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チームが成長し機能する過程をストーリーに落とし込み、手に取った読者が自分のハンドルを自分で握る覚悟を後押しする。チームジャーニーは、そんな本だ。
1つのチームが「グループ」から「チーム」へと成長していく第一部、複数のチームが境界を「越境」しながら本当に必要なプロダクトを探求するジャーニーに赴く第二部の二部構成。
名著「カイゼンジャーニー」と同じく、ストーリーの中でチームを成長させていくためのプラクティスが紹介されるため、現場のどのような状況で適用できるのかがイメージしやすい。
そしてプラクティス以上に、「少しずつ変化する」「1つの正解はない、常に問を投げ続ける」というメッセージが重要であると感じた。
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チームの事を考え始める役割になったタイミングで読ませて頂いたため、とても参考にさせて頂きました。
日々チームに起こる様々な問題。
グループからチームになるまで、発生した(発生しうる)問題を解決まで、解説付きで読む事ができます。
チームのスケール時に起こるストーリーもあるため、1チームの問題だけでなく、複数チームに跨った問題まで読む事ができます。
ストーリー形式なので、イメージしやすく読む事ができました。
実際に、チームメンバーの状態や、プロダクトでやり切らなくてはならない問題にぶち当たったタイミングで、参考にさせて頂きました。
プロダクトファーストという作戦で、スクラムを崩し、雁行陣開発に移し、WFに近い形でやり切る事ができました。
この経験があるから、チーム力も上がったと思います。
「カイゼン・ジャーニー」「正しいものを正しく作る」「チーム・ジャーニー」
プロダクトを作る上での三種の神器だと思います。
そのため、教科書のように参考にさせていただける本にさせていただいています。
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ザーッと1回読了。自分のチーム(になりきれてないもの)を何とかしたいという思いで読んだ。ストーリー仕立てでイメージが付きやすいので、数々の実践的なヒントと勇気をもらった気分。
いきなりやりすぎないように、ジャーニーを計画して取り組めるものから取り組みたい。
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「正しいものを正しく作る」をより実践的に噛み砕いた物語。
チームを作る事は、物語に描かれている通り簡単なことではないし、現実は感情が複雑に絡むのでより難しい事ではあるが、こんなチームを目指したいと思った。
今度チームを作るときは、まずはゴールデンサークルから始めたい。
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ジャーニープランニングとして、チーム結成時に皆で読んで共通認識にしとくと、それぞれのシーンでの行動基準になったり、体験を経験として消化する度合いが爆上がりしそう。理想ではなく、等身大のチームとして進む道の過程と、その先にある希望を先に体験できるので。例えば、もし、この世界にこの本があって、フォースもフィフスもシックスの皆がそれぞれ先に読んでたらどうなっただろう?そういう意味で読書会必須。
また、タイトルから当たり前だけど、他者の存在が終始前提で肯定されてた感。希望を見出して個人になった人にも、あるいは諦めてしまって個人で動いている人にも、チームであることの魅力と必要性を伝えてくれる。
一方で、、、”チーム”が何か、”チーム”である意味を強く考えさせられるきっかけになる。なぜ私たちはこうもチームを求めるのか?チームで在りたいのか?チームに心を惹かれるのか?たぶん、それをともに考えだすのがチームジャーニーの始まり。
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チームビルディングについては興味はなかったが、ソフトウェア開発のことについては学びたいと思っており、会社の先輩などにも勧められたため、読んでみました。
この本は現代のソフトウェア開発におけるチームビルディングのお話で、変化に対応するフレームワークを提唱しています。チーム内の問題をあげているので、自分の現場に紐づくところが何点かあったたり、いくつか参考になりました。
まず、チームの共通理解は常に頭にないと、齟齬が生まれると無駄な手戻りが発生する点です。この点は開発だけの問題はないため、自分の現場でも意識して取り組んでいきたいなと感じました。
そして、目標に向かう段階設計です。この本のメインとも言われるものです。よく会社で段階的に行動をしなさいみたいなことを言われてきてるけど、具体的な方法がわからず、中途半端になっていたので、この本を参考にしてやってみたいと思いました。
この本を一周だけですべて理解できていなかったので、何度も読んで参考していきたいと感じました。
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<所感>
- 読み物としても面白く、チームで仕事をする人は読んで損しない本。。
- 読めばモチベーションが上がり、現在のチームに何らかのアクションを取りたいと思わせてくれる。
より詳細なコメントは下記に記載。
https://fatherofikura.hatenablog.com/entry/book/2020_01
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https://arekore.sogaoh.space/notes/tag/%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%BC
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プロダクト開発において避けては通れないどころか核であるチームビルディングの指南書。小説と解説が交互に来る構成なので読みやすいんだけど、正直PMやってる今の自分の状況に当てはまりすぎるほど当てはまっていて心が痛くなり読み進めるのが怖い面もw新型コロナでリモートワークが普及した今となっては第6話が単一チーム基本編に入ってくるのかな?長くお世話になりそう。
