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紙の本
現代民主主義思想と歴史 (講談社選書メチエ)
著者 権左武志 (著)
なぜ民主主義は繰り返し独裁を生み出してしまうのか。フランス革命から2つの大戦、冷戦を経て、自国第一主義が吹き荒れる現在まで、民主主義とその双子ともいうべきナショナリズム2...
現代民主主義思想と歴史 (講談社選書メチエ)
現代民主主義 思想と歴史
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商品説明
なぜ民主主義は繰り返し独裁を生み出してしまうのか。フランス革命から2つの大戦、冷戦を経て、自国第一主義が吹き荒れる現在まで、民主主義とその双子ともいうべきナショナリズム230年の激動を骨太に描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】
日本では民主主義(デモクラシー)の使徒とみなされるルソーが、欧米では全体主義の思想家とみなされるのはなぜか。なぜ、民主主義はナポレオンやヒトラーのような独裁を生み出してしまうのか。民主主義は何に敗北してきたのか。そもそも民主主義とはいったい何なのか――。
本書は、民主主義、そして民主主義の双子ともいうべきナショナリズムをめぐる思想がどのように生まれ、変容してきたのか、原点であるフランス革命の基盤となったルソー、シィエスの思想にさかのぼり、トクヴィルやJ・S・ミルによる自由主義者からの民主主義への反論、世界大戦期ドイツのヴェーバーとカール・シュミットの思想、さらに全体主義批判を踏まえた冷戦期のアレント、ハーバーマスを経て冷戦終結後の現在に至るまで、思想家たちが生きた時代的背景とともに、一気呵成に描き出す。
民主主義とはなにか、この根源的な問いの答えは、幾多の血を流しながら民主主義が歩んできた歴史のうちにこそ見いだされる。著者渾身の民主主義思想史!!
【本書の内容】
はじめに
序章 民主主義のパラドクス
第1章 近代民主主義とナショナリズムの誕生
第1節 フランス革命とルソー、シィエスの思想
第2節 ドイツ・ナショナリズムとフィヒテの思想
第2章 自由主義者の民主主義批判とナショナリズムの発展
第1節 民主主義革命とトクヴィル、ミルの思想
第2節 ナショナリズムの統一運動と民族自決権の思想
第3章 民主主義観の転換とナショナリズムの暴走
第1節 第二帝政期ドイツとヴェーバーの思想
第2節 ワイマール期ドイツとカール・シュミットの思想
第3節 民族自決権の適用とその帰結
第4章 民主主義の再検討とナショナリズムの封じ込め
第1節 全体主義批判と民主主義論の再構築
第2節 民族自決権の受容と回帰
結び 冷戦終結後の民主主義とナショナリズム
あとがき
【商品解説】
著者紹介
権左武志
- 略歴
- 〈権左武志〉1959年京都府生まれ。北海道大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。同大学院法学研究科教授。法学博士。著書に「ヘーゲルとその時代」など。
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