紙の本
道標になった!
2021/05/13 16:47
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らすかる - この投稿者のレビュー一覧を見る
幸せになるために、お金をどう使うかについて書かれている。私も特に若い頃、お金に余裕がないことを言い訳に経験を逃してしまったことが多々あった。年齢とともにお金の価値は下がっていくだとか、幸せな経験をするためにも健康が本当に大事だとか、改めて気付かされることが多かった。良い本。
紙の本
貯金疲れしたら読む
2021/11/06 17:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:斉藤 - この投稿者のレビュー一覧を見る
貯金貯金と気を張り詰めすぎて疲れてしまっていた時に読み、もっとお金を使ってもいいんだと思えて楽になった。今しかできない経験にお金を使うことは貯金よりも大事なことで、せっかく貯めたお金を使わず死にたくないし、貯めすぎるのも良くないなとお金に関しての考えが変わった。自分にちょうどいい額のお金を貯め、あとは人生を豊かにしてくれることに使う。今後はそうしていくことに決定。読んで良かった。
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時間を費やしてお金を稼ぐことと、その時間を使って今しかできない経験をすることどちらを選ぶかを、一度立ち止まって考えるきっかけになった。
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これからの生き方を変えてしまう衝撃を受けた。
「人生で一番大切なのは、思い出を作ること」
「人生の残り時間を意識しよう」
「子どもには死ぬ前に財産を与える」
行きたかった海外旅行、子どもと過ごす時間、親と過ごす時間
これらがどんなに大切なことか、改めて実感した。
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タイトルだけ見て、ミニマリストの本かと思いきや、今を生きることの大切さを、具体的なデータをふまえて教えてくれる本でした。
人生は経験。最後の日を意識しながら、早目に実践します。家族には必要な時に財産を譲り、お金より時間、健康、家族を大切にします。
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お金の増やし方の大切さや方法を述べた本は多くあれど、人生を豊かにするのは経験である、死ぬまで金を持っていても意味はない。ゼロで死のう!というメッセージはとても新鮮で、気付きが多かった。ソトに出よう!という気持ちになった。
以下本書のサマリと理解した事を記載。
【結論】
人生で一番大切なのは『思い出を作ること』
その為のツールが金であり、老後に備えてやりたい事を我慢し、貯めた金を使いきれずにこの世を去る事は本末転倒である。
思い出には複利がつく。友人と経験を振り返って思い出を深めたり、経験した事をネタにして話したりできる。経験は早く積む程人生豊かにする。
人生の中で経験を積むには、年齢と共に変わっていく時間・健康・お金の3変数を考慮しなければならない。 若い頃は時間と健康があるが、お金が無い。歳を取ると時間はあるが健康とお金がない。 お金があれば経験が積めるという事では無いのだ。
そして、一般的に将来の自分の方がお金を稼ぐ能力は高い。新社会人で稼ぐ力が低い時にはした金を貯めるというのは多くの真面目な人間がやりがちな行動だが、3変数を考慮すると愚かな行為である。それより、金を使い旅に出たり人と会ったりして経験を積んだ方がいい。 溜まった金は経験を積まなかった事の裏返しでもある。金を稼ぐには時間がいる。支払う価格を自分の労働時間に置き換え、毎日買うラテなど、それだけの価値があるかを考えた上で堪能した方がいい。
一旦貯めたお金をどう使うかが人生の最適化である。
老後に備えて貯めたお金はその後も増え続け、老後に使わない事が多い。70歳を超えると意欲は下がり行動力がなくなり旅行などにも行けなくなってくる。不慮の事故・病気や老後の生活を心配して貯めるというのは真っ当だが、高額医療制度や社会保険、年金収入で足りる場合も多い。長寿リスクに備えるのであれば長寿年金に加入した方がよい。最新医療を受ける為に金を貯めていたとしても、最新医療にかかる金額は大き過ぎて政府に出して貰わないと払えないレベル。