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読むべき本!だが、少し詰め込み過ぎていて、1回読み型だと厳しいかも。何度か章単位で振り返り読みする辞典的な使い方の方がよく咀嚼できるのでは。
カイゼンジャーニーよりは少しエンジニアサイドに寄っているかな。
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カイゼンジャーニーの続編。カイゼンジャーニーは個人で仕組みを整えてチームや職場に波及していく話だったけど、今回はチーム全体をまとめたチームマネジメントについての本。
ここまで洗練されたチーム開発をする経験はそうそうないと思うのだけど、結構あるもんなのだろうか。
「自分はんぜここにいるのか?」とか「私たちは何をする者たちなのか?」とか、やけに哲学的な問いだなという印象を持った。あまりにも抽象的すぎて、自分はうまく答えられる自信がない。
ナレッジの共有というのはすごい大事なことだろうなと思う。うちの会社もいろいろなプロジェクトに携わってる人がいるのだから、それぞれの知見を共有できないものだろうかと思うのだけど、どうも社内チャットやグループウェアを使ってる人がそんなにいないようなので、うまく仕組みが作れずにいる(だいたい、社内にいる人ばかりで盛り上がっていて、客先で働く人はあまり見ていない印象)
ところで、登場人物の中でイラストがあるのと無い人は何が違うのだろうか。天神川とか嵯峨とか結構、話に登場していたと思うのだけど、なぜかイラストなし。どういう差があるのかと。
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プロダクト開発におけるチームマネジメントを物語形式で書いている本。章立てでチームに起きる課題をどのように乗り越えていくかの方法が書いてあり、それによりチームが成長する様も面白かったので飽きなく読めた。
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チーム開発で起こるさまざまな問題を物語仕立てで紹介し、それを解決していく「ストーリー」部分と取り組んだ内容をより汎化した「解説」部分の組み合わせ16個で構成されている一冊。
「ストーリー」部分は共感する部分が多く、話は読み進めやすい。「ストーリー」部分の解決のところは「そんなに上手くいかないよなあ」と思うこともあるが、解決策の一事例として捉えておき、それぞれの現場に応じて考えておく必要はあると思う。全くの参考資料がないわけではなく、「解説」部分にて丁寧に問題の本質や解決策の手札について記されているので、都度読み直すと良いかと思う。
個人的には「アジャイル原理主義」みたいなことに出くわすことが多く、その対処を色々と思い悩んでいたので、「ストーリー」で取り上げられていたときには自分だけでなかったんだと安心感と解決策に興味深く読ませていただいた。
もちろん本書もこれが正解と言うわけではないので、これを参考に自分の現場で起きていることに立ち向かうことが必要かと思う。
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会社の後輩から勧められたチームマネジメントの本。物語+解説タイプでわかりやすい構成のはずなのに,正直,読むのに時間がかかった。それはこの本が読みにくいからではない。むしろ密度と熱量が高すぎるがゆえに読み解くのに時間がかかってしまう。それだけ価値のある時間だと思うし,得られるものはそれ以上のものがある。話はシステム開発の現場で起こっていることだけれども,そこに限らない話も多いと思うし,一般的に参考になる点も多いのではないかと思う。帯に「ひとつひとつのエビソードが絵空事ではなく,リアリティの持って迫ってくる。」と書いてあるけれど,まさにそのとおりで,プロジェクトの難しさというか深みというか高みというかそういったものが迫って伝わってくる。そこを感じるのも時間がかかっている一因かもしれない。折を見て読み返したい。
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ソフトウェア開発のことはよくわからないが (自分はハード屋寄りなので)、カイゼンについて知りたかったため前作を読み、さらにチーム運営についても学びたいと思い読んだのがきっかけ。
私が本書から得たキーワードとしては、問うこと、多様性、ともにつくる、の3つ。うしろ2つはセットなので、2つと言ってもよい。
仕事でもなんでも、主体的にものごとを進めようと思うならば、問うことが欠かせない。なぜこの仕事をするのか、なぜ私がやるのか、どうしてこのやり方なのか、あるべき姿はなにか。いくらでも問いは生まれる。問うことを止めてしまえば、目の前の仕事に没頭してしまい、こなしていることで前に進んでいる感覚は得られるかもしれないが、責任感は失われ、大きな間違いに迷い込んでしまう可能性が大いにある。先の読めない時代と言われて久しいいま、よりいっそう問うことが必要。
そして人的多様性も必要だ。それは女性が、とか若手が、とかいう意味ではなく、純粋に別のことを考えている個人が集まる多様性のことを言っている。問答を自分一人で抱えてしまうと、答えを出すのに時間がかかるし、多面的な視点を欠いて見誤る可能性が高い。その際、多数決の民主主義ではなく、意見のぶつかり合いの中で、新たな着想を得ることが大事。つまり多様性+ともにつくることが大事。
言われてみると当たり前というか、いろいろなビジネス本に載っていそうなことではあるが、それを物語を読み進めながら、どういうときにこの考え方が必要になるのかを追体験していくことができるため、より浸透できたきがする。
しかしながら、話が長いのと、登場人物の名前が独特で読み難いのがマイナスポイント。まず、主人公の名前がすんなり読めないので (私の語彙力が弱いせいでもあるが)、最後まで頭の中で変換する必要があった (ふといじゃなくて、うずまきみたいな、そう、うずまさ)。