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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2020/12/28
- 出版社: 三元社
- サイズ:19cm/266,46p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-88303-519-9
- 国内送料無料
紙の本
近代日本文学史記述のハイブリッドな一起源 カール・フローレンツ『日本文学史』における日独の学術文化接触
著者 馬場 大介 (著)
日本のドイツ文学とドイツの日本学の開祖は、いかにしてドイツ語の日本文学史を書き上げたのか。カール・フローレンツ「日本文学史」に基づき、日本人協力者を通じ日独の学術的要素が...
近代日本文学史記述のハイブリッドな一起源 カール・フローレンツ『日本文学史』における日独の学術文化接触
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商品説明
日本のドイツ文学とドイツの日本学の開祖は、いかにしてドイツ語の日本文学史を書き上げたのか。カール・フローレンツ「日本文学史」に基づき、日本人協力者を通じ日独の学術的要素が混淆し変形していく知的なあり様を論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
日本のゲルマニスティクから投じられる一石が、明治時代の日独交流のリアルな様相を精緻に描き出す。日本のドイツ文学とドイツの日本学の開祖は、いかにしてドイツ語の日本文学史を書き上げたのか。その記述に基づき、日本人の研究協力を通じて、日独の学術的要素が混ざり合い変形していく知的なあり様を具体的に論じる。本書の波紋は、現代の日本文学研究の起源へと及ぶ。【商品解説】
目次
- 序論
- 補記
- 第一章 カール・フローレンツの周辺
- 第一節 日本とドイツにおける足跡
- 第二節 日本人の協力による日本文学研究
- 第三節 明治時代の日本文学史記述
- 第二章 『日本文学史』の記述
- 第一節 整合性を欠いた論点
- 第二節 アナロギーの視点
- 第三節 文明的進歩から文化的推移へ
著者紹介
馬場 大介
- 略歴
- 1985年生まれ。
立教大学文学部文学科ドイツ文学専修卒業。同大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士課程修了。博士(文学)。
専門は、ドイツ語・ドイツ文学研究史、日独交流史。
現在、東京都立大学非常勤講師、立教大学兼任講師。
本書に関連する主要なドイツ語の論文として、以下が挙げられる。
Analogisches Denken zur Hybridität. Karl Florenz’ Geschichte der japanischen Litteratur im Austausch der deutschen und der japanischen Literaturforschung.(日本独文学会機関誌Neue Beiträge zur Germanistik Nr. 161所収)
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