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商品説明
昭和の戦後に個性的な詩を書いた石垣りん・吉野弘・茨木のり子。彼らが残した作品の数々から、その魅力と人生を紐解く。西川満の作品、霜田史光の自伝的エッセイ、西條八十「尼港の虐殺」についての小論も収載。【「TRC MARC」の商品解説】
昭和の戦後に個性的な詩を書いた三詩人の《魂》の叫び、《心》の叫び!
詩人たちが残した作品の数々をもとに、その魅力と人生を紐解く評論集。
巻末には、異文化理解の一斑として詩を駆使した西川満の作品、霜田史光の自伝的エッセイ、西條八十「尼港の虐殺」についての小論を収載。
【「はじめに」より】
昭和の戦後に、それぞれ個性的な詩を書き始めたとされる三人の詩人、石垣りん、吉野弘、茨木のり子に注目して諸論考をまとめたのが本書である。(中略)
詩人論や詩の本は、なかなか読んでもらえないと巷では言う。それは概して、自閉的な中身であるからだろう。わたくしはその自閉性を突き破り、魂の叫び、心の叫びをもった三詩人(石垣りん、吉野弘、茨木のり子)を中心に取り上げた。彼らの詩を論じた本書が幾らかでも、詩の読者を広げることができたら、大きな喜びである。【商品解説】
目次
- はじめに
- 【第一部 石垣りんの世界】
- 第一章 『ユーモアの鎖国』から
- 第二章 民衆詩派の後継者
- 第三章 公害と詩
- 第四章 民衆の虐げられる姿を直視
- 第五章 老夫婦へのまなざし
- 第六章 一枚の葉書
著者紹介
竹長 吉正
- 略歴
- 〈竹長吉正〉1946年福井県生まれ。埼玉大学名誉教授。著書に「日本近代戦争文学史」「文学教育の坩堝」など。
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