老後にベッドで寝たきりで過ごす期間を伸ばす為に若い頃にできる経験を我慢するのは幸福を増やす事にならない。
子どもへ残す資産として貯めるという考えもあるが、これは自分が生きている時に行った方が価値が高い。親が死ぬ年齢を考えると、子どもが相続するのは60歳前後になる可能性が最も高い。有効活用できる年齢は過ぎている。健康・時間では22〜35歳が最も活動的に過ごせる期間であり、ここで贈与した方が価値の高い使い方にできる。
行動を起こすには終わりを意識する事が有効である。平均寿命までの時間をカウントするアプリは多くある。それを見て、あと何回夏を迎えられるのか?など考える事で行動するきっかけにできる。過ぎ去った時間は取り戻せない。多くの人は死ぬ間際、自分に素直に生きなかった事、働き過ぎた事を後悔する。
そしてやりたい事をリストアップして、人生が終わるまでの5年刻みの期間に嵌め込んでいく。この方法をタイムバケットという。体力がいる事、家族で過ごすなど賞味期限がある事に気づく。逆に読書など歳を取ってからでもできる事もある。
資産は年齢を重ねるほど増えていく傾向がある。自身で資産をピークにする年齢を決め、そこから資産を減らしていかないとお金を使いきれない=幸福は経験をする事ができない。
年間の生活費×残り寿命年数が老後に必要な金額だが、物価上昇率と運用益を加味し、必要な金額はおよそ0.7掛け
死ぬまでに必要な金=年間の生活費×残り寿命×0.7
リタイア生活を伸ばして金を稼いだ代わりに経験を積む事ができないというのは残念な事である。
リスクは人生の早い段階で取る。最悪のシナリオばかり考えて行動に出れない事が多い。得られる事と冷静に比較し決断する。
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211027*読了
本の紹介Instagramを始めてから、初めて献本をしていただけました。
ありがとうございます!
前々から気になっていた本。
「ゼロで死ぬ」とはどういうことか。
老後資金を貯めるには?とにかく稼ぎまくるには?
そんな本は多いけれど、「DIE WITH ZERO」では、人生で最も大切なのは思い出であると提唱し、数多くの経験をするためのお金の使い方や貯め方を教えてくれています。
「リタイアしたらこんなことがしたい」と思っていても、その時には体力的に難しくなっていた、興味を失っていた。
「子どもとこんなことがしたい」と思っていても、日々の仕事に追われ、後回しにしているうちに子どもが大きくなって関心を失って、一緒に遊んでくれなくなった。
他にも、いろんな例があげられていました。
若いうちはお金はないけれど、体力がある。年を取るとお金はあっても、体力がない。
その時間、お金、健康のバランスとやりたいことの最適化に注力すること。
「もっと働きまくればよかった」と死ぬ間際に思う人は少なくて、「もっと自分に正直にやりたいことをすればよかった」「大切な人ともっと過ごせばよかった」という後悔が多いのも、胸にきました。
そう思うと、20代の頃にオーロラを見たり、パリとモンサンミッシェルに行ったことや、イギリスに留学したことは、今じゃなかなか実現できないことなので、行ってよかった。
当時の自分を褒めます。
80歳まで生きたとしても、あと50年ほどしかない…。
読みたい本が山ほどあるし、やりたいこともたくさんある。
後回しにし続けない。幸いにも、読書についてはお金を一度に大量に使わないので…なんとまぁ経済的。最高。
著者さんはお金がかなりあるから、やりたいことが実現できているんでしょ、と思うことは簡単。
でも、自分には無理と思うのではなくて、この考え方を意識して、何でも後回しせず、いつやるのか、その時の状態を含めて考えて実行すれば、誰もが充実した人生を送れるはず。
「遅すぎた」と後悔するのを少しでも減らせればいいな。
わたしが抱いている夢もそう。
忙しいからと後回しにしない。
これからの人生で今が一番若いとはよく言ったもので、今、リスクを取ったり、チャレンジするのが、後から振り返ると最良ということ、多いはず。
この本から学んだ考え方を大事にしたい。
人生初の献本という思い出をくださった、プロモーターの方、そして素敵な読書体験をさせてくださった著者さんに感謝いたします。
