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紙の本
元禄お犬姫 (中公文庫)
著者 諸田 玲子 (著)
「生類憐みの令」のもと、野犬も「お犬様」と呼ばれた時代。猛犬でもたちどころに手なずけてしまう、ひとりの娘がいた−。犬と人間が巻き起こす、怪事件、大騒動…。人呼んで「お犬姫...
元禄お犬姫 (中公文庫)
元禄お犬姫
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商品説明
「生類憐みの令」のもと、野犬も「お犬様」と呼ばれた時代。猛犬でもたちどころに手なずけてしまう、ひとりの娘がいた−。犬と人間が巻き起こす、怪事件、大騒動…。人呼んで「お犬姫」が、江戸の町を駆け抜ける!【「TRC MARC」の商品解説】
徳川綱吉が発した「生類憐れみの令」のもと、野犬も「お犬様」と呼ばれた時代。中野で犬小屋支配を勤める森橋家の娘・知世は、祖父、母、弟とともに小石川の剣術稽古場・堀内家の離れに移り住む。彼女は、二十一歳の嫁き遅れの身だが、どんな犬でもたちどころに手懐けてしまうことから「お犬姫」と呼ばれている。年の瀬も迫った頃、近所の牛天神を詣でた知世は、足を痛めて身を潜めていた香苗という女性と出会う。そこに現れたのは浪人者・河合真之介。知世は真之介の手を借りて、香苗を助け出すが……。『婦人公論』好評連載、待望の書籍化。【商品解説】
収録作品一覧
お犬姫見参 | 7−17 | |
---|---|---|
盗賊お犬党 | 18−72 | |
赤穂お犬騒動 | 73−132 |
著者紹介
諸田 玲子
- 略歴
- 諸田玲子
一九五四年静岡県生まれ。上智大学文学部英文学科卒。九六年『眩惑』でデビュー。二〇〇三年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、〇七年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞を受賞。著書に『お鳥見女房』『あくじゃれ瓢六』シリーズのほか、『恋ほおずき』『恋ぐるい』『思い出コロッケ』『ともえ』『王朝小遊記』『波止場浪漫』『帰蝶』など多数。
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