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商品説明
さまざまな悩みをかかえ苦しむ人々の声に耳を傾ける電話相談員として、人々の心に寄り添っていきたいと考える人のための入門書として、1999年に刊行された『電話相談の実際』を、刊行から20数年を経て初めて全面改訂いたしました。
1970年代から広がり出した電話相談。話し相手がいなくて寂しい、悩みごとの相談相手が身近にいない、相談先がわからない、といった人のための受け皿として機能し始めていました。そんな中、相談の受け手の役割を担いたいと、名乗り出る人が増え、さまざまな研修もおこなわれるようになりました。
そんな人たちの期待と要望に応える形で誕生した『電話相談の実際』ですが、初版の1999年から20年を経た今、電話相談を取り巻く状況は大きく様変わりしました。
電話相談員の方が自宅や公衆電話からの電話を受けていた時代からようやく携帯電話の普及が顕著になった1999年の発刊当時からすれば、その後のスマホの拡がりは、電話相談自体のありかたを大きく変えるできごとでした。また誰もが気軽にインターネットを利用できるようになり、声ではなく文字によるコミュニケーションツールやアプリが一般的に活用されており、相談機関への新たなアクセス方法として登場しています。
ただ相談する方法や手段は多様化しても、心の内を誰かに知ってもらいたい、と思っている人は、以前にも増して増えているように感じられます。度重なる大規模震災や水害、さらに2020年初頭より社会を取り巻く感染症渦により、ソーシャルディスタンスをしいられることで、孤独感を感じる人も多いのではないでしょうか。
今回の改訂では、様変わりした携帯電話やインターネット、メールといったツールや多様な相談内容にも触れながら、電話相談員として、相談者の心の声をしっかりと受け止めるためにどうすればよいか、という「今」知っておきたいことを全10章で改めてご提供しています。【商品解説】
目次
- 第1章 電話相談の意義と実際
- 1.電話相談のこれまでとこれから/2.電話相談の役割/3.今日的な電話相談の難しさ/4.電話相談に何を期待するのか/5.電話相談はカウンセリングをすることなのか
- 第2章 自己理解と他者理解の仕方
- 1.はじめに/2.自己をどのようにして知るか/3.相談員にとって必要な自己理解とは何か
- 第3章 コミュニティケアとしての電話相談
- 1.はじめに/2.ピアサポートとしての電話相談/3.声から文字へ/4.精神障がい者と電話相談/5.災害と電話相談
- 第4章 増える難しい電話相談
- 1.子どもたちの相談/2.自律性と二者関係が育まれていない子どもたち・/3.病気のせいにしたがる親たち/4.虐待をしつけであると思っている親/5.増える隣人とのトラブル
- 第5章 頻回通話者
- 1.はじめに/2.頻回通話者を作りやすい電話相談/3.頻回通話者の心理/4.頻回通話者への対応/
著者紹介
高塚雄介
- 略歴
- 中央大学文学部哲学科教育学専攻卒業。臨床心理士。中央大学学生相談室、早稲田大学総合教育相談センター心理専門相談員、常磐大学教授、明星大学教授・大学院人文学研究科長等を経て、現在明星大学名誉教授。一般社団法人メンタルヘルス・ビューロー理事長、公益財団法人日本精神衛生会理事、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会評議員、元日本精神衛生学会理事長
【主な著書など】
『学校メンタルヘルス実践事典』(日本図書センター・編著)、『電話相談活用のすすめ こころの危機と向き合う』(遠見書房・編著)、『人間関係と心の健康』(金剛出版・編著)、『ひきこもる心理とじこもる理由』(学陽書房) 他
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