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死ぬ時にお金は持っていけません。では,生きる上でお金を稼ぐこと以上にすべきこととは何でしょうか?有限の人生において最適な生き方とは何かを,作者が熱く語ります。最期に最高の人生だったと言える生き方ができたら素敵ですね。
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わかりやすい。若いうちにしかできないことをやる、いつかやろうと思っていることを今やるというのはよく言われていることだけれど、実際年齢を重ねてからでは記憶力も視力も衰えて読書すら思うようにできなくなってくる。老後の趣味としては手芸なども良さそうだけどやっぱり老眼ではキツい。旅行だって夫の両親はしんどいからとどこへも出掛けないまま亡くなったり介護施設に入ってしまったりした。しかも財産分与の額がそこそこ大きかったということはそれだけ使わなかったということだ(亡くなった義父は多趣味に見えていたのに)
漠然とした不安のために使わないお金を貯めることをやめるのはなかなか勇気がいるけれど、とりあえず今何がやりたいかを考えることから始めたい。
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いかに良く生きるか。
良い経験がもたらす記憶の配当は、若く情熱が溢れた時期にすべきだが大抵は金が足りない
この時期には借金をしてでもすべき経験や取るべきリスクがあるし、親が子供に相続させるのは死んでからではなく子どもが30〜40くらいがベスト
死んでから寄付するのではなく死ぬ前に寄付する
「金、時間、健康」と自分が人生の今何章目なのかというバランスを考える
お金の価値そのものを求める資本主義と、その価値を個人である自分にとって最適化することは全く別である
このことは、資本主義や自由主義の限界が叫ばれてる中、そして個人がクローズアップされる現代において、最適解のような気がする
社会の幸福から個人がトリクルダウン的に利益を得るのではなく、個人の幸福を最大化した結果として発展していく社会。
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【1冊フォトリーディング】【マインドマップ】
DIE WITH ZERO/ ビル・パーキンス
お金の貯め方ではなく、使い切り方の内容です。
ゼロにして死のうって内容です。
目的としては、人生を豊かにするお金の使い方とそのマインドを知りたい目的で手に取りました。
文面抜粋
・この本は、「アリ型」の人に、もっと「キリギリス型」の生き方をすることをすすめる
・資産をテレビゲームのように、果てしなく高スコアを出すことを目指してないか?
・最大化するのは、「富」ではなくい、「人生」である
・行動を取らないリスク(機会損失)を常に考えよう。
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お金をゼロにして死ぬ。
一言で言ってしまえば「あの世にお金は持っていけない」です。
人生を豊かにするのはお金ではなく経験です。
お金を「残す」のではなく何に「使う」かを考える為の一冊です。
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人生の目的は思い出を作ること、そのために体験を後回しにして蓄財し、結果的に金はあるが思い出がないという寂しい人生を回避するにはどうすれば良いか、というテーマで描かれた本作。
人は将来や老後の不安から、目先の経験を軽視して蓄財に励むが、多くの人は蓄財で満足することは少なく、また十分貯まったとしても、貯まった頃には肉体的に経験を得るのが難しくなってしまう。
また子供のためにお金を残したいからという理由もよくあるのが、そうであれば子供達のために生前贈与をすべき。子供たちに自分が死ぬまでお金を渡さないというのは理不尽である。
過度な心配は捨て、時には大胆に散財する(もしくは大胆な決断をする)ことで、人生に最も大切な思い出作りをすることができる。
本当にそれほど働く必要があるのか
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漠然と、将来どうしますかねぇ、、とか思ってるので読んでみた。
人生で一番大切なものは思い出だ、という著者の勧める「ゼロで死ぬ」こと、とその方法が書いてある。
アリとキリギリスの、キリギリスみたいに飢え死にしそうになるのも困るけど、かと言ってアリはいつ楽しい時を過ごすのか?
「つまり、キリギリスはもう少し節約するべきだし、アリはもう少し今を楽しむべきなのだ。この本の目的は、アリとキリギリスの生き方の中間にある最適なバランスを見つけることだ。」
という本。そもそもキリギリスは節約しなかったんじゃなくて、働かなかったんだけど、、、まぁとにかくそういう本。
基本的には
「大体の寿命を見定めて、死ぬまでにお金がいくら必要か計算して、それ以外の金は使おう」とのこと。
あとは、お金と時間の使い方が目次の通り進んできます。
ルール1-「今しかできないこと」に投資する。
ルール2-一刻も早く経験に金を使う
ルール3-ゼロで死ぬ
ルール4-人生最後の日を意識する
ルール5-子供には死ぬ「前」に与える
ルール6-年齢に合わせて「金、健康、時間」を最適化する
ルール7-やりたいことの「賞味期限」を意識する
ルール8-45〜60歳に資産を取り崩し始める
ルール9-大胆にリスクを取る
タイムバケットの作り方が詳しく書いてあってよかった。ただの「死ぬ前にしたいことリスト」を作るより具体的。
保険とか利率とかはアメリカの基準で書いてあるので、そのまま日本に当てはまるかは検討する必要あり。
厚さのわりにサクッと読めるので、賢いキリギリスに憧れる人は読んでみてもよいかも。
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【余剰労働】
考え方としてはすばらしいです。
ほとんどの人が資産を使いきれずに死んで逝っている状況です。
使いきれないほど稼ぐために貴重な時間を費やしているのです。
例えば1000万円を残して死んだとします。その1000万円を貯蓄するために5年の歳月がかかったとすれば、その5年間の時間は他の有意義なことに使用できたことになります。
命日がわからない限り、厳密に資産をゼロにして死ぬことは不可能です。
ただ、ある程度予測することは可能です。
この本は著者がアメリカ人のためアメリカの例となっていますが、日本の場合、年金制度が充実しているため、ほぼ資産ゼロで死ぬことは可能です。
最後は年金だけで生活できる状態にすればいいのです。
一般的には年金(平均22万円/月)だけでは生活できず、月5万円ぐらい不足分を追加しています。
現在の年金に+60万円/年あればいいことになりますが、これでは60万円x生きながらえる年数のお金が必要となります。
いつまで生きるかわからないのに毎年60万円を用意する必要があるのです。
ただ、この60万円を年金そのもので補えれば問題は解決します。
日本には年金の繰り下げ制度があります。年金受給開始を1ヶ月遅らせるごとに支給額が0.7%ずつ増えます。70歳までで5年繰り下げると42%割り増しとなります。さらに2022年からは75歳まで繰り下げが可能となります。その場合、84%の割り増しとなります。
月の生活費=22万円/月(平均年金)+5万円(不足分)=27万円/月
とすると27万円x12ヶ月=324万円を年金だけでまかなえば、生活できる計算です。
22万円/月x12ヶ月 = 264万円(平均年金額)
324万円/264万円 = 1.22倍
22%/0.7=31.4ヶ月 2年と8ヶ月年金受給時期を遅らせるだけでまかなえます。
さらに逆残していきますと、
年間324万円/1.84(10年間繰り下げると0.7%x120ヶ月=84%)=176万円
支給される年金が176万円に到達して、75歳までは自己資産で生活し資産をゼロにすれば、75歳からは324万円の年金が入り、年金だけで生活できるのです。
そして、資産ゼロでいつでも死ぬことができます。
(なお、すべての計算は税金を考慮していません。)
年金176万円であれば、サラリーマンで奥さんは専業主婦という家族構成で50歳まで普通に働けば到達するのではないでしょうか。