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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/04/09
- 出版社: 新泉社
- サイズ:21cm/263p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7877-2104-4
読割 50
紙の本
学びの本質を解きほぐす
著者 池田 賢市 (著)
「学力向上のため」というお題目の前では、「下着の色を指定する」ようなおかしな校則にも声を上げられず、自ら進んで従順に隷従していく。子どもや保護者を追い詰める「学校教育」の...
学びの本質を解きほぐす
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商品説明
「学力向上のため」というお題目の前では、「下着の色を指定する」ようなおかしな校則にも声を上げられず、自ら進んで従順に隷従していく。子どもや保護者を追い詰める「学校教育」の呪いの正体を探る。【「TRC MARC」の商品解説】
校則で「下着の色」は指定できるのだろうか? グローバル化が進む現在、地毛証明書はとんでもなく時代遅れではないのか? いま、学校で行われているこうした事柄は、学校の外で行ったら人権侵害で、時には犯罪として訴えられてもおかしくないことである。ところが、学校という閉鎖された空間のなかでは、すべてが「学力向上のため」というお題目を立てられ、生徒も保護者もこうしたおかしな校則にも声を上げられない。そればかりか、逆に自ら進んで従順に、隷従していくのである。
学校における「評価」で卒業後の生活の多くが決まってしまう現代社会では、みな、なるべく高い値段をつけてもらえるように頑張り、上手くいかなければ非難され、そして傷つき、疲弊していく。
すべてが自己責任であるという間違った道徳的価値を押し付けられているために、その抑圧的な構造を自らが支えてしまっていることに気づかせてもらえない。
もし、そのおかしな構造に気づいてしまったら、その子は「問題のある子」として扱われる。
それが今の日本の「学びの場」で起きていることである。
著者は、この本で一貫して、「学ぶことの権利」について主張している。本来、学ぶということは、誰かにいい評価をつけてもらうためではない。もっと自由で楽しいものであるはずだ。いい「評価」をもらわなければ!と子どもたちを追い詰める「学校教育」の呪いの正体を探る。【商品解説】
目次
- はじめに
- 序 章
- 第1章「不登校」
- 1 義務教育制度の意義
- (1)増加傾向にある「不登校」
- (2)義務教育制度の原則
- (3)労働法制との関連
- (4)国家的観点からの教育
- 2 教育の中立性
- (1)教育内容への関心
著者紹介
池田 賢市
- 略歴
- 〈池田賢市〉1962年東京都生まれ。博士(教育学)。中央大学教授。著書に「フランスの移民と学校教育」など。
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