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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/02/25
- 出版社: 金融財政事情研究会
- サイズ:21cm/332p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-322-13593-0
紙の本
巨大銀行の破綻処理 ベイルアウトの終わり、ベイルインの始まり
著者 小立 敬 (著)
G20の枠組みのもと、金融機関が大きすぎてつぶせないという問題を終焉させるために進められてきた、金融機関の秩序ある破綻処理の枠組みを、ベイルインに焦点を当てて整理する。【...
巨大銀行の破綻処理 ベイルアウトの終わり、ベイルインの始まり
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商品説明
G20の枠組みのもと、金融機関が大きすぎてつぶせないという問題を終焉させるために進められてきた、金融機関の秩序ある破綻処理の枠組みを、ベイルインに焦点を当てて整理する。【「TRC MARC」の商品解説】
本邦におけるベイルイン研究の第一人者が金融危機後に様変わりした巨大金融機関の 破綻処理の姿を徹底解明。はたして歴史は 繰り返すのか、それとも……
◆グローバル金融危機を受けた国際的な規制改革においては、公的資金による破綻金 融機関の救済(ベイルアウト)を避けるため、金融機関の株主や債権者の負担のもとで破綻処理を実現するための枠組み(ベイルイン)が整備されてきた。
◆本邦におけるベイルイン研究の第一人者が、「大きすぎてつぶせない」(Too Big to Fail)問題の解決に向けた、日米英欧における制度改革の経緯、その具体的な姿、個別金融機関の破綻処理戦略、各国の差異がどこにあるかを徹底解明。
◆初めてベイルインが適用されたスペインのバンコ・ポプラールの事例から、新しい破綻処理の実行上のネックを分析。金融機関に損失吸収・資本転換できる債務を事前準備させる規制(TLAC)を含めベイルインが日本で機能するための課題を指摘。【商品解説】
世界金融危機を受けて、巨大銀行の破綻処理の枠組みは大きく変わった。先進国の国際合意によれば、政府による救済(ベイルイン)はもう許されない。国際合意を受けて各国政府はどのような制度を準備し、具体的な破綻処理戦略を描いているのか、金融機関の株主・預金者以外の債権者はどのように損失を負担させられるのか、日本の金融破綻処理戦略はどのような点において諸外国と異なるのか。日欧英米の金融破綻処理制度・戦略を包括的に描いたわが国では初めての書。金融機関が発行する債券・株式を対象とする投資家必読!【本の内容】
目次
- 序章 金融危機後の秩序ある破綻処理制度の整備
- 第1節 グローバル金融危機とTBTF/第2節 秩序ある破綻処理の枠組みの整備/第3節 ベイルインとTLAC
- 第1章 秩序ある破綻処理の枠組みに関する国際基準
- 第1節 FSBの主要な特性の概要/第2節 破綻処理計画、破綻処理戦略/第3節 G-SIBsを対象とするTLAC/第4節 小括
- 第2章 米国における秩序ある破綻処理の枠組み
- 第1節 ドッド=フランク法のOLA/第2節 破綻処理戦略(SPE)の検討/第3節 破綻処理計画の策定/第4節 ゴーンコンサーン・ベースの損失吸収力/第5節 小括/補論 チャプター14の創設に係る検討
- 第3章 EUの秩序ある破綻処理の枠組み
- 第1節 域内共通の破綻処理の枠組み(BRRD)/第2節 破綻処理計画の策定プロセス/第3節 ゴーンコンサーン・ベースの損失吸収力/第4節 小括
- 第4章 英国の秩序ある破綻処理の枠組み
- 第1節 英国の破綻処理の枠組み/第2節 BOEの破綻処理アプローチ/第3節 英国におけるMRELの適用/第4節 小括
著者紹介
小立 敬
- 略歴
- 〈小立敬〉慶應義塾大学経済学部卒業。日本銀行、金融庁を経て、野村資本市場研究所研究部主任研究員。
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