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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/03/31
- 出版社: 作品社
- サイズ:20cm/139p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-86182-844-7
紙の本
内田百間文学賞受賞作品集 岡山県 第15回
著者 江口 ちかる (著),松本 利江 (著),馬場 友紀 (著)
【内田百間文学賞(第15回)】第15回岡山県内田百間文学賞の最優秀賞「たまゆら湾」、優秀賞「岡山駅から」「糸」の計3編を、小川洋子、平松洋子、松浦寿輝の選評とともに収録。...
内田百間文学賞受賞作品集 岡山県 第15回
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商品説明
【内田百間文学賞(第15回)】第15回岡山県内田百間文学賞の最優秀賞「たまゆら湾」、優秀賞「岡山駅から」「糸」の計3編を、小川洋子、平松洋子、松浦寿輝の選評とともに収録。【「TRC MARC」の商品解説】
《最優秀賞》受賞作
「たまゆら湾」江口ちかる
シニア向け文学賞を受賞した小説『たまゆら湾』には、少年、明が古本屋の女性店主、美耶子に寄せた恋心が描かれていた。そんな中、その店主は母がモデルではないかという手紙が届く。
《優秀賞》受賞作
「岡山駅から」松本利江/「糸」馬場友紀
選評:小川洋子・平松洋子・松浦寿輝
小川洋子氏評
最優秀賞に選ばれた『たまゆら湾』は、二つの重なり合う小説を無理なく一つの作品におさめていた。Kの書いた小説と、それにまつわる小説部分の文体が見事に書き分けられ、平凡な優しい父親Kの心に潜む、明の姿が生き生きと浮かび上がって見えてくる。
平松洋子氏評
さまざまな創意工夫は、作者にとっての「書く楽しみ」と読者の「読む楽しみ」を共有する挑戦でもあり、気を逸らさせない。…応募作品中、「読ませる面白さ」が頭ひとつ抜きん出ていた。
松浦寿輝氏評
『たまゆら湾』は淡い恋情の物語に、「玉響」という美しい雅語…のイメージを絡めるという発想が、きわめて秀逸だった。枠構造に基づく筋立ても洒落ており、「ほんの一瞬」の記憶のはかなさが、長い人生の歳月を逆照射するあたりに、小説的魅惑がみなぎっている。【商品解説】
収録作品一覧
たまゆら湾 | 江口ちかる 著 | 5−49 |
---|---|---|
岡山駅から | 松本利江 著 | 51−90 |
糸 | 馬場友紀 著 | 91−132 |
著者紹介
江口 ちかる
- 略歴
- 〈江口ちかる〉昭和36年兵庫県生まれ。京都府立大学女子短期大学部国語科卒業。会社員。
〈松本利江〉昭和39年大阪府生まれ。甲南大学経済学部卒業。会計事務所職員。
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