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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/07/18
- 出版社: みすず書房
- サイズ:20cm/436p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-622-08916-2
- 国内送料無料
紙の本
ゲーデルの悪霊たち 論理学と狂気
アリストテレス以来最も偉大な論理学者といわれるゲーデル。公にすることのなかった「ゲーデル文書」を軸に、草稿や書簡の下書きから断片的メモ、走り書き、ホテルの請求書に至るまで...
ゲーデルの悪霊たち 論理学と狂気
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商品説明
アリストテレス以来最も偉大な論理学者といわれるゲーデル。公にすることのなかった「ゲーデル文書」を軸に、草稿や書簡の下書きから断片的メモ、走り書き、ホテルの請求書に至るまで読解し、天才の思考と心の真相に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
「不完全性定理」を発表し、アリストテレス以来最も偉大な論理学者といわれるクルト・ゲーデル(1906-78)とは、いったい何者か。本書は、ゲーデルが公にすることのなかった多くの考察が含まれる「ゲーデル文書」(プリンストン大学図書館に遺贈された大量の草稿類)に長年取り組んできた著者の成果である。草稿や書簡の下書きだけでなく、断片的メモ、走り書き、図書カード、ホテルの請求書に至るまで、ゲーデル自身がその痕跡を残したものを、著者はゲーデルの人的交流、発表された論文、書簡などと照合することによって、ゲーデルの(ゲーデルがその中で生きた)世界を浮き彫りにしていく。
実生活上でのゲーデルの奇異な振る舞いや妄想癖のようなもの(著者はそれを《狂気》と呼ぶ)は、彼の論理学とどう関係しているのか。ゲーデル自身の不完全性定理への理解、数学的プラトニズム(実在論)、数学的対象を知覚するという脳内の器官の主張、時間旅行を可能にする相対性理論の解釈、神の存在証明についてのその言動を、われわれはどう考えればよいか。ゲーデルのいう「時代精神」とは? ライプニッツやデカルト、さらには同時代の論理学者エミール・ポストやアラン・テューリングの思考のあり方とも絡み合わせつつ、著者は数々の疑問や謎を紐解いていく。
ときにフィクションを織り込みながら、20世紀という時代と思想を生きた一人の天才の真実に迫った、類のない書である。【商品解説】
目次
- 凡例
- 略語
- プロローグ
- 第一部 ゲーデルの《狂気》
- 1 《狂気》の論理学者
- 2 ゲーデル文書
- 3 源泉
- 4 生涯と真理
著者紹介
ピエール・カスー=ノゲス
- 略歴
- 〈ピエール・カスー=ノゲス〉1971年生まれ。パリ第8大学哲学教授。
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