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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/03/02
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/153p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-518497-4
読割 50
紙の本
生きつづけるキキ ひとつの『魔女の宅急便』論
著者 斉藤洋 (著)
発行以来30年以上経っているにもかかわらず、書店の棚に残りつづけている角野栄子著「魔女の宅急便」。その理由はどこにあるのか? 現代読者にとっての意味や価値に「ルドルフとイ...
生きつづけるキキ ひとつの『魔女の宅急便』論
生きつづけるキキ ーひとつの『魔女の宅急便』論ー
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商品説明
発行以来30年以上経っているにもかかわらず、書店の棚に残りつづけている角野栄子著「魔女の宅急便」。その理由はどこにあるのか? 現代読者にとっての意味や価値に「ルドルフとイッパイアッテナ」の作者・斉藤洋が迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
ここに一冊の名作がある。角野栄子の『魔女の宅急便』である。……(中略)……さて、すでに述べたように、『魔女の宅急便』の発行は一九八五年である。一九八五年は昭和六十年だ。その後、昭和は数年つづき、さらに平成が三十年、令和に入った今、合わせて三十数年の年月が流れている。
明治が終わってまだ二十年という時に、中村草田男は、<明治は遠くなりにけり>と言った。さらにそれより長い、年号も令和になった今で言えば、<昭和は遠くなりにけり>のはずだ。
昭和が遠くなったかどうかは別として、『魔女の宅急便』は?
『魔女の宅急便』は<遠くなりにけり>だろうか?
否!
遠くなるどころか、この作品は発行当時よりもさらに読者の身近になっている。発行以来三十年以上経っているにもかかわらず、『魔女の宅急便』は書店の棚に残りつづけている。
その理由はどこにあるのか?
この書はそれを探ることが目的である。
ーー本文「はじめに」より
『ルドルフとイッパイアッテナ』作者・斉藤洋の視点から、現代読者にとっての『魔女の宅急便』の意味や価値を探り、各章ごとに丁寧に読み解く一冊。
巻末には角野栄子・斉藤洋の豪華対談も。【商品解説】
著者紹介
斉藤洋
- 略歴
- 〈斉藤洋〉1952年東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。「ルドルフとイッパイアッテナ」で講談社児童文学新人賞、「ルドルフとスノーホワイト」で野間児童文芸賞を受賞。
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