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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2021/04/01
- 出版社: 起心書房
- サイズ:22cm/558p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-907022-20-4
- 国内送料無料
紙の本
チベット建国説話と観自在信仰 『マニ・カンブン』「偉大なる歴史章」を中心に
著者 槇殿 伴子 (著)
チベット人のアイデンティティそのものとなっている観自在信仰。その信仰の原点となるチベット由来の仏典「マニ・カンブン」に説かれた、密教教義と浄土経典としての特色を明らかにす...
チベット建国説話と観自在信仰 『マニ・カンブン』「偉大なる歴史章」を中心に
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商品説明
チベット人のアイデンティティそのものとなっている観自在信仰。その信仰の原点となるチベット由来の仏典「マニ・カンブン」に説かれた、密教教義と浄土経典としての特色を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
チベットの観自在(観音)信仰の「原点」となる埋蔵経(テルマ)『マニ・カンブン』。本書は、その「六字真言」念誦による浄土往生、マハームドラー・ゾクチェン・大中観に基づく密教的成仏を解明し、「建国と救済の物語」である「偉大なる歴史章」の和訳とテキストを付した、わが国で初めての本格的研究書である。【商品解説】
目次
- 第1部 論文
- 埋蔵経典『マニ・カンブン』の伝承と諸版
- 『マニ・カンブン』「偉大なる歴史章」に描かれた観自在菩薩への帰依
- 『マニ・カンブン』における観自在菩薩の顕密二十一経典−五無間業と観自在菩薩の大悲−
- 『マニ・カンブン』における自心仏と如来蔵
- 「蓮は泥にまみれず」の譬喩と如来蔵−自空から他空への展開−
- 『マニ・カンブン』における「ヴェッサンタラジャータカ」
- 第2部 『マニ・カンブン』「偉大なる歴史章」−和訳とテキスト−
- 和訳
- テキスト
著者紹介
槇殿 伴子
- 略歴
- 京都市に生まれる。ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)修士課程修了(南アジア地域研究専攻)。ドイツ連邦共和国ハンブルク大学アジア・アフリカ研究所インド・チベット歴史文化学科チベット学専修博士課程終了。Dr. Phil 取得。現在、身延山大学国際日蓮学研究所研究員。著書にdGe-rtse Mahāpaṇḍita’s Great Middle Way of Otehr-Emptiness(山喜房佛書林、2016年)、論文多数。パーリ学仏教文化学会賞受賞(2019年度)。
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