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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/04/27
- 出版社: 世界思想社
- サイズ:21cm/268p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7907-1753-9
読割 50
紙の本
子どもたちがつくる町 大阪・西成の子育て支援
著者 村上 靖彦 (著)
「日雇い労働者の町」と呼ばれる大阪・西成。生活保護受給率は23%にのぼる。この町で型破りな子育て支援活動をする5人にインタビューし、自発的で変化に富んだセーフティーネット...
子どもたちがつくる町 大阪・西成の子育て支援
子どもたちがつくる町――大阪・西成の子育て支援
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商品説明
「日雇い労働者の町」と呼ばれる大阪・西成。生活保護受給率は23%にのぼる。この町で型破りな子育て支援活動をする5人にインタビューし、自発的で変化に富んだセーフティーネットを紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
子どもの未来を考える、すべての人へ
「日雇い労働者の町」と呼ばれる大阪・西成(にしなり)。
生活保護受給率は、23%にのぼります(2019年)。
西成の労働者やホームレスの人たちについては、これまでもたくさん注目されてきました。
でも、この本が描くのは、西成の子どもたちと、かれらを支える大人たちです。
このしんどい町の、ゆたかな支援の秘訣とは?
個性的な支援者5人へのインタビューが描く、誰も取り残さない支援の地図!
●50年以上、西成の子どもたちと居場所をつくってきた「こどもの里」の荘保(しょうほ)さん
●ホームレスの人たちも含めて、町のみんなをつなぐ「わかくさ保育園」の西野さん
●単なる食堂ではない、居場所としての「にしなり☆こども食堂」を生んだ川辺さん
●「じゃりン子チエ」の時代に西成で育ち、本人たちに寄り添いつづけるスッチさん
●若くして妊娠・出産したお母さんなどを訪問し、隠れたSOSをキャッチする助産師ひろえさん
日本の子どもの7人に1人が貧困といわれ、「子どもの貧困」が深刻化する時代。
・実父からの性被害から逃れるために、家出をくりかえしていた少女。
・幼いころに両親がいなくなり、熱いうどんを冷ますために息を吹きかけることすら知らなかった少年。
・倒れている人を無視する大人に向かって、「このおばさん死んだらあんたらのせいやで!」と怒鳴りつける少女。
【本文より】
そのときに出会った、その子どもたち、私には想像できない〔状況〕でした、私とは全然違う世界の子どもたち。子どもは言葉は荒い、たしかに、手は出る、しょっちゅうけんかする、「くそばばあ」とか、「ばばあ」とかすごく言われる。だけどすっごいきれいな目してたんですね。もう、その目のことは、私は、すごい気になりましたんです。『なんでこんなすごいきれいな目してるの?』って。
▶子ども支援に携わる方
▶将来、携わりたいと思っている方
▶福祉行政に携わる方
▶学校の先生方
▶子どもへの向き合い方に悩んでいる方
▶貧困問題に取り組んでいる方
▶コミュニティ創成に関心のある方
▶地域医療に携わる方
――子どもの未来を考える、すべての方へ
しんどさのなかを必死に生きる子どもたちのまえで、大人の理屈やマニュアルは通用しません。「すばらしいと思うけど、そんなことはうちの地域ではできない」と思う人にこそ読んでほしい、子ども支援のヒントが詰まった共同体論。【商品解説】
目次
- はじめに――西成の子どもたち
- 序 章
- 生活困難地域での子ども支援
- 1 西成の多職種連携
- 2 本書の舞台
- 3 西成北部の子育て支援
- (用語解説)
- 第1章
著者紹介
村上 靖彦
- 略歴
- 〈村上靖彦〉パリ第7大学で博士号取得。大阪大学人間科学研究科教授・感染症総合教育研究拠点兼任教員。日本学術振興会賞受賞。著書に「在宅無限大」など。
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支援の考え方を学ぶ
2021/09/24 22:12
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コーギー - この投稿者のレビュー一覧を見る
困っている子どもと保護者ののいちばん近くで何十年と支援をしている方々から、支援の考え方を学べる一冊です。経験に裏打ちされた言葉は重いなと感じました。