東京のトリセツ １ （地図で読み解く初耳秘話）

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昭文社が出している、地図・地形を中心にした対象都道府県のトリビア的豆知識集の東京篇。なかなか面白かった。若干、文中に触れているこの部分こそもっと詳しい地図や図解あるいは(残っていれば)写真が見たいのに…と思う箇所がありますが。一つ一つのテーマについて見開き2ページ程度の解説なので、いくつかのテーマはもっと詳しく知りたくなりますね。

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東京の知らない歴史おもしろかった。
歴史の授業ではうけなかった東京に特化した歴史がおもしろかった。
水道や下水道などの公共設備の整備は近代に一気に発達したかと思ってたけど江戸時代や明治から発達してきたものがいまの形になっているものもあると知ってすごいなと思った。
その他都営地下鉄ができる経緯やそれに百貨店が関わっていたことも驚きで、現在もその関わりが形として残っているから感動した。

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そうか、これはガイドブックであったか～地形地理・鉄道交通・歴史・文化～Ｐａｒｔ１の地学的部分が読みにくいのは、他の部分と時間のスケールが違いすぎるからだと理解した（間違っているかも知れないが）。十年、数十年、数百年なら想像力が働くけど、百万年となると無理

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東京に関する豆知識集約。地学・歴史・交通・文化

【感想】
　東京に関する知識を複数の観点から語っていく本。大きなストーリーやコンセプトは無く、各分野からのtipsを紹介していく。元々東京にそんなに詳しくないので、読みながら、各領域のtipsを頭に残すのが難しかった。東京の地名や建造物などをある程度知っていないと、それぞれのtipsを読んでいてもピンとこない。歴史パートは個人名が頻出するが、これも歴史をある程度知っていないと、つまるところそのtipsの何が面白いのかが把握しがたく思えた。想定やデザインは非常に丁寧で優しいが、全体をつらなくメッセージが無いため、東京初学者にとっては面白がるのは結構難しいと思う。東京の地理や街、東京にまつわる人物にそこそこ詳しい人が対象読者であろうか。

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地図から分かることはたくさんある。地図を発行している昭文社の東京本だ。







なさそうであるのが標高差がある。ブラタモリでも話題になった渋谷を始めとして、江東区の海抜０ｍ 地帯もある。さらに東京にも山はある。東京都の最高峰は雲取山で2017ｍだ。武蔵御嶽神社のある三岳山の標高は929ｍだ。




高低差といえば、高尾山だ。奈良時代に開山したと言われる高尾薬王院があり、標高約600ｍと手頃でアクセスも良いので人気がある。



そんな高尾山には高雄登山鉄道がある。1927年1月に紆余曲折を経て運行を開始した。海抜201ｍの清滝駅から海抜472ｍの高尾山駅を数分で結ぶ便利な交通手段だ。




東京は坂が多い。900以上の坂に名前がついている。東京23区にある名前を持つ坂の数で一番多いのは港区は130、次に文京区で127だ。タモリのような坂道好きにはパラダイスのような場所だろうなあ。






昭島市に何とクジラがいた。と言っても約200万年前のクジラの骨だ。1961年に河川敷を散歩していた小学校教諭の親子によって発見された。その後の専門家の調査でクジラの骨だとわかった。300万年前から200万年前は、関東平野のある付近は海があり大きな湾のような形だった。




渋沢栄一と言えば、今年の大河ドラマの顔だ。その渋沢が関わったのが東急電鉄の前身となる田園都市株式会社だ。欧米に見られるような理想の住宅地の開発を目的に始まった。



田園調布は、今では想像できないがもともと中流階級の労働者をターゲットにした町だった。しかし、洗練されたり町並みが人気になり高級住宅地になった。



地図から東京のいろいろな姿が見えてきて興味深い。

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ふむふむ、なるほどなるほど。地質から歴史、文化・産業まで初耳もいっぱい。ただ、悲しいことに問題は、ふむふむと読んだ後、すぐに忘れてしまうこと。

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P82 関東大震災(1923年)から東京大空襲(1945年)の間隔の短さ。
P86 戦前からあった都市高速道路。調べたら、具体性に乏しいのでスルー。
P91 レインボーブリッジの照明は石井幹子さんだったかと。
P104 >屋根を平らに削り取って
尾根？
P128 「斬奸状」悪い意味で、古くなっていないという悲しさ。
P132 凌雲閣 11階以上は木造でしたけど。
P140 A、B、C級戦犯の説明が比較的丁寧でした。
P150 吉原遊郭が戦後まであったとは。
P160 日比谷公園 公園という概念があったのかすら疑わしい時代に、この出店規制は先進的かと。
P162 第一国立銀行 いくら地図メインとはいえ、説明が雑。
雑だけど、補足みたいなのを…
アメリカの州法銀行は発券できたのを手本にしたのが国立銀行。で、発券できた。
でも、すぐに嚆矢ではないけど、イングランド銀行あたりを手本に舵を切ったのが日本銀行で、発券業務を集約。国立銀行の発券業務を停止。

1836 第二合衆国銀行 失効(米国)
1864 連邦法銀行 州法銀行に代替して発券業務(米国)
1872 国立銀行条例
1882 日本銀行条例
1913 連邦準備制度(米国)

P168 東京タワー 死亡者はスルー

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東京の歴史について記載してある

関東の江戸時代以前の歴史は
教科書に載っていないので面白かった

玉川上水の高低差が少ない話は興味深い