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商品説明
大阪の繁栄に組み込まれた河内で、地域社会の安定と穏やかな村の暮らしを守り抜いた庄屋たち。享保12(1727)〜延享2(1745)年に河内郡日下村の庄屋が綴った「森家日記」を読み解き、庄屋の果たした役割を論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
天下の台所と言われた大阪の繁栄に組み込まれた河内で地域社会の安定と平和で穏やかな村の暮らしを守り抜いた庄屋たち。彼らから学ぶことは現代の生き方を見直すヒントになるだろう。ここには有名人も英雄も出てこない。誰もがお互いに配慮し助け合って生きる「世界一安全な日本社会」を創り上げた名もない人々がいるだけである。【商品解説】
目次
- 一 都市大坂と庄屋(大坂の経済繁栄と河内/大坂町人と河内の庄屋/領主代官としての庄屋) 二 領主と庄屋(日下村領主本多氏/検見巡見/本多氏の蔵元御振舞/本多氏の領国支配―困窮する東国・豊かな河内) 三 地域社会と庄屋(村落出入―争論仲介人としての庄屋/新田開発の軋轢/村連合と庄屋―薬草巡見への対応/河内の地域社会と庄屋) 四 村の暮らしと庄屋(八代将軍吉宗の日光社参/博徒入込み事件―賭博と堕胎/若き看坊の自害/布市大乗寺看坊暴力事件/付け火事件) 五 河内文化と庄屋 六 庄屋の果たした役割(近世における庄屋/近代における庄屋)
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紙の本
まさに日々多忙な庄屋と、河内の人々の暮らし
2020/03/23 13:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりたま - この投稿者のレビュー一覧を見る
河内の森長右衛門が享保12年から延享2年にわたって記した『森家日記』をもとに、近世の庄屋の果たした役割をさまざまな面から解説する。河内木綿で得た豊かな富を背景に大阪商人と渡り合い、百姓の側に立って領主との間を繋ぐ。放火や賭博も含めた地域の争い事も収め、まさに日々多忙である。著者浜田昭子氏は地元で日下古文書研究会を主宰し、『森家日記』をはじめ多くの古文書を解読されており、本書はその地道な仕事の成果の一つである。