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紙の本
詩としての哲学 ニーチェ・ハイデッガー・ローティ (講談社選書メチエ)
著者 冨田恭彦 (著)
人はどこまでも道を切り開いていく可能性を持つ創造的存在。真理への接近を図る哲学から、開かれた思考を目指す哲学へ、理性主義の系譜を検証し、創造への新たな可能性を探る。【「T...
詩としての哲学 ニーチェ・ハイデッガー・ローティ (講談社選書メチエ)
詩としての哲学 ニーチェ・ハイデッガー・ローティ
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商品説明
人はどこまでも道を切り開いていく可能性を持つ創造的存在。真理への接近を図る哲学から、開かれた思考を目指す哲学へ、理性主義の系譜を検証し、創造への新たな可能性を探る。【「TRC MARC」の商品解説】
プラトンによれば、ソクラテスは、「……とは何か」と問うた。「正義とは何か」「美とはなにか」。真理を捉えるための「知性」や「理性」を最も重要な心の働きとする西洋哲学の伝統が、ここから生まれた。
これに対して、本書は、「想像力」を優位におく思想に着目する。イギリスのロマン主義者からはじまって、アメリカのエマーソンに継承され、ニーチェ、ハイデッガー、ローティにつながる系譜である。
真理は定まっていて、「理性」や「知性」は、それをあるがままに捉える能力だとするのが、プラトン的「理性主義」だとすれば、「想像力」とは、新たな見方、捉え方を創造する力である。これをローティは、「詩としての哲学」と呼んだ。
デカルト、カントなど、理性主義の変遷をも検証しつつ、「詩としての哲学」の可能性を問う力作。【商品解説】
目次
- 第1章 プラトンとの決別
- 第2章 エマソンとニーチェ
- 第3章 ハイデッガー の二面性
- 第4章 プラトン的真理観は、どうして機能しないのか
- 第5章 原型的経験論に対する二つの誤解
- 第6章 デカルト
- 第7章 カント
- 第8章 詩としての哲学
著者紹介
冨田恭彦
- 略歴
- 〈冨田恭彦〉1952年香川県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。同大学名誉教授。博士(文学)。著書に「カント批判」など。
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