながら心揺さぶる人間模様を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
京都の旅館に集まったのは、出版社社長・植田敏子と姪の律子、随筆家・菊池恭子、カメラマン・関なおみの女性4人。それを迎える祇園のお茶屋「竹乃家」の女将・雪村芙佐。『古都旅愁』という豪華本の打ち合わせを兼ね、京都でいっしょに年を越そうという目的だった。/敏子は7年前に夫と死別。その遺産で出版社を立ち上げ成功を収めるが、女性としてもやもやしたものを感じていた。/恭子は10年前にベテラン作家と不倫に走った、つらい思い出を抱えていた。/なおみは4年のブランクを乗り越えて、妻帯者だった男性との恋を実らせようとしていた。/そして芙佐。14歳でお茶屋に入り、20歳そこそこで独立して「竹乃家」を祇園で指折りの店に育て上げてきた。──彼女たちの恋情や、芸妓・舞妓の生き方を縦糸に、京都の四季の移ろいや名所の風情を横糸にして、曼荼羅のように華やかに織り込んだ名作。季節は、冬から春へ……。【商品解説】
著者紹介
瀬戸内寂聴
- 略歴
- 1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒。’57年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、’61年『田村俊子』で田村俊子賞、’63年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。’73年に平泉・中尊寺で得度、法名・寂聴となる(旧名・晴美)。’92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、’96年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、’11年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。’98年『源氏物語』現代語訳を完訳。’06年、文化勲章受章。また、95歳で書き上げた長篇小説『いのち』が大きな話題になった。近著に『あなただけじゃないんです』『青い花 瀬戸内寂聴少女小説集』『花のいのち』『愛することば あなたへ』『命あれば』『97歳の悩み相談 17歳の特別教室』『寂聴 九十七歳の遺言』など。また、秘書・瀬尾まなほ氏との共著に『命の限り、笑って生きたい』がある。